概要
真っ直ぐ歩くのは、思ったよりも難しい。
魔法が当たり前の世界で、少女は魔法が使えなかった。
血の繋がらない家族と暮らしながら、思い悩む日々を過ごす。
どうして少女は魔法が使えないのか。
それを解き明かしたのは、翡翠色の蝶だった。
これは、神様が落とした七つの童話と優しい人達の「嘘」の物語。
血の繋がらない家族と暮らしながら、思い悩む日々を過ごす。
どうして少女は魔法が使えないのか。
それを解き明かしたのは、翡翠色の蝶だった。
これは、神様が落とした七つの童話と優しい人達の「嘘」の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!やがて蝶は羽化する。哀しみと愛しみの向こうにある未来へはばたくために
まず、世界観がいい。精霊が宿る石、竜に魔物に神住まう国々。でもそこにラジオやヘッドフォンがあり、蒸気機関車が走っていて、近代や現代もかすかに覗く世界は王道ファンタジーでありながらどこか独特でもあります。ハイファンタジー好きな人は寄ってらっしゃい見てらっしゃい、ですね。
そんな世界を記憶が定かではないカナラが穏やかに、時にシリアスと家族と共に過ごす話かと思いきや、第二話にして予想を裏切られて未知の世界へ。そして知る、世界の形と真実と真意。小さな不満と満足を抱えたどこか幼く頼りない少女が、外の世界と真実を知り、記憶を取り戻してしっかりと抱える姿を見せるのが、切なくも爽やかな気持ちにさせてく…続きを読む