第3話 混沌とする世界

それは2042年12月に始まった。


12月2日

中華人民共和国で新疆ウイグル自治区で大規模蜂起が発生、瞬く間に国内全域に広がり人民解放軍が混乱を抑えようと奮戦するもパンデミックの影響が残りなかなか本来の力が出せず、一方の反乱軍も大きな軍事力があるわけではなく中華内戦は泥沼化した。



12月29日

アメリカで全滅したはずのISが自爆テロが起き500人が犠牲となった。

さらに2週間後、ニューヨーク国連本部近くでテロが起き1000人もの犠牲者を生む事になった。

これによってアメリカ国内に混乱が広がった。

これを受け国連では1年以内に今や保安庁と情報省によって世界で一番安全な都市となった東京へ本部を移すことを決定した。


2043年2月

欧州では落ち着いていた移民問題が再び持ち上がっており、移民2世への弾圧が強まり混乱状態に陥った。



そんな中日本の総理、森元俊也は悩みに悩んでいた。

「今この混沌とした世界で我々はどうしたらよいのだろうか。核戦争は回避しなければならないだろう。」

今や平和に過ごしている唯一の先進国となった日本の舵をとるこの男は今後どんな判断を下すのか。



「うん?、これはなんだ。」

そこに書かれていた紙の題名は、、、、、、。





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