概要
どんな時にも、光に向かう道はある。
幾多の困難に打ち勝ち、世界を滅ぼさんとした魔王を倒した勇者エディと僧侶リオ。しかし、最後の戦いでリオは命を落としてしまう。
魔王を倒すことだけを考え、必要の無い物はすべて切り捨ててでも進んだ道の結果が、自分の死と幼馴染みの孤独。それだけが心残りのまま、意識を手放すリオ。……目を覚ましたリオが見たのは、10年前にゴブリンの軍団に襲われ滅びたはずの故郷の、平和な風景だった。
この物語は、今度こそは勇者を孤独になんてさせないと奮闘する僧侶が、皆ともう一度世界を救うお話。
魔王を倒すことだけを考え、必要の無い物はすべて切り捨ててでも進んだ道の結果が、自分の死と幼馴染みの孤独。それだけが心残りのまま、意識を手放すリオ。……目を覚ましたリオが見たのは、10年前にゴブリンの軍団に襲われ滅びたはずの故郷の、平和な風景だった。
この物語は、今度こそは勇者を孤独になんてさせないと奮闘する僧侶が、皆ともう一度世界を救うお話。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!泣いて迷って傷ついて、それでも君は進むんだろう。道の先に、光を信じて。
タイトルでまず惹かれたのですが、序章の引力半端なくて、心を鷲づかみにされました。
私はとかく、心理が丁寧に描かれている物語が好きなのですが、主人公であり語り手でもある僧侶リオの心情描写が深く丁寧で、共感中枢をぐらぐらと揺さぶられます。
勇者とともに魔王を倒したリオはその最後の戦いで命を落としてしまう。
命と引き換えに世界を救った––––なんて清々しいものではなく、深い未練と後悔を抱いたまま意識を手放したリオは、なぜか次に目を覚ました時、失われたはずの故郷の村に戻っていた。……というはじまりです。
タグやあらすじにある通りの、死に戻り、やり直し、の物語なのですが、ストーリー自体は勇者と僧侶…続きを読む