概要
人とお菓子が紡ぐストーリー
目が覚めると、知らない場所でした。いいえ、場所を知らないところか、私は一切の記憶がありません。覚えているのは、お菓子を作ることだけ。目の前に現れた案内人(?)は、お菓子屋で働くことで記憶が戻るというのですが――?
日常から少し外れた店内で、人とお菓子が紡ぐ数々のストーリー。
さて、本日のお客様はどんな方でしょう?
日常から少し外れた店内で、人とお菓子が紡ぐ数々のストーリー。
さて、本日のお客様はどんな方でしょう?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この喫茶店では金銭は頂きませんが、琴線には触れさせていただきます。
記憶喪失の少女がお菓子屋の店主となり、迷えるお客様を導く物語。
記憶を失った少女シュガーは不思議な蛇と出会い、懐かしい雰囲気のお菓子屋で働くことになる。そこに来るお客様の悩みを解決すると、なんと目から鱗が落ちてきた。その鱗を蛇に渡すことで、自身の記憶を取り戻せるのだという。母を失い悲しむ男性、恋に悩む女性、周りになじめない少女等、老若男女問わず様々な人たちの悩みを解決していくことになる。
様々な悩みに共感しつつも、シュガーのお菓子に込められた想いに癒される心温まる物語です。人間模様だけでなく、お菓子の描写も丁寧に描かれており、それがまたこの作品の魅力を引き立てています。
短編集形式で読…続きを読む