第2話 再び
ニュース「次のニュースです。今朝新宿区歌舞伎町で二人の男女が意識不明の重体です。警察の調べによりますと急性アルコール中毒との報告です。現場は以上になります。」
母親「またぁ?立て続けになんなのよ。浮かれすぎじゃない」
ニュース「たった今速報です。東京都内で男女数十名が意識不明の状態で発見されました。警察は事件の疑いをみて調査を進めています。」
シン「なにか変だ。うっっ」
突然シンの体に猛烈な殺意と憎悪が増した。
シン「はぁ、はぁ」
母親「ちょっと大丈夫?あんたも倒れるんじゃないよ。」
シン「いや、そんなんじゃないよ」
危うく母親を殺すところだった。
たまに起きる現象だ。ぼくはずっと二重人格があるのだと思い込んだ。
気持ちをすぐに落ちつかせた。
今まで以上に強い殺意だった。
ごはんを食べて支度し家をでた。
学校につき友達と談笑をした。
友達1「昨日の推さなけ刑事みた?」
友達2「みたみた面白かったよな」
友達1「特に最後のシーンなんかはハラハラしたよな、なあシン。ん?シン?」
シン「ん、ああ昨日のドラマ面白かったな」
友達1「なんだよ浮かない顔して、なんかあった?」
友達が不安そうに聞く。
シン「ああー実は朝の東京都内で複数人が意識不明のニュースが気になって」
友達2「ああー、みたみた。でも不気味だよな」
シン「そうだな」
キーンコーンカーンコーン
先生「ほらほらー席につけ。授業を始めるぞ。」
その頃警察所内では。
刑事1「今回の事件何か妙ですね」
刑事2「ああ、検査によると脳の一部が抜き取られてるらしい」
刑事1「ええ!?出血は?」
刑事2「ああ~それが外傷がないらしいんだ。出血もなし。心臓も動いていて植物人間の状態なんだ」
刑事1「人間の犯行?あるいは未知の存在...」
刑事2「よせよ、でも今の技術で到底不可能なやり口だ」
捜査は難航していた。
友達1「よし!学校終わり!帰ろうぜ」
友達2「おし、カラオケいくか!」
シン「いこういこう」
三人は学校をでて繁華街にいった。
しばらく大通りを歩くと細い路地が目に止まった。
前方から意識を乗っ取られてるような人がふらふらと裏路地にいくのを見えた。
シン「おい!あれ!」
シンは急いで裏路地にいった。
友達たち「おい、急にどうしたんだよ!まてよ!」
シンは裏路地に向かった。
そして前方をあるくゆらゆらとした人が忽然と消えた。
シン「あれ?どこにいった」
友達たち「なにやってんだよ、急にこんなところに」
シン「いや、人が歩いてんだ。突然消えた」
友達たち「はあ?気のせいだろ。ここ暗くて薄暗いから早くでようぜ」
裏路地をでてカラオケに向かった。
その日は帰りが遅かった。
シン「ただいまー」
母親「まったく遅かったじゃない。こんな時間まで何やってるの!」
シン「友達とカラオケだよ」
22時を過ぎていた。
母親「ハメ外しすぎんじゃないよ。もう高3なんだから」
その日の夜は眠れなかった。
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