知略のみで英雄に見いだされ、凄惨な戦場を体験して覚悟を決めて成り上がって行く英雄の跡継の等身大の物語が心地よいです。作者さまの他の作品が好きな方、完全無欠な英雄ではなく、ちょっと捻くれた主人公が好きな方にお勧めです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(153文字)
生まれが不確実である事実を抱えながら、それをバネに成り上がろうとする主人公とその相棒。才にかまけず更に磨きを掛けながらそれでも尚足りない部分は相棒に補ってもらう。良いコンビが見れる。他人に自分を認めさせるために文字通り「戦場」に身を置く決意とその勇気。マジ誉。「何者か」になりたい主人公たちの成長譚。みんな成り上がりモノって、好きやろ……?まだまだ描かれていない情報が多くて先が楽しみな作品。
おもろいです。エノキスルメ先生の著作の中でこれが一番好きかもしれない。