概要
皆を笑顔にするあなたの菓子があれば大丈夫――さぁ新しい風を吹かせませう
文明開化に沸き立つ時代。その波は菓子の世界にも広まっていたが、和菓子職人の父を持つ杏は食べたことがなかった。
使いの途中に出くわした人は五年ぶりに再開した青年だった。礼だと振る舞われた洋菓子は食べたことのない香りと味を広げてくれた。そして、憧れとかけがえのない想いを杏は重ねていく。
ほろにがケークに、とろふわプリン、つるじゅわゼリィ、さくほろブレッド、香り豊かで甘い洋菓子を作ってくれたのは何処か憎めない憧れの人。
激動の時代は待ってはくれない。震える背中を押してくれるのは思い出の味ばかり。
これは、強く明るく生きる人々の物語。
短編で書き始めた『甘味伯爵』コレクション
使いの途中に出くわした人は五年ぶりに再開した青年だった。礼だと振る舞われた洋菓子は食べたことのない香りと味を広げてくれた。そして、憧れとかけがえのない想いを杏は重ねていく。
ほろにがケークに、とろふわプリン、つるじゅわゼリィ、さくほろブレッド、香り豊かで甘い洋菓子を作ってくれたのは何処か憎めない憧れの人。
激動の時代は待ってはくれない。震える背中を押してくれるのは思い出の味ばかり。
これは、強く明るく生きる人々の物語。
短編で書き始めた『甘味伯爵』コレクション
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