概要
Chiral――図形や物体や現象がその鏡像と重ね合わせられない性質。
2019年、東京。大学生の高島 春来(タカシマ ハルキ)は、ひょんなことから殺人事件現場を目撃する。過去に両親の遺体を目にした彼にとって忘れたい光景だったが、同級生で仲のいい宮尾 藤花(ミヤオ トウカ)と岬 千弦(ミサキ チヅル)は、事件の捜査をしようと言い出す。気が済むまで捜査をさせて、危なくなったら引き返せばいいか、と軽く考えていた彼だったが、担当する警察官である米村 奎吾(ヨネムラ ケイゴ)より、その事件は猟奇的連続殺人の一部だったことを知らされる。
そして、この一連の事件は10年前、彼の両親が殺害された事件と大きな関わりのあるものであった。新薬による医療事故、開発企業の倒産、被験者たちの死亡、恨みを抱く遺族たち、そして、その新薬の開発者である鈴石 初穂(スズイシ ハツホ)の狂気…
そして、この一連の事件は10年前、彼の両親が殺害された事件と大きな関わりのあるものであった。新薬による医療事故、開発企業の倒産、被験者たちの死亡、恨みを抱く遺族たち、そして、その新薬の開発者である鈴石 初穂(スズイシ ハツホ)の狂気…
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!猟奇的な事件、繋がる過去……真実はどこにあるのか
ミステリーもので内容を書くのってもはや営業妨害だと思うので控えさせていただきますが、現在の最新話23章まで読んだ感想としては「やっぱりお前か!」でした。
でも読んでいる途中は「絶対お前だろ!」とは感じていません。それはつまり話の中でその人物が怪しいとそれとなく感じさせつつも、明らかにそうだとは言っていない、そういう表現が上手ということです。
(でもまだ途中なのでどんでん返しの可能性は否定できませんが……それはそれでアリです)
サイコサスペンスなので結構、いやかなり猟奇的です。
でも所々にちゃんと医学的根拠が提示されており、事件の共通点として読む側を納得させてくれます。
冒頭は苦手な人に…続きを読む