黒き呪血のクレイモア

霧の中での運命の出会いから始まる物語ー筆力の凄さから見れば見るほど読み進めてしまう、そんな一品です。

短期で更新していきますので、よろしくお願いします。

人の姿でありながらも、バケモノと化し、絶望した剣士は願う。

自らの人生の終わりを、死を──だが、彼は出会ってしまう。

美しい少女の姿でありながら、彼に等しいバケモノとして生まれ、人々から疎まれ、恐怖された魔女と。

魔女は彼に問う。従者となって、新たな人生を手に入れないか、と。

こうして、主とその従者となった二人は、人としての人生を取り戻すため、過酷な戦いの運命に立ち向かう。

そこにあるのは、絶望的な力をもった巨大な怪物との死闘。

剣術の達人同士による、技巧を尽くす剣戟による激闘の紙一重。

そして、彼らの背負った宿命は、世界の運命を巡る陰謀に行き着いてしまうが──。




圧倒…続きを読む

規格外の力を持つが故に、周囲から疎まれてきた二人。霧の中で運命の邂逅を果たしたその時、物語は大きく動き始める──

呪われたる黒き剣士、同じく呪われたる白き魔女。果たして二人の歩む先に待ち受けるは、幸せな未来か。それとも絶望か。

硬派な文章で紡がれる、往年の王道ファンタジーを想起させるダークファンタジー。特に、迫力のある戦闘描写は必見。

　硬派な文体でありながら読みやすく、丁寧に描かれる物語の世界。

　描かれるのは、偉業を成しながらあらゆるものを奪われた男と、異端の魔女の出会い。霧深い森の中で出会った2人はやがて、互いに欠かせない最高のパートナーとなる。

　呪いの血、抑えきれない好奇心。巨大な剣、類まれなる魔法の才。それぞれの武器を手に再び立ち上がった男女は果たして、世界を変える存在足り得るのか──。



　じっくりと腰を据えてファンタジーを楽しみたい。出会いが生み出す物語を堪能したい。そんな方にこそ是非おすすめしたい作品です！

単純に面白いし、好きなジャンルなのでサクサク読めました！
シンプルにパワーで、デカい剣を振り回す主人公。。。いいです！
心理描写もしっかり描かれてるので読み応えありでした！

冒頭から謎めいた主人公とタイトルになっている大剣への興味をかき立てられます。第二話の霧の描写が好き。これぞ異世界、と、ときめきました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（132文字）

ダークファンタジーなので基本的に暗く、重いイメージなのは当たり前なのですが、それに反して文章は軽く読める所が不思議ですね。

軽く・・・と書いたのは重いの反対という言葉のアヤです('ω')
テンポが良くて読みやすいってことです。

ちなみに私の脳内では主人公はガッツで再生されております。

　ソフトなファンタジー小説が多い中で、重々しさとかっこよさが常に隣接して。手を取り合って歩いている感じが凄く良い。
　ダークファンタジーだからこその良さと味が溢れ出ている良作品。