概要
少年と風変わりな幽霊が過ごす7日間のミステリー
心霊×ミステリー×コメディ、時々シリアス
これは少年と幽霊の7日間の物語。
遅刻常習犯で赤点王の高校生 崎山 真(さきやま まこと)の前に突然現れた一風変わった謎のサムライ。
彼は崎山家に伝わる偉大な先祖に殺されてしまった怨霊で、長年の恨みを晴らすために子孫である真の命を狙っているという。
勝手で気ままな怨霊男にストーカーされるオカルト生活が始まるのだが、二人は桜並木市を騒がす「通り魔事件」に巻き込まれていく。
真相に近づくにつれ、事件は真が抱える悲しい過去と深く関わっていることを知り──。
果たして二人が辿り着く結末とは?
あの世とこの世、過去と現代が交差する!
第一章・第二章は現代ファンタジー要素多め
第三章・第四章は怪異中心
第五章以降はミステリー要素メインの展
これは少年と幽霊の7日間の物語。
遅刻常習犯で赤点王の高校生 崎山 真(さきやま まこと)の前に突然現れた一風変わった謎のサムライ。
彼は崎山家に伝わる偉大な先祖に殺されてしまった怨霊で、長年の恨みを晴らすために子孫である真の命を狙っているという。
勝手で気ままな怨霊男にストーカーされるオカルト生活が始まるのだが、二人は桜並木市を騒がす「通り魔事件」に巻き込まれていく。
真相に近づくにつれ、事件は真が抱える悲しい過去と深く関わっていることを知り──。
果たして二人が辿り着く結末とは?
あの世とこの世、過去と現代が交差する!
第一章・第二章は現代ファンタジー要素多め
第三章・第四章は怪異中心
第五章以降はミステリー要素メインの展
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生き生きとした怨霊の言動が楽しい
先ず『事あるときは幽霊の足をいただく!』というタイトルが印象的。
作者さんのセンスが光っていると思う。
本屋の棚で見かけたら、絶対に手に取ってしまうほど気になる。
作品タイトルから受けるインスピレーションというのはとても大事で、自分が読もうと思ったのもタイトルが「美人さん」だからだ。
内容は日常と非日常の対比の妙と、主人公と主人公に取り憑いた怨霊との掛け合いが最大の見所かなと思いました。
文体は一人称で読みやすく、主人公を取り巻く描写が丁寧に描かれていて気持ちの良いもの。ストレスフリーで読み進められます。
言葉遊びなども所々に配置してあって、クスリとした笑いのスパイスが効いているのも楽し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!私も将来、こんな素敵な怨霊になりたい。
主人公の前に怨霊が現れます。
現れますが、この怨霊、なんだか色々ヘンです。
サムライらしいのに、
現代語でやたら気さくに話しかけてきます。
主人公のご先祖に恨みがあるらしいけれど、
その恨みだって、どうやら単純でわかりやすい負の感情ではなく、
なんだか色々な想いの混ざった複雑な恨みであるご様子。
そんな一癖二癖とある怨霊が出てきて、
さらにコメディと銘打っているのですから、
これはもう笑えるに決まっています。
実際に怨霊さんは本編で大暴れしていて、とても魅力的なキャラクターです。
将来死んだら、こういう素敵な怨霊になりたいと思いました。
そのために今世を一生懸命…続きを読む