第35話・死に戻りってチートにも程があるよな?
「今のは一体・・・・・・何だったんだ・・・俺は?どうしちまったんだ?
今の記憶は一体・・・
イトって誰だ?二周目って何だ?
そもそも俺は一体何者なんだ・・・俺は・・・俺は・・・何を成し遂げたんだ」
俺は一人自問自答に陥った時だった。
グハ
心臓からナイフが生えていた。
そして俺は思い出す。
俺が死に戻りした原因を。
後ろを振り向くと、ゴブリンがいた。
「ああ。クソったれ、忘れてた」
そしてもう一度ナイフで心臓を貫かれて俺は死亡した。
死亡しました。
ユニークスキル【死に戻り】が発動します。
【死に戻り】する時間を選択してください。
00:00
「また、あの画面だ・・・これもう一回、24時間前に戻れたりするのかな?」
俺は時間を変更しようとするが、6時間の所よりも先に進めることが出来なかった。
どうやらアレはあの現象はエラーで、もう二度とあの時間には戻れないらしい。
戻れたら、何かしらの情報が得られそうだが、戻れない物は仕方がない、諦めよう。
それよりも情報を集めよう。
情報を集めて整理しよう。
「取り敢えず、1分前に戻って、あのゴブリンを殺害して、もう少しlevel上げに勤しんでから町に戻って情報収集をしよう。
もしかしたら、俺以外にもこのデスゲームが2周目であることに気が付いている可能性はあるからな。探してみる価値はある」
結論を出した俺は00:01に変更して死に戻りをした。
意識が覚醒する。
俺は慌てて後ろを振り向き警戒する。
少し離れた場所にナイフを持ち俺に忍び寄っているゴブリンを見かけた。
俺は走ってそのゴブリンに近づき、心臓を一刺し。
ゴブリンはあっけなく絶命した。
ピコン
経験値を獲得しました。
経験値を獲得したことを報告するアナウンスと画面が映る。
どうやらゴブリンは倒せたらしい。
ただ、levelは上がっていないので、そんな大した経験値ではなさそうだ。
「まあ、いいや。取り敢えず、アイテムボックスに収納しておいて、他の魔物探していくか」
歩いて他の魔物を探していく。
歩いてた時だった、少し離れた場所から戦いの音が聞こえた。
何事かと急いで向かったら、そこには、相川と聖騎士のリーナさんが数十体以上のゴブリンに囲まれて戦っていた。
ゴブリンの中には上位種らしき明らかに強そうな奴らもいた。
「相川、手助けしようか?」
「ユウヤ、何故ここにいるかは分からんが、出来そうなら頼む。思ったよりもピンチだ」
「オッケー、喰らえゴブリン共」
近くにいたゴブリンを後ろからバッサリと切り裂く。
相変わらず星3武器の威力は凄まじくいとも簡単にゴブリンを倒せた。
ピコン
経験値を獲得しました。
「さてと、いっちょ暴れてやりますか」
――――――――――――――――――――――
あろさんギフトありがとうございました。
心の底から感謝です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます