概要
怖いものは怖いんです、幽霊でも。
ある縁によって、霊の一種になってしまったカン君。
彼は霊能少女である筑紫に従い、助手として霊障を解決するために働いている。
その手法は、霊に「取り憑く」こと。
その目的は、筑紫に霊能力を「使わせない」ため。
現代の闇を跋扈する怪異相手に、筑紫は今日も出番なし。
彼は霊能少女である筑紫に従い、助手として霊障を解決するために働いている。
その手法は、霊に「取り憑く」こと。
その目的は、筑紫に霊能力を「使わせない」ため。
現代の闇を跋扈する怪異相手に、筑紫は今日も出番なし。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!この話を読んで、気配がしても。決して振り向いてはいけないーー
カン君という主人公格の幽霊と霊能力者を主軸に、三人称プラス一人称で語られる現代ホラー。
ホラー要素、今作ではいわゆる「怖い話」が各章の芯として語られる。その語り口の醸し出す雰囲気は抜群。原因不明な霊障現象を鎮めるため、同業者から依頼を受け、カン君たちが謎に迫る。
カン君が付き従う強力な力を持つチャーミングな少女、筑紫。彼女と幽霊のカン君が出遭う相手は一体何モノなのか。どういう経緯で霊となり、人に害を為す存在となったのか。ディテールを詰めているがゆえに演出される暗く、原始的な恐怖を煽る筆致は読み応え有り。
各霊能者も幽霊であるカン君も、霊を鎮める方法を持っており、その解決への道筋が語られるが、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!命を落とした少年と、命を支払う少女の物語
(3/2時点)第1話完。といったところでしょうか。
まだまだ謎が多そうですが、基本的には都市伝説的な霊障を追っていく形なのかな?
最初の「腐水」はいかにも現代怪談に出てきそうな話。
それを紐解くと、裏の裏と怪談が連鎖してくのはつい身を乗り出して読んでしまった。
所々に気になるワードがちりばめられていてそれをどう回収していくかで感想に倍率かかりそうです。
人間と霊の他にも名もなき存在があるようで、それらとの関係も気になるところ。
印象に残ったのは「何故」と「理解」ということば。
霊に対しては憑依でなんとかなりそうだけど、名もなき存在はどうするんだろう。
カン君にとって理解することが唯一…続きを読む