第25話 戦闘介入 市街地編

ライナー「クリア...」

リンフェ「こちらもクリア...」

街はすっかり静かに燃えていた。

シン「人の姿がない...避難したのか...」

至るところに殺された人が倒れていた。

ライナー「20人どころの騒ぎじゃないな、もっと死んでる...」


一般市民「う、だれか助けてくれ...」

リンフェ「生存者確認!おい!大丈夫か?今すぐ助けてやるぞ」

ライナー「リンフェは救助にあたれ、俺はシンと敵の姿を確認してくる」

二人は赤く暗がりの中を駆けていった。

シン「どこにいやがる!!許さねぇ!!」

ライナー「落ち着け!そう遠くはないはずだ...」


すると、遠くから悲鳴が聞こえた。

ライナー「いくぞ!生存者だ!!」

シンはものすごいスピードで悲鳴の先に向かった。

ライナー「なんだ、あの身体能力...」

シンの心の声「まずい、人が殺される...助けなきゃ...」

ガキンッ!!

シン「こいつ!雑居ビルとアメリカにいた奴!!!きさま!!!」

シンは右手の木刀で相手の拳を受け止め空いた左手で大きく前に拳を突き出した。


ゴンッ!!と大きい音がして機械人形は後ろに飛ばされた。

シン「いってぇぇぇぇ、手がいてぇぇぇぇ」

一般市民「あ、あの助けて頂いてありがとうございます...」

シン「いいってことよ、早くここから逃げるぞ」

ライナー「シン!助かった!私がこの人を安全な場所に!君は奴を...できるね?」

シン「任せとけ!!」


二人は赤い暗がりに消えて行った。

シン「さて、つづきヴぉっ!!」

シンの顔右半面に大きな拳が突きだされた。

シンは三回転周り吹き飛ばされた。

コンビニの窓を突き破った。

しかし、コンビニ内に悲鳴が聞こえた。

一般市民「ひひぃぃぃ、誰か助けてくれ!!」

シン「ぶっ、ごほごほ。奥歯2,3本逝かれたか...あばらもいてぇぇ、折れたか...」


一般市民「ひぃぃぃ、そこの人!!後ろ!! 」

シン「うしろ?」

シンの背中を素早く引っ張りれコンビニから勢いよく投げられたら。

シンはかろうじて車に当たりクッション代わりになった。

シン「て、てめーー。よくも」

そいつは恐ろしく早い。シンの顔面目前まで迫っていた。


機械人形「キサマ、ナニモノダ。コノワレニキズヲアタエシモノ」

シン「あ?てめーこそなんだよ。そんな変な格好とマントはよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る