概要
一陣の風は乱世をどう生き抜くか
桶狭間に始まり、川中島に終わる(予定)の物語。主人公は特定の主を持たない野武士、黒風。彼が誰と出会い、何を想うのか、見守って頂ければ幸いです。
注:この物語は歴史上の人物も登場するフィクションです。(書かなくてもお分かりかと思いますが念のため(汗)
注:この物語は歴史上の人物も登場するフィクションです。(書かなくてもお分かりかと思いますが念のため(汗)
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!君は誰
「君を想う」の「君」は誰なのか、それをぼんやりと意識しながら読んでいた。「君」といえば、戦国時代なのだから主君であろうが、野武士が主君をどのように意識するのか興味が湧いてくる。次々と現れる戦国大名に見出され、主従関係ではないものの、君が主人公の中で重きを成していく。
その一方、育った環境の中での君も大きくなっていく。この君は母、兄弟、幼馴染、友達、周囲の人々であり、主君とは全く違った君である。
多くの君との係りで「声」が聞こえてくる。天の声なのか、天の代わりの君のそれなのか、それとも主人公にとっては君の声が天の声だったのか。
題名の『天声 -君を想うー』はこうした流れを一言で表し、常に題名…続きを読む - ★ Good!永禄3年5月19日午後1時、歴史が桶狭間で変わった。
物語の舞台は、戦国。
それも、織田信長が飛躍の為に乾坤一擲の勝負に出た、桶狭間の戦いから始まる。
改めて書く必要も無いが、永禄3年5月19日午後1時は雨だった。
視界も定かではない豪雨である。恐らく、今川軍は雨よけをしていただろう。そこに、織田軍が今川軍に襲い掛かった。
史実では、今川義元の首を獲ったのは毛利良勝。しかし、本作では黒風と渾名される野武士が奪う事になる。
そこで、歴史が変わった。
物語は、桶狭間に始まり川中島へ繋がる予定だという。
黒風が変えた戦国史、括目して読もうではないか――。
【WEB歴史時代小説倶楽部project vol.1 参加作品】