第38話 慣れ始め
そこからの日々はあまり覚えていない。
仕事の内容はほぼ全て身を削る仕事ばかりだ。
ある日の業務で限界を越えていた。
それはとある事務所に呼び出された。
そこに待ち受けるものは大柄な怖い男達がお出迎えしてくれた。
その内容は問題を起こした本人から代わりに尻拭いするとの業務内容だったが...
ヤ○ザな男「指詰めろや」
シン「へ?どういうことですか?」
ヤ○ザな男「あん?責任取るためのえんこやろうが!!」
シン「ちょ、そんなの聞いてない!マネージャー!!!」
マネージャーに電話をかけた。
シン「こんなの聞いてないですよ!!なんとかしてください!」
マネージャー「どうしたんだい?早く業務を終わらせてね。プツップープー」
ヤ○ザな男「テメー、えんこ前に誰に電話かけてんだこのやろう!!!」
周りにいた男達も激しく詰め寄った。
周りの男達「はよ詰めろや!ガキ!」
シン「ひぇぇぇぇ!ちょっとまって!!!」
男達に捕まれた。
ヤ○ザな男「こいつ自分で詰められんほどの度胸無しですわ。わっちが詰めさせてやんよ」
両手を固くガシッと捕まれた。
そして小指に小刀が牙を向く。
シン「はぁはぁはぁ、くそ...」
すると脳内に電撃が走った。
物凄い力と共にヤ○ザ達を払いのけた。
ヤクザな男「こいつ、なんて力だ。おい!野郎共!取り押さえろ!!」
男達が一斉に襲いかかった。
するとまた脳内に電撃が走り、スローモーションで映像が流れた。
次の瞬間に男達は気絶していた。
シン「え、あ、今のなに...」
ヤ○ザ「なんなんだ、こいつは....」
ヤ○ザは気絶した。
シン「え、今の僕がやったの?どうやって?と、とにかくここから逃げよう。それからあのミラクルなんとかをボコボコにしてやる...」
他の組員にバレないようにそっと抜け出した。
そして会社の事務所に戻るのをやめた。
半泣きで今までのストレスが放出するように涙を流した。
シン「なんで、僕がこんなことに...」
するとある集団をたまたま見かけた。
黒マスクの男「おい、あれ持ってきたか」
灰色のマスクの男「ああ、ちゃんとボコれるように持ってきた」
黒マスクの男「よし、あのミラクルコジオとか言う男がターゲットだ。そいつをボコれば報酬頂き」
シンの心の声「聞き覚えが...あ!アイツの名前!ミラクルコジオか!こいつらについていけば会えるのか...」
暗い色のマスクをつけた男達はとある駅に向かった。
黒マスクの男「おい、尾行班。そっちはどうだ」
尾行している男「ああ、バッチリそっちの駅に行ってる。依頼主の情報は正しいな」
シンは見つからない位置で監視をした。
そして駅からミラクルコジオらしき人物が出てきた。
黒マスクの男「よし路地裏に誘い込むぞ」
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