概要
最も古くからの隣人との話
虫好きたちの虫好きたちによる共演。
世界中でもっとも種類が多く、熱帯から南極、砂漠から水中まで、どんなところにも住んでいる昆虫。こんな面白い存在が身近にいるのに、どうしてみんな気にならないの?
昆虫の魅力に囚われてしまった人々の、日常と非日常の物語。
昆虫のあまり知られていない話や昆虫採集記など、なるべく一般にも面白いように書くつもりです。物語はフィクションですが、作者の経験や最新の学説に基づいて書くよう心掛けております。
基本的に読み切りなので、どこから読んでいただいても構いません。ご興味のある話からどうぞご覧ください。
(私の彼は虫屋です・派生作品)
登場人物
・ケイ:主な語り部。虫は広く好き。スミレの旦那。スミレを虫屋にした諸悪の根源。スミレにいい顔しようと水面下で勉強中。
・
世界中でもっとも種類が多く、熱帯から南極、砂漠から水中まで、どんなところにも住んでいる昆虫。こんな面白い存在が身近にいるのに、どうしてみんな気にならないの?
昆虫の魅力に囚われてしまった人々の、日常と非日常の物語。
昆虫のあまり知られていない話や昆虫採集記など、なるべく一般にも面白いように書くつもりです。物語はフィクションですが、作者の経験や最新の学説に基づいて書くよう心掛けております。
基本的に読み切りなので、どこから読んでいただいても構いません。ご興味のある話からどうぞご覧ください。
(私の彼は虫屋です・派生作品)
登場人物
・ケイ:主な語り部。虫は広く好き。スミレの旦那。スミレを虫屋にした諸悪の根源。スミレにいい顔しようと水面下で勉強中。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!君たちは、いつも僕らのそばにいた。小さくて広大な昆虫の世界へようこそ
みなさんは虫取りをした経験はあるだろうか。チョウに見惚れ、セミの抜け殻を集め、カブトムシに憧れ、これはそんな思い出が忘れられない大人たちの物語だ。
主人公のケイとその妻スミレさんは「虫屋」だ。虫屋といっても虫を売っている人ではなく、虫好きのなかでも特に筋金入りの昆虫マニアをそう呼ぶそうだ。
昆虫の研究者である二人が、標本採集のフィールドワークに出向き、真っ暗な山奥でライトを点けるとセミやカブト、ハチやカメムシ……種類もサイズも様々な虫が集まってきて、昆虫マニアが語りだす。
次はどんな奇妙な虫がやってくるのか、どんな面白い虫の話が聞けるのかと期待や想像が膨らむ。
同じ虫屋仲間のハチ専門…続きを読む - ★★★ Excellent!!!虫好きの虫屋による虫嫌いのための昆虫記。
私は虫にはほとほと触れません。見るのも苦手な虫もいます。
でも不思議な事に、彼らの生き方はなんだかとても魅力的で、それが私をほんの少し虫好きにさせてくれます。
子どもの頃、家の前が田圃だった事からカメムシがよく飛来してあの激烈な臭気に鼻をやられていましたし、家の裏が山だった事から夜はよく蛾が飛来して窓に寄り集まっていました。その様子は灯火採集で白い布に集まるそれとほとんど変わらないかもしれません。
また昔、ジャノメチョウが嫌いでした。家の目の前にイチジクの樹が生っていて、春先から夏にかけて数匹のジャノメチョウがそこをよく止まり木にしていて──あの目玉のような模様が本当に気持ち悪くて、…続きを読む