第3話 殺意

ピピピピピッ

シン「んんー、今日はぐっすり眠れた」

シンは起き上がり階段をのそのそと降りた。

シン「母さん、おはよう」

母親「あら、おはよう。早いわね」

シン「今日はぐっすり眠れたからね」

シンは母親が用意したご飯を食べてさっそうと学校に向かった。


いつもの道にいつもの街並みいつもの時間に電車がくる。

変わらない日常だ。

学校の最寄り駅に降りて繁華街を通る。

横から友達が割り込んだ。

友達「おはよ、シン!今日気分良さそうだな!」

シン「まあな、今日は寝付けよかった」

友達「お前いつも眠そうだもんな」

しばらく友達と談笑が続いた。


キーンコーンカーンコーン

先生「ほらほらー、席につけー。そろそろ進路も近いからなー、気を引き締めてけよー。授業はじめるぞー」

シンの心の声「そろそろ進路考えないとなー」

窓際の鳥が高く飛んだ。


キーンコーンカーンコーン

授業が終わった。

友達「シン、ゲーセンいくか」

シン「わりい、ちょっと用事あるから帰るわ」

友達「そうか、また今度な」

シン「おう」

支度をして学校を出た。

いつもの繁華街を通る、すると横手にいかにも悪そうな連中がメガネをかけた学生にたかっていた。

不良「おい、メガネ君よー。俺ら金ねーんだわ。ちょっと貸してくんね」

メガネ「いや、この前も貸したじゃん」

不良「いいじゃん、友達なんだし」

シンは見ていられなかった。

シンは正義感が強くここぞとばかりに向かった。

シン「やめろよ、嫌がってるんだから放してやれよ」

不良「あ?なんだおめー。そっかじゃあお前が立て替えてくれんのか」


シンはすかさず「自分で働いて金を稼げ、人にたかるんじゃねーよ」

不良「はいはい、おいちょっと裏路地来いよ。分からせてやる」

不良5人グループがシンを取り囲み肩を両方から掴まれた。

こんなことよくあることだ。

そして僕の秘密もある。


薄暗い裏路地に連れてこられた。

不良「おい、一人は見張ってろ。残りはこいつボコるぞ」

一斉に不良が殴りかかってきた。

一瞬にして攻撃をかわすシン。

不良の一人が大きく殴りかかってきた。

シンは軽々かわし鼻にパンチを食らわせた。

不良の一人が鼻を抑えて倒れこむ。


不良達は一気に殴りかかった。




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