第38話・冒険者昇格試験
冒険者ギルドに入って、早速、冒険者登録をする。
例のごとく、物凄く見たことあるというか、使いまわしの服だけ違って後は同じの若い女性の受付嬢から説明を受けた。
相川も言っていたが、ぶっちゃけ、よくあるゲームやらライトノベルと同じな感じだった。
ランクは上からSABCDEFとあり、特に試験とかはない代わりにFからスタートらしい。
一定数の依頼を達成したり実績をあげていけばランクが上がって行って、ランクが上がればそれ相応の特典がついてくるし良い依頼を貰えるから頑張ろうって感じだ。
因みに依頼は掲示板に貼り付いてる誰でも出来る依頼とその人ないし特定の条件を満たした人しか出来ない指名依頼に、緊急事態が起きた際に発令される強制依頼等があるらしい。
まあ、ここら辺もライトノベルと同じ感じだった。
後は直接オークションに出したり、鍛冶屋と取引するよりかは値段が落ちるものの大抵のものは買い取ってくれるらしい。
ようする何でも屋&何でも換金場といった所だ。
以上終わり。
まあ、大したことじゃないから、正直スキップして良いレベルの話だった。
で、冒険者ギルドに登録した俺は早速手持ちにある魔物の素材を売る訳だ。
そしてらラッキーなことにオーガの角の採取依頼がCランククエストであり、その依頼が達成となる訳だ。
追加で報酬を貰えるつつ、とあるクエストが発生した。
クエスト内容はCランク冒険者昇格への挑戦。
どうやら冒険者ギルドに登録をしてから初めてクリアした依頼のランクに応じて昇格クエストが発生するシステムがあったらしい。
理論上はSランクの依頼を最初にクリアすれば、すぐにSランクになることも可能らしい。
何というかめちゃくちゃゲームっぽい設定だ。
そんな訳でCランク冒険者昇格への挑戦の内容としてはギルドの用意したランク測定用ゴーレムの破壊らしい。
特に断る理由もないので承諾する。
受付嬢のお姉さんに案内された場所は闘技場だった。
真ん中には180㎝くらいの大きさで土色の人型のゴーレムが立っていた。
これが、件のランク測定用ゴーレムっぽそうだ。
「では、冒険者ユウヤ様今から試験を開始しますが準備はよろしいでしょうか?」
闘技場に入ったら受付嬢のお姉さんがそう問いかけてくる。
「ああ。大丈夫。始めてくれ」
「かしこまりました。では試験を開始します。測定用ゴーレム起動」
測定用ゴーレムは目を赤く光らせて俺に突撃してくる。
俺はそれをただまっすぐ星3武器を構えて、そのまま振り下ろした。
スパ
気持ちの良いレベルで測定用ゴーレムは真っ二つになった。
星3武器強すぎワロタ。
「おめでとうございます。測定用ゴーレムの破壊成功です。これにて試験は終了しました。お疲れ様でした」
「ありがとう?え?これで俺はCランク冒険者ってこと?」
「はい。そうですね。では受付の方で手続きを行いますので、暫くカウンター前の椅子に座ってお待ちください」
「あ。はい」
闘技場から出て受付近くの椅子に座って待つこと5分
「冒険者ユウヤ様、手続きが完了しましたので、受付の方まで来てください」
呼ばれたので、向かう。
「では、こちらがCランク冒険者の証となります。再発行には10万ゴール必要ですので、くれぐれも無くさないように気を付けてください。
Cランク冒険者からは中級冒険者というくくりとなり、冒険者ギルドと提携してる場所での買い物が20%割り引かれ、一部サービスが無料で受けられるようになります。
詳細につきましてはメニューの方から確認できますので、よろしくお願いします」
ピコン
この世界で初めてCランク冒険者になりました。
称号【冒険者ギルドのスーパールーキー】を獲得しました。
お、称号も獲得出来た。
ラッキー。
「色々とありがとうございます」
魔物の素材を売ってゴールドの確保という当初の目的に加えて棚ぼたみたいな感じでCランク冒険者になれた俺はルンルン気分でお礼を言って冒険者ギルドを後にするのだった。
――――――――――――――――――――
補足説明
主人公が稼いだゴールドはオーガの素材が24万ゴールド
オーガの角の売却依頼達成報酬が10万ゴールド
ゴブリンの死体が上位種含めで6万ゴールドです。
合計40万ゴールド。
割と大金です。
簡単に倒させたCランク測定用ゴーレムですが、一応割と強いです。
ある程度端折りますが性能的にはこんな感じです。
種族 ゴーレム
HP 555
MP 0
攻撃力 111
魔法力 0
防御力 222
俊敏 111
スキル
【自己再生】【剛力】【魔法ダメージ半減】【物理ダメージ半減】【頑丈】【一定以下魔法ダメージ吸収】
普通に強いです。
一応私の中では全ての合計ステータスポイント値でキャラの強さを設定してます。
冒険者のランク別ステータスポイント的強さ一覧はこんな感じです。
HPとMPは10で1計算。
隠しステータスは計算から除く。
F・・・1~50
E・・・100~150
D・・・200~300
C・・・400~600+有用スキル
B・・・800~1000+強いスキル
A・・・1000以上+エクストラスキル
S・・・10000以上+キングスキルや特殊スキル
因みに今の主人公のステータス値でいえば136です。
ただ、武器の性能で636、内521が攻撃力とかいう馬鹿のステータスしてます。
ぶっちゃけステータスポイント使ってないんで振ればもっと強いのですが・・・それは置いておきましょう。
で、あれ?Cランク測定用ゴーレムBランク冒険者並みに強くないって思ったそこの貴方。
イエスです。強いです。
クソ硬い上に魔法ダメージを吸収するは半減するわ、自己再生もするわ。まあ強いです。
倒す方法は大火力で押し潰すか、核をどうにかして潰すかとかですね。
で、主人公の星3武器はチートなんで、測定用ゴーレムの【物理ダメージ半減】?なにそれ美味しいので核ごと一刀両断しました。
以上
補足説明終わり。
――――――――――――――――――――――
スランプから立ち直れそう。
面白いと思っていただけましたら星やハートを頂けると嬉しい限りです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます