永禄3年5月19日午後1時、歴史が桶狭間で変わった。

物語の舞台は、戦国。
それも、織田信長が飛躍の為に乾坤一擲の勝負に出た、桶狭間の戦いから始まる。

改めて書く必要も無いが、永禄3年5月19日午後1時は雨だった。
視界も定かではない豪雨である。恐らく、今川軍は雨よけをしていただろう。そこに、織田軍が今川軍に襲い掛かった。

史実では、今川義元の首を獲ったのは毛利良勝。しかし、本作では黒風と渾名される野武士が奪う事になる。

そこで、歴史が変わった。

物語は、桶狭間に始まり川中島へ繋がる予定だという。

黒風が変えた戦国史、括目して読もうではないか――。


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