異空菓子処『ノン・シュガー』

作者 神田未亜

89

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★★★ Excellent!!!

記憶喪失の少女がお菓子屋の店主となり、迷えるお客様を導く物語。
 記憶を失った少女シュガーは不思議な蛇と出会い、懐かしい雰囲気のお菓子屋で働くことになる。そこに来るお客様の悩みを解決すると、なんと目から鱗が落ちてきた。その鱗を蛇に渡すことで、自身の記憶を取り戻せるのだという。母を失い悲しむ男性、恋に悩む女性、周りになじめない少女等、老若男女問わず様々な人たちの悩みを解決していくことになる。
 様々な悩みに共感しつつも、シュガーのお菓子に込められた想いに癒される心温まる物語です。人間模様だけでなく、お菓子の描写も丁寧に描かれており、それがまたこの作品の魅力を引き立てています。
短編集形式で読みやすい作品です。甘いもの好きの方は勿論、日常に癒しを求めている方は是非お読みください。

★★★ Excellent!!!

主人公であるシュガーさんが作り出すお菓子はどれもこれもがキラキラとしていて、その描写の美しさに思わずお腹が空いてしまうほど。また、登場するお菓子と人物たち一つ一つ、一人一人に込められたストーリーに、心が癒されるような感覚を覚えました。どこか共感する部分があったり、考えさせられる部分もある深いお話です。
甘いだけじゃない、温かく優しい物語たちです。短編集となっていることで、とても読みやすく感じました。
2年ほど前に書籍化もされていらっしゃいます。今更ながらですが、書店等で探してみたいと思います。

★★ Very Good!!

洋菓子好きの人は好きになる小説だと思います。食べる専門ではなく、作るの好きな人も、ふむふむ…なるほど…そうなんだよな〜! ってなると思います。

文体は軽く、読みやすいです。が、そうと見せかけて、中身が詰まってしっかりしています。
(美味しいお菓子か! と突っ込みたくなる)

全体で一つの物語ではありますが、ごく短い短編集のような構成になっており、何かの合間にちょっとずつ読めます。

それから、くだらない系ギャグ(失礼)好きの人間にはたまりませんでした。

★★★ Excellent!!!

 人間誰しも、迷い・悲しみ・苦しみ・憎しみ、負の感情に飲み込まれる事もあります。ですがそんな時に、そっと背中を支えてくれる何かがあれば…。

 主人公シュガーの作り出す綺羅星のようなスイーツたちは、そういった人たちの背中を支えてくれる、確かな温もりがあります。

 これを読んで下さる方々に、その温かさを、支えてくれる何かを、感じ取って頂ければ幸いです。

★★★ Excellent!!!

頭から、優しさに包まれたようなお話でした。
その語り、とにかく女の子がかわいくてかわいくて…
食べ物の描写も素敵で、素直に想像できて本当に食べたくなるような。。。
私も学校で、社会でと頑張る元気をもらいました。
そんなあなたに読んでほしい、そんな作品です。
書籍化おめでとうございます。この作品に出会えてよかったです。

★★★ Excellent!!!

かわいいだけでなく、心にしみるショートストーリーがいくつも束ねられた、童話のような物語。
書籍化も納得。とにかく開いてみて!
舞台は心に何かを抱えた人たちが迷い込むお菓子屋さん。
かわいい少女が、とーってもおいしいお菓子で心を癒してくれます。
そのお菓子が本当に美味しそう!

そして、その少女、なにかわけがあってこの世界に迷い込んだようなのですが、どうやら記憶がないようです。
お店で仕事をするうちに、だんだんとその謎が明かされていき・・・・。

この世界は愛さずにはいられません!

★★★ Excellent!!!

記憶を無くし、気がつくと謎のお店でお菓子を作ることになった少女の連作短編的な物語。
1つのお菓子に1エピソードと読みやすい構成で、各話の内容も私たちの日常に寄り添っており、だからこそ共感をもって読み進めることができました。
エピソードが進むごとに使える食材が増えるあたりも、ちょっとゲーム的な感覚があって面白かったです。
何より!
実は甘党な私の舌と胃袋をくすぐる描写の数々に、もう刺激されっぱなしで……。
ティータイムの直前に読むには最適な物語だと思いますよ、ホント。