相変わらず細かなアイデアがモトシモダさんらしいですね!
一度は封印された美女魔王ヴァールは、長らくの時を経て蘇った……のだが。
まさかの幼女として蘇る。
彼女を救ったのは魔法歴史研究家のエイダという人間。
彼女は魔王のファンを公言し、幼女となったヴァールの為、魔王城をダンジョンに改造し、ダンジョンに来るもの達から魔力を奪い返し、魔王の力を復活させる作戦を提案、実行に移すのであった。
という事で、ダンジョン経営系の物語なのですが、細かな展開のガチっぷりや面白さが光るんですよね。
例えば、ヴァールが魔力が戻ると、身長が伸びたと喜んだり。
経営的にはちゃんと魔力の赤字黒字の管理をしていたり。
何気に綿密なようで、しかしライトさもあって読みやすい流れもあって、この辺りがこぎみよく展開していきます。
また、魔王の宿敵であろう人間や、魔王城を離れた魔族も交え、ダンジョンを攻略していくもの達から、魔王の元で共に経営する仲間達も含めた、ちょっとした人間模様もうまく入れ込んできます。
果たして魔王ヴァールはその身長と豊満なスタイルを取り戻せるのか。
そして、ダンジョンは攻略されるのか。
色々と楽しみが残る本作。
可愛い女の子が好きな方含め、是非お読みいただきたい一作です!\\\\٩( 'ω' )و ////
かつて、美しくも強い魔王(女性)は何者かの策略により封印される。
封印が解かれし日に復讐を誓うが311年の時を経て復活。
そうかつての美貌と力を……はなく可愛い幼女として復活!
このままでは何も出来ない。そこでダンジョンを生成し冒険者の血、魔法を集め魔力変換を目論む……と言った感じで始まる物語。
このダンジョン生成からその仕組み、罠の設置、効率よく魔力を手にいれる為の運営方法などなど設定が細かく読んでいて感心させられるばかりでした。
ときに敵の配置に失敗し回収率が落ちたりして悩んだり、現実じゃないのに現実的問題が発生する面白さ!
なんと言えば良いでしょうか、魔王様と一緒に管制室で冒険者を待ちかまえ、どう料理してやろうかとニヤニヤ悪い顔をしてる気分になります。
他の設定も細かく300年の時は技術も進歩させ魔法なのにどこか現実チックな道具達にもニヤリとさせられます。
魔王復活を世間に知らせる方法なんて超便利じゃん!って感じです。
ダンジョンの外でも話は進んでいきますがいい感じにダンジョンに絡んできたりするので読んでいてどう関わるのか気になります。
文句なしにオススメ出来る作品です。是非とも読んで欲しいです。
最後に魔王ヴァール可愛い!文句無しに可愛い!