第26話・鍛冶場

「取り敢えず、ステータスオープン」


 名前 ユウヤ

 種族 ヒューマン

 性別 男

 職業 

 職業レベル 1

 HP 110

 MP 110

 攻撃力 11

 魔法力 21

 防御力 11

 俊敏 11


 オンリーワンスキル

 【死に戻り】


 スキル

 【狂気】level1 【精神強化】level1 【扇動】level2 【大声】level1 【演説】level1


 称号

 【真実の眼】


 

 これが今のステータスか。・・・多分強くはないな。強くはないだろうけど。弱くもないステータスだな。

 ただ、隠しステータスとして器用が22、幸運が1、魅力が1、○○という謎のステータスが100ある感じか。 

 俺に今必要なものはなんだって、まあ武器と防具だな。

 このゲームを楽しみたいが、流石に武器がないと戦えない。

 職業を獲得すればそれにあった装備を獲得出来るが・・・果たし安易に職業を決めて言いたのだが、なんとなくだが隠された職業とかありそうなんだよな。

 どうせ楽しむのだったら最強を目指したいからな。


 となると武器を買うか。

 ドキドキワクワクじゃんけん大会の参加証という形で貰った1万ゴールドと四回じゃんけんに勝ってるので貰えた4千ゴールドの計1万4千ゴールドがあるからな。

 まあ、多分武器は買えるだろう。


 いや。待てよ?

 武器買うという選択肢でいいのか?

 俺って隠しステータス器用が22もあるよな。

 器用っていうくらいだし、明らかに生産系統の能力に影響を及ぼすよな。

 これ、俺の手で武器を作った方が良いの作れるんじゃね?

 

 思ったよりも良い案な気がして来たぞ。


 よし、取り敢えず、どっか鍛冶場でも探してみよう。

  

 一人で歩き回ってそれっぽい看板を見つけたので中に入ってみる。

 中は大量の武器が置いてある所謂武器屋さんだった。


「すみません。鍛冶をしたいんですが、何処にいけばいいですかね?」

 若い女性の店員に話しかけてみる。


「鍛冶がしたいのでしたら、鍛冶場がお勧めですね。今、場所が記してる地図の方を渡しますね」

 

 ピコン

 マップに鍛冶場が記された。

 目的地に鍛冶場が設定されました。


 目の前に地図が現れ、鍛冶場までの道が記されていた。

 ここら辺は凄くゲームらしいな。


「ありがとうございます」


「いえいえ。これも仕事の一つですから」

 店を出て鍛冶場へと向かう。


 テクテクテクテクテクテク


 特に何事もなく、10分程歩いたら鍛冶場へと到着した。


「ここが鍛冶場か・・・」

 1階建ての平屋で外見こそ綺麗だが正直そこまで大きそうには見えない建物だった。

 中に入る。


 中には大量の机と椅子に座って酒を飲んでいる鍛冶士って自己主張をしてる背の小さく髭が大きく筋肉ムキムキの男性たち、ようはドワーフがいた。

 俺が入って来たが、酒に飲んでるドワーフ達は一切気が付かずに、俺も敢えて関わろうとはせずに受付として座っている若い女性の方に行く。

 驚いたことに若い女性はさっきの武器屋で対応をしてくれた受付の女性と服が違うだけで全く同じ容姿をしていた。


「すみません。鍛冶場を貸して貰えないでしょうか?

 それと、ここでインゴットて買えますか?」


「鍛冶場の貸し出しは1日1000ゴールドです。

 インゴットの値段表はこちらです」


 渡された本にはインゴットから鍛冶の道具やら、魔物の牙に鱗、魔石等、鍛冶に使いそうなアイテムの値段がずらりと並んでした。

 そこのインゴットの項目に注目をする」


 鉛インゴット500ゴールド

 鉄インゴット1000ゴールド

 銅インゴット3000ゴールド

 銀インゴット5000ゴールド

 金インゴット100000ゴールド

 ミスリルインゴット300000ゴールド

 アダマンタイトインゴット500000ゴールド

 オリハルコンインゴット1000000ゴールド

 

 まあ、高すぎて笑うしかないインゴットが並べられてた。

 今の所持金が1万4千ゴールドってことも考えて、鉛インゴットを2つと鉄インゴットを4つと銅インゴット1つでいいかな?

 うん。そうしよう。


「じゃあ、鉛インゴットを4つと鉄インゴットを4つと銅インゴット1つ下さい。それと鍛冶場のレンタル1日でお願いします」  


「かしこまりました。では1万ゴールドお預かりしますね。ではこちらが商品と、お客様の鍛冶場の番号の鍵となります。あちらの階段から降りた先にありますので、よろしくお願いします」


 ピコン

 鉛インゴットを4

 鉄インゴットを4 

 銅インゴット1

 を獲得しました。


 アイテムはおそらくゲームあるあるのアイテムボックス的なものに収納されたようだ。

 

 店員から指を指された方には階段があった。


 どうやら地下あるようだ。

 これならここが平屋だったに納得だ。


 さて、それじゃあ鍛冶タイムと行きますか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る