第37話・冒険者ギルド

 町に戻る。


 町は相変わらプレイヤー達で活気づいていた。

 

「ユウヤ町に戻ったがこれからどうする?」

 相川が俺に質問をしてくる。

 因みにだが聖騎士のリーナさんもといリナさんとは、1週目のデジャヴもあり、何とも言えない気まずい雰囲気が流れてしまっている。

 何故?と問われれば、まあ、そもそも論として俺は相川とは、同性であるというのもあり、割と喋れている、友人と言っていい立場にある。

 対照にリーナさんとは、共通の友人を持つ異性とかいう、マジで気まずい関係なのだ。

 そこに+αで俺しか知らない一週目?の記憶(あやふや)と、リーナさんも何故か感じる謎のデジャヴと。

 リーナさん的にはデジャヴの件もあり俺の事が気になるだろうけど、怪しさもかなり強いんで、喋りにくいと。

 まあ、詰みですね。


「俺は色々あって所持金ゼロゴールドなんで、魔物の素材でも売ろうかな思ってた所」


「そうか、奇遇だな。俺達も装備を買うのにゴールド使ってしまったから、魔物の素材を売ろうとしてたところだ」


「じゃあ、一緒に行くか」

 正直、どこで魔物の素材を売るのか考えてた所だからありがたいな。


「ああ。お願いするわ」


「よし。そうだな。行くか」


 そっから特に会話はなく、三人で一緒に歩いた。


「よし。着いた。ここが魔物の素材の換金場もとい、冒険者ギルドだ」

 相川に案内された場所は割と大きな建物だった。


「ここが冒険者ギルド・・・」


「そうだ。ここが冒険者ギルドだ。基本的な役割はよくある物語の冒険者ギルドと同じだ。まあ、俺も詳しく分かってるって訳じゃないけどな」


「なるほど。ありがとう相川」


「じゃあ、俺達は先に行くわ」


「おう。じゃあまた後でね。リーナさんもありがとうね」


「ああ。また後で」

「・・・ユウヤ、後で少し話せないか?」

 リーナさんから急に声をかけられた。

 おそらく件のデジャヴの件だろう。さて、どうしようか・・・受け入れるか、やめるか。

 でも、俺も気になるしな。話をしたら何か分かる可能性は充分にあるしな。


「分かりました。後で話をしましょう。都合の良い時間になったらフレンドのチャット欄で連絡してください」


「分かった。そうさせて貰う」


「それじゃあ。また後で」


「・・・また、後で」

 

 リーナさんと相川が冒険者ギルドに入り、受付で作業を始めるのを確認しつつ、俺も冒険者ギルドの中に入り、魔物の素材を換金しに向かうのだった。





――――――――――――――――――――――



 え~。体調を崩した&スランプに陥ってました。

 申し訳ございません

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