第44話機は熟す
レールガンの試し撃ちの後アクフはディウルの個別能力を『
その途中でバファイと〘
そんなある日、ヤクバラから呼び出され会議をすることになった。
「それでそれで、ここでお前等を呼んだ理由はほかでもないつい先日、
「理由はわかった。なら今日中にやるのか?」
「ああ、ああ、変に準備されたり、拠点を変えられたら面倒なことになるからな。」
「分かった。だったら今から前に考えた作戦を煮詰めようか。」
「了解、了解。それじゃ、【花蜂】さん。今のアクフの仕上がりはどうだ?」
「前見せてもらった時には、もう実戦投入してもなんの問題のないくらいの威力をもつ『
「おう、おう。たしかに俺としても見違えるくれぇの変化を感じていたが、まさかそこまでか。それじゃ、作戦を伝える。まず俺は一番前に出て囮になって外に
「ないな。」
「ないね。」
「ないわ。」
「よし、よし、準備はできてるな?」
そう言うと、アクフとミティスとヨヨリは俺の武器を見せた。
「行くぞ!」
今、それぞれの殺意と決心が集結する。
ギャングスガンの東側、
「開けるぞ。魂塊の準備しとけ。」
「バファイ、ディウル、やるぞ。」
『キュュュ!』
『ディル!』
「ミロちゃん、出番だよ。」
『ミッエッサーーー!』
「コテス。ついてきて。」
『テステス!』
そう言ってヤクバラは地下への入口を開けようとすると、
「やぁぁあぁと、来たか雑魚共。」
と言って中からニタニタへと嗤った
アクフはだったような勢いで『
「よしよし、アクフは行ったな。それじゃ、やるか。」
そう言うと辺りに胞子の煙が立ち込めて、全員の姿が見えなくなる。
「へっ!魂塊の力だろうが、お前らがいっぱい見えんな。今回は最初から本気出してやるよ!具錬式魂塊術『
「させねぇよ。」
ヤクバラがミニガンで弾幕を張り防ぐ、その間にミティスは影の中に入った。
「ちっ、弾幕が邪魔だな。まぁいいか。」
その間は
(今が好機!ここで今までの怒りや全てをぶつける!)
これまでのことを思い出し、己の感情を高ぶらせて『
しかし、ロケットランチャーの弾のようなものが飛んできて無効化された。
(くっ、やっぱり頭のおかしい
ミティスが
状況としては、ヤクバラはなんとか
ヨヨリはヤクバラが避けきれなかった流れ弾を『
このコンボで戦闘開始から一分の間耐えている。
(このままじゃ、駄目だ。状況維持だけじゃアクフの『
ヨヨリはそう考えながら〘
現状維持だけではダメだとヤクバラも思ったのか、被弾覚悟で作る為に大剣を手に持って特攻する。
しかし、
「はっ、あん時見かけた時は強くなりそうだと思っていがぁ、お前、全然変わってねぇじゃえか!」
(ちっ、あの
「ヤクバラ!少しだけ一人で耐えて!」
ここでヨヨリは〘
(こんなこと、今でやってきたことなかったけど、即興でもやってやる!)
〘
そして、そのままの勢いで魂塊の筋力強化に生力を回しつつ。投擲した。
〘
ドッッッンッッッッッッッッッッッッッッッッ!
とんでもなく辺りにいる生物全ての鼓膜を攻撃する衝撃が放たれ
本来10匹だけで撃つ『
『
そして、散弾とかした弾達は
『
「『
ゆらゆらと揺らめき銃弾達はまるで意思があるかかのよう飛んでいき。
ヨヨリの回避行動など意味はないと言わんばかりに体の至る所に命中させる。
命中した箇所は貫通こそはしなかったものの肉を抉って神経を反応させた。
一見、圧倒的にヤクバラとヨヨリが不利に見える。
しかし、ヨヨリに『
その一つはヨヨリにダメージを与えることに中心『
なので、今になって『
当たった同時に、体内に持っていた毒を含んだ爆発を引き起こした。
それは『
貫通した毒は急速に
「あん?体の動きが鈍い?さっきのやつのせぇか。」
「おう、おう。バカがよぉ俺を忘れてるぜ?」
その2つは構えて今にも一撃を入れようとしているヤクバラを眼中に置かなかったこと。
(ここで体が壊れてちまってもいい。ただこいつに一撃をぶち込む!これが最後の『悟世双断』だ。)
体が衝撃で軋み、ぎぢぎぢと不愉快な異音をたてながら放たれる。
毒で痺れてる
その一撃は確実に
抉ったことによって
ついでにミニガンモードに切り替えて弾幕を当てて攻撃する。
そこに更にヨヨリが『
(生力、ちょっと使いすぎちゃったな。でもこれで、ミティスちゃんの方で余裕ができたはず、託したよ。)
――
(ん?さっきまで抵抗するために構えていたのにそれを解いた?多分、ヤクバラとヨヨリが頑張ってこの状況を作ってくれたんだ!なら私も頑張らないと!アクフに繋ぐために!)
強く決めた事柄を絶対に遂行させる為の感情。
陰潜り族の
(『勇矢』!)
ミティスの心臓あたりから大量に射出された矢が
突き刺さった矢は消えることなく、ミティスの想いと連動し、
食い込み、貫通。
(トドメ、任せたよアクフ。)
――
(っっっ!いや、この程度の小さい隙じゃ『
ヤクバラとヨヨリの戦いをレールガンのスコープで覗いていたアクフは今か今かと隙ができるのを待っている。
すると、輝く矢が
バファイを〘
「『
素早く銃弾を詰め、
出来る限りの生力を詰めて、
今の為に研ぎ澄まされた一撃を放つ。
一撃は風の刃を大量に纏い、元々チェンソーのように高速で回転している形であったが、今はもう、ある種の歪みのようになっている。
『
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます