スキッティン ザ オーバーワールド

@sin0066

第1話 夢

ある日の夢。

そこは見知らぬ星に向かう夢だった。

その星は暗黒の闇に包まれていた。

あるパイロット室のようなところにいて操縦をしていた。

勢いよく大気圏を抜け暗黒の闇に突き進んだ。


そこは街や木々が燃やされ生物たちの叫び声が聞こえた。

そこには大勢の人の姿もあった。

その人たちも無惨に殺されていた。

ぼくは焼け焦げた地上に立っていた。

コンクリートのような山の字のような屋根が建物になっていて酷く燃やされていた。

木々は焼けただれ、丸焦げになった人々がそこらに倒れていた。

空は暗黒の闇に包まれていて辺りは紫色に染まっていた。


ピピピピピッ

?「んんー、ねむい。また変な夢みた」

バサッと布団を剥がしベッドから起き上がった。

階段を下りいい匂いがするダイニングに向かった。

トントンッ バサバサ

母親「あら、シン起きたのね。おはよう」

シン「おはよう、また変な夢みた」


母親はまたかと言わんばかりに呆れていた。

母親「もう何回も聞いた。夜遅くまで起きてるからよ」

シン「早く寝ても見るんだ」

母親「妄想が激しいのね」

母親にクスクスと笑われた。


テレビでニュース。

「ええー、続いてのニュースは「新宿区歌舞伎町で意識不明の重体の男性が今朝病院に運ばれました。意識はないものの急性アルコール中毒のようなものだと警察の調べで分かりました。」

物騒なニュースではなく、なにかと平和なニュースだ。


シンは支度をして家をでた。

いつもの真っ直ぐな道を越えて左に曲がり真っ直ぐ進むと土手に突き当たる。橋を越えて道を進むと駅が見える。

ホームにつきいつもの時間のいつもの電車に乗り高校にいく。


しばらくして学校につきいつものように授業を終えて部活動にいく。

部活は...模型部だ。

しかも2人しかいない寂しい部活だった。


その頃病院では。

医師「今朝送られた男性が起きてないだと?こんなに時間が立ってるんだ」

時刻は夕方を過ぎていた。

看護士「警察の取り調べによりますと過度なアルコール接種はしていないと報告があります。それにお店の証言でも普通に立って歩けるくらいに帰ったそうです」

医師「なんだと、じゃあなぜ起きない。うーん。念のためx検査を行おうか」

男性はすぐさまx検査と体の細部の調査が行われた。


看護士「結果がでました。」

医師「結果は?」

看護士「重度の昏睡状態にあります。それに...」

医師「なんだ、続けたまえ」

看護士「それに脳に異常がありまして。脳のほとんどが空っぽの状態でした。」

医師「なんだと!?そんなことがあるか!じゃあなぜ、今息をしている!?」

看護士「ここ見てください、脳の一部が残されています。恐らく生命維持ができる状態にした可能性があります」

医師「じゃあ、これは殺人未遂とでもいうのか!?あるいは殺人!?とにかく警察に報告せねば...」

病院は静まり辺りは暗くなっていた。



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