メイルストロム

自らの終着点を決める権利。 それが欲しいと口にする者もそれなりに多くなってきたのだと思う。 けれど実際、死へ直面すると生きたい、死にたくないと泣き叫ぶ者が大半である。この世界では…続きを読む

──異世界×アート。 もうこの時点で興味を惹かれますよね。 ご存知の通り、世の中には芸術と呼ばれるものは沢山あります。 詩や小説といった言語芸術、絵画や彫像、浮世絵といった美術…続きを読む

ソロは多くを望まなかった。 地位も名誉もなにも望まず、演じ奏でていただけ。 想いを旋律へ乗せ、表現していただけ。決して誉れ多いものではなかったが彼はそれで満足していた。 そうして…続きを読む

日中は小学校の先生、夜の姿はぴよぴよ仮面── そんな二重生活を続ける子供思いの優しい教師、あかり先生のお隣さんはまさかまさかの警察官!? 子供の為を思っての行動とはいえ、当然バレ…続きを読む

雪女── それは子宝に恵まれなかった老夫婦や、山里で独り暮らす男のような者たちが待ち望む夢が見せる幻想だと。 ……そう云う話だと、考える者もありました。 待ち望んだものと共に暮らす…続きを読む

どんな世界、どんな場所でも憧れを抱く相手は居るのだろう。 それは古き神話の英雄であったり、大自然の中に生きる頂点捕食者であったりと千差万別である。 本作におけるそれは旋風のルスト…続きを読む

──好奇心は猫をも殺す。 既知の言葉かとは思われますが、そういうお話なのです。 始まり、導線などはその程度でよい。目を引き興味をそそる何かしらを見つけた時点で、すべては始まってい…続きを読む

母親視点の子育て、その心境── もしも、今まで出来ていたことを奥さんが出来なくなっているのなら気をつけて欲しい。声にしないんじゃなくて、声の出し方すら忘れてしまう程の苦労をしてい…続きを読む

タイトルから下ネタ祭りかな、と思った貴方。はい、下ネタ大炸裂です。 まず登場人物の個性が濃いのよね…… 不憫な名字だったり、人体の一部というか「い恥部」が発光する人だったり、…続きを読む

──H. C. Andersen． 世界有数の童話作家である彼の綴った人魚姫の物語が、こうも化けようとは誰が想像できただろうか。 ──本作のヒロイン、人魚姫のエレオノーラが想い…続きを読む

時代はおろか世界すら異なれど、伝えたい想いはそこにある。 誰かの為に、貴方の為にと紡いだぬいぐるみ。元気を出して、笑って欲しいという幼き純心から産まれたウサギさん── 特別な力…続きを読む

これは人狼の女の子のお話。 しかし、狼になれない人狼であった彼女は過酷な運命の最中に在った。 長年想いを寄せる貴方と共に在りたいと、秘めた想いを伝えることを許されず。 仲間内から…続きを読む

誰かが描いた台本。用意された舞台で踊るは人形達、それを見るのは誰でしょう？ 踊るつもりで踊らされる、そんな姿は酷く滑稽なモノだと嗤う方も多いはず。 笑われる滑稽な操り人形にはなり…続きを読む

あの人は恐れずに線の向こうへ飛び込める人で、私は怖くて線の内側に籠る人。 当たり前だけれど、対人的なスタンスは人それぞれ。スタンスの違う相手とはそっと距離を取ってしまったり、自分…続きを読む

デラックスだらけだよ！ デラックスがゲシュタルト崩壊起こす手前……いや、ゲシュタルト崩壊起こしてます。何から何までデラックスにしないと気がすまないのか？ ゲシュタルト崩壊の片鱗…続きを読む

──アリス。 この名前を、この符号を聞いて思い付くのは不思議の国のアリスである筈だ。 しかしこれはただの要素、ファクターの１つでしかありません。 芯にあるのは乙女なら、恋をした事…続きを読む

さて、主人公の勇者佐藤は何度死んだのだろうか？ スキルがなしだったり、文字化けによって所持品の詳細すら不明、それでも諦めずに仲間と共に頑張っていく主人公。 理不尽に死んだりするけ…続きを読む

これは新しい物語のカタチを産み出したのかもしれません。 本作品に書かれたキャラクターはカクヨムで実際に筆を執るweb作家達。そんなキャラクターの能力は、作家自身の綴る作品を反…続きを読む

読み終えてまず思ったのは“一本取られた”という衝撃。
愛する人のために用意されたサプライズパーティ、読み終えた時にクスッと笑えるようなお話です。

世界観に浸るための足掛かり。 そんな軽い印象があるけれど、おそらくは違うのだろう。 折り重なった香りが世界を繋ぎ、その本質へ誘うような不思議な語り口は貴方の好奇心をくすぐるだろ…続きを読む

簡潔に纏められた文章で、無理なく設定を受け入れやすい。 シリアスな世界、全体的に張詰めた雰囲気にありながら緩急はしっかりとしている。 能力といってもありきたりなチート的なものでは…続きを読む

正論と極論、これは真逆にある物。 しかしこれが“狂人の正論”と“常人の極論”となった場合、果たしてどうだろうか？ 恐らく大多数の方は常人の枠に収まり、その中で様々な物を抱えながら…続きを読む

これは人が紡ぐ物語。 緻密に編み込まれた世界は異世界として成立し、そこに生きる人々には肉があり血が通っています。この異世界に生きています。 主人公は二人の女の子。 １人は非力な…続きを読む

飾らずに言えば重く、暗い話だ。 しかし読み進めれば、その重さと暗さが必要なんだと改めて思えるだろう。 多くは語れない、気になるのなら読め。 これは多くの方に読んでいただきたい作品…続きを読む

濃ゆ～い個性が混ざりあって出来上がったコメディ作品。深く考えず、笑える作品を読みたいのならこの作品をお勧めします。

読み進め易い、しかし何処かに見落とした影のようなものがあるのではないかと不安を感じさせるダークさがある。 途中途中に簡単な説明があるので、設定的な部分もそれとなく覚えたまま読み進…続きを読む

魔王と人間(学者)のコンビとは珍しい組み合わせ。
どんなダンジョンを作り上げて、如何なる手段で勇者を倒すのか…久しぶりにワクワクしながら読めました！
今後に期待しています。

魔王を殺して殺人罪、これに惹かれて読み始めたのですがまぁ面白いこと面白いこと。 ギャグ風味強めかと思えば時折顔を出すシリアス要素、全体的にテンポの良い展開で読みやすかった。 どんな…続きを読む