第15話 鍛え時

シン「101回...102回...103回...」

コンコンと扉のノックがなった。

シン「どうぞ」

ガチャ バタン

組織の者「頑張ってるところ申し訳ないね。今日から君のマネージャーと教育を行ってくださる赤井さんです」

赤井琴音「赤井 琴音(ことね)です。本日からよろしくお願いします」


シン「よ、よろしくお願いします。 シンの心の声(偉い美人さんだ)」

組織の者「突然の自己紹介で申し訳ないね。私はこの後予定があるから後は彼をよろしくお願いします」

赤井琴音「はい、承知致しました」

ガチャバタン

シンの心の声「いや、どうすればいいっていうんだ!?なんの話する?事件の話?これまでの経緯?なんだ!?」


赤井琴音「田中さんよろしくお願いします。以前は家庭教師をしていまして勉学の方は教えられますがマネージャーの仕事が不安です」

シン「そうなんですね、なぜここに働きに来たんですか? シンの心の声(名前、田中なんとかだったな)」

赤井琴音「お金と待遇が良いからです」

シン「ですよねー、僕の教育は大変ですよ笑」


赤井琴音「以前は学生をしていたけど諸事情で不登校になったと聞いたので。あまりその事情には触れないでおきます」

シンの心の声「ですよねー、明らかに見た目虐められそうな見た目だけどこう見えて...陰キャでした...」


シン「お察しありがとうございます。本日からよろしくお願いします」

赤井琴音「ところで凄い気になったのですがなぜ右目だけ少し腫れぼったく一重何ですか?」

シン「これ、生まれつきでさ。たまにうずくんだよね」

赤井琴音「そうですか、大変ですね」

シンの心の声「大変ってなんだよ!そうですよ!不細工ですよ!!」


赤井琴音「でも魅力的で素敵だと思います。なにか歴戦の戦士のような傷もありますし...」

シン「こんなの家のどっかでぶつかったときの傷ですよ!歴戦でもなんでもないですよー笑」

赤井琴音「それもそうですね、では早速勉強のスケジュールを決めたいと思います」

シン「はい、よろしくお願いします」


赤井琴音が一生懸命パソコンでカタカタしている間にシンは鍛え始めた。

赤井琴音「学生の時の経歴と学習状況を確認しました。過去はやらないとしてまだ行っていない授業のところを...田中さんどうします?」

シン「へ?あ、ああ。おまかせします。(ずいぶんと手の込んだ細工だな)」

赤井琴音「ではここから教えます。お時間はどうします?」

シン「このセットが終わってから」


シン「110回....ふぅここまでにしよう。赤井さん少しシャワーを浴びてきます。準備をしていてください」

赤井琴音「承知致しました」

シンはシャワーを浴びた。

赤井琴音「ここにタオルとお着替え置いておきます」

ガラガラ

シン「ありがとう、赤井さん」


赤井琴音「ば、ばかじゃないですか!?いきなり出るなんて!セクハラですよ!」

シン「ご、ごめん。すぐ閉めるよ」

赤井琴音の心の声「い、意外といい体してるのね」


赤井琴音「次そんなの晒したら授業無しにしますから」

シン「そんなー!ごめんなさい!」

赤井琴音「早く上がってください。待ってますから」

シンは急いでシャワーを浴びた。

ガラガラ ドタドタ ガチャ


シン「お待たせしました」

赤井琴音「きゃあ!!だから服を着ろ!!タオルで巻いたってセクハラですから!!」

シン「だって急げって言うから」

赤井琴音「言いましたけど、なにもそこまで焦らしてませんから。早く服着ないと契約切りますよ...」

シン「ごめんなさい!!すぐ着替えてきます!!」


シンは赤井さんが用意した服をきた。

シン「お待たせしました。授業をお願いします」

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