第2章日本国の野望(現在編)

第1話 2042年現在の日本国の様子

「総理、現在の日本の様子をお伝えします。」

「ああ、頼む。」

「はい。現在の日本のGDPは今や中国を追い抜き再び世界2位へと返り咲きました。

再来年にはアメリカも上回るでしょう。国防軍の戦力も完全に固まり、軍事ランキングではこれも2位になりました。資源のほうも海底資源が次々と見つかっています。AR計画も今年中に完遂します。人口も1億4000万人に到達しました。」


「そうか。」

「はい。」


これで安心して強気の外交にでれるようになった。


「外交も日台同盟を主軸とした環太平洋協力機構の参加国もかなり増えました。」

参加国が増えたもののオブザーバー参加のアメリカが悩ましい。

「ですが、現在我が国と中華民国以外の各国はパンデミックに陥っておりなかなか世界情勢も厳しいです。」


今や世界でアメリカの次に力を持つ国となった我が国だが、2020年以来のパンデミックによって輸出大国としての力は発揮されていない。ここからどうゆう風に我が国

は立ち回ればいいのだろうか。


「総理、森元総理。」

「ああ、すまん。」

「いえ、いいのです。御父上の俊喜総理から37歳で総理の職を受け継がれたのですからお疲れもあるのでしょう。」

「だが総理大臣がこんなのではダメだろう。」

「まあ、その通りです。」

「そうだろう。」


2040年日本国のトップとなった森元俊也。彼の父は革命者と呼ばれたが

彼も死後こう呼ばれる事となる。



皇国の宰相と。





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