第44話 スポンサーの護衛
ガタンゴトン ガタンゴトン
シンは電車でスポンサーチームのいる事務所に向かった。
そこは渋谷のとあるオフィスに構えているという。
スクランブル交差点を渡り、しばらく道なりを進むとミラクルコジオの言っていたオフィスビルにたどり着いた。
自動ドアが開き広々とした玄関が広がった。
スーツ姿の人達がエレベータ前で待ち構えている。
シン「そうか、通勤ラッシュの時間だもんな。おれはこんなところで何をしてるんだろうな...」
世の中に押し潰されそうになりながらもエレベータの順番を待った。
チンッという音とともに扉が開いた。
シンはスーツ姿の人達と共にエレベータに乗り込んだ。
5階がスポンサーチームのいる事務所がある。
エレベータに降りて事務所に向かった。
扉を開けると薄暗い雰囲気にネオンの効いた彩りが広がっていた。
シン「う、なんだこの雰囲気...」
ルーク エリン「あ!ボディーガードさん!おはようございます!」
元気よく挨拶をされた。
シン「お、おはようございます」
ミラクルコジオ「おお、待っていたよ。シンくん、さぁこちらに座って」
その椅子は腰に凄く良さそうなゲーミングチェアだった。
ミラクルコジオ「今日は初日という事で彼にお試しでプレイしてもらおうかなと思ってね。その合間に私のボディーガードの仕事もあるから結構大変だぞー」
シン「わ、分かりました」
他の選手達「よろしくお願いします!」
シン「よろしくお願いします」
ミラクルコジオ「じゃあ、早速基本操作をエリンちゃんに教えてもらってねん♪」
シン「はい、エリンさんお願いします🙇」
ルーク エリン「そんなにかしこまらなくてもいいですよ! 教えられるか不安ですが、よろしくお願いします♪」
ミラクルコジオ「ほいじゃ、ここは君たちにお任せします。私は大事な会議があるのでこれで」
ミラクルコジオはSP達を連れて事務所を後にした。
ルーク エリン「シンさんっていうのね!自己紹介遅れました。私はルーク エリンです!前まではニートだったけどコジマさんに目を付けられてここまで成長しました👍️」
シン「そうなんですね!僕も同じような感じです」
選手達もそれぞれ自己紹介をした。
竹島「初めまして、シンさん。リーダーの竹島です。チームのまとめ役なのでよろしくお願いします」
シン「はい、よろしくお願いします」
圭介、的場、ケイト、他メンバーの紹介が終わった。
シンは早速ゲームの仕方を教わろうと椅子に座った。
ルーク エリン「じゃあ、画面を開いたらこのアイコンをクリックしてください!」
シンはアイコンをクリックすると新たに画面が開いた。
壮大なBGMと共にOWOのゲーム画面が現れた。
内容は仮想現実空間で特殊部隊を使って戦うゲームの内容になっていた。
よくあるテンプレートのようなゲームだ。
シンは操作を教えて貰いながらチュートリアルを行った。
シン「意外と難しいですね...」
ルーク エリン「そうですよね!?シンさんは手慣れてる感じはあるけどこのリアル感のある操作は慣れないと思います😅」
シン「頑張ってみます...」
ルーク エリン「一緒に頑張りましょう!」
シン「慣れるまで頑張ります...」
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