概要
恋愛未経験。逃げる朴念仁と追う鈍感娘の交際の行く末は?
県立塩帯(しおび)高校。その屋上にて一組の男女が向かいあっていた。
一人はもっさり髪と長い前髪、眼鏡をかけた外見の男子。
一人は猫科動物を思わせる、可愛らしい外見の小柄女子。
時刻は放課後。誰もが部活動に励む中でのいつもの出来事。それは見るからに告白する前のよそよそしい雰囲気だ。
男子は挙動不審で声を張り上げ、右手を差し出す。
女子は引き攣って距離を取り、首を傾げて去って行く。
残された男子はやりきった風に屋上にて黄昏れる。それはまるで興味の無い事を淡々と熟したかのような反応だ。
去った女子は疑問に思いながらも・・・予想外の場所で再会したのであった。
これは夢を追う男女が振り回されて惹かれ合う物語。
不運からハッピーエンドに繋がる物語の一幕である。
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