概要
情報戦や謀略が多いオリジナル戦記です。
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
また、強力な敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱え
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
また、強力な敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱え
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!主人公のポジションが独特
戦記物は数多くありますが豪勇の武将もしくは政治上のトップである国王が多く、本作の主人公のスパイマスター兼参謀長(どちらも事実上で国から任じられてないのが泣ける)というのは珍しい。
有能な権力者が後ろ盾になってくれてみたいなことがないので、軍制改革も一苦労。おまけに敵国に対処する前に国内での権力闘争に勝ち抜く必要があるという…
そんな苦労話が続くかと思いきや、敵国に対する謀略の冴えが素晴らしい。敵手もそれぞれ有能なのですが、必ず相手の利益が考慮されているので、これは引っかかるなと思うことしばしば。おまけに謀略の対象者は対象になったことにも気づいていない。
7章からは政戦両略の天才が対戦相手と…続きを読む