想像を、否定せよ――推理否定型アンチ・ミステリー
◆あらすじ
六月の初旬、高校一年の真名ひいらぎは、普段は帰路に選ばないアーケードにおいて、【探偵助手募集】という求人広告を見つける。
その募集には、【助手】の部分にパソコンで取り消し線が入り、さらに手書きで「可愛い女子高生希望」の文字が……。
真名が不審に思っていると、募集主を名乗る黒ずくめの男、宗像九郎が声を掛けてくる。
彼の「採用希望者かい?」の言葉に、思わず「はい」と頷いてしまった真名は、案内された事務所において、こう告げられるのだった。
「僕は名探偵でね。何と起こった事件の犯人が一目でわかるんだよ」
◆構成
連作短編(三章構成 総文字数:約10万字)
◆本作投稿歴
・ 第二十三回電撃大賞 三次落ち(「第一章 『お終い』への採用試験」部分を短編として応募)
・ 第二回富士見ノベル大賞 二次落ち
・ 2020年冬 星海社FICTIONS新人賞 落選
・第二十七回電撃大賞 一次落ち
2017年に短編として電撃へ投稿したものを、2019年に連作短編化して富士見へ⇒落選。同年、改稿して星海社へ⇒落選
(星海社へ応募した際の講評はこちらhttps://sai-zen-sen.jp/works/extras/sfa028/01/01.html)