第32話 時は過ぎていく。

高校時代。とあることをきっかけに大事に巻き込まれたがケントに記憶を奪われてなにも思い出せないまま時が過ぎた。

街は何事もなく平和に進んでいた。

そして大学を出ずに就職をした。

そして入社日当日。


シン「佐々山 真(シン)です!よろしくお願いします!」

周りからパチパチと拍手が聞こえた。

仕事は水道設備系の仕事でかなりキツイ仕事だ。

半年も過ぎれば疲労で体がボロボロになる。

そうして日々が過ぎてきた。


嫌な上司「おい、テメー。なんだこの取り付け方は?ちゃんと説明書読んだのか!!」

シン「す、すいません!今付け直します!」

嫌な客「おいおい、なんだよこの意味不明な報告書?舐めてんの?見積もりも高すぎだしさっさと直してくんね?」

シン「はい、すいません!上に掛け合ってみます!」

理不尽な職人「どけ!邪魔だ!」

シン「すいません!今どきます!」


そうした日々が心身に突き刺した。

嫌な上司「おい、佐々山~。テメーポンコツ過ぎんだろ。3年も経ってんのに今だにクレームくるしよー。どうなってんの、おまえ」

シン「す、すいません。頑張ります」

嫌な上司「謝ればすむ問題じゃねーだろ!!さっさと仕事の準備して次の現場いけ!!!」


ゲイな先輩「シンくーん、今日も触らして❤️」

シン「は、はい...」

強引に太ももを触られた。

シンの心の中の声「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い...」

ゲイな先輩「じゃあ夜勤頑張ろうね❤️」

シン「は、はい」

遅くまで仕事をした。


深夜を回る頃。

ゲイな先輩「今夜はうちなんてどう?❤️」

シン「いや、結構です...」

ゲイな先輩「あ?テメー誰のお陰で仕事が終わってると思ってんだ、コラ。こ◯すぞ」

シン「すいません...」

ゲイな先輩「チッ次ミスったら分かってるな」

シン「もう、手伝わなくて結構です...」

ゲイな先輩「あ?ふざけんじゃねーぞ。仕事舐めんなよコラ。テメーの尻拭いしてんだから見返りよこせば済む話だろうが」

そこからの記憶はない。


朝方になり、ビジネスホテルを出た。

朝の電車に乗り現場に向かう日々。

今だに、車を持たされない僕はこうした日々が続く。

そして乗り換えの電車の時にふと、死にたくなった。


そして飛び降りようとした。

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