第42話 大会初日

eスポーツ大会は驚異の盛り上りを見せていた。

一戦目からかなり白熱の戦いを繰り広げた。

FPSゲームでは、最後の1on1や1on4などのFPSならではの醍醐味が詰まっていた。

そこから逆転するゲーム展開やあっさり終わるゲーム展開など多種多様であるのが大会の醍醐味である。

試合が終わり、3戦目でようやくスポンサーチームの初試合を観ることになった。


司会者「続いては!!two対thunderBORUTO(サンダーボルト)の対決だぁぁぁぁぁ!今大会、優勝候補の2つのチームだ!!!予選での圧倒的な差を着けた両者2チーム!見所です!!」

会場は熱狂に包まれた。

ルーク エリン選手の顔がモニターに映し出されたら会場は白熱の盛り上がりを見せた。

ミラクルコジオ「彼女は名の知れたインフルエンサーなのさ。私が半分手掛けてやったのさ。今大会も彼女に莫大な資金をかけてる...もちろん他のメンバーもね」

シン「こんなにも人を惹き付ける人がいるなんて...彼女は凄いですね」

ミラクルコジオ「ま、私のおかげさ」


ミラクルコジオが少しうざく感じた。

司会者「さぁ!両チームの紹介を終えたところで試合開始だ!!!ゲーマー達に魅せてくれ!!レディファイト!!!」

画面にはキャラ選択画面が映し出された。

それぞれのキャラに能力が定められており、ゲーム展開を有利に運ぶ特殊能力を兼ね備えている。

ルーク エリン選手は、スナイパー系のキャラでサーマルスコープに地雷原などの能力がある遠距離系のキャラである。

そして試合が開始された。

twoチームが攻めのスタートで始まった。

エリア確保かチーム全滅のどちらかで勝利だ。時間制限がくると相手の勝利になってしまう。


twoチームは慎重にエリア確保に望んだ。

2ヶ所のエリアに確保地点があり、どちらかに攻めいる作戦である。

ルーク エリン選手はその凄まじい集中力で敵を監視していた。

3分間で決着をつけなければいけないルールだ。

そして1分半で試合が動き始めた。

5人は慎重にポイントAに攻めいり、ポイントBにはルーク エリン選手が監視をしていた。

そしてポイントBから敵が2人くると一瞬にして1人を撃ち抜いた。

その差わずか0.5秒、見えたときに撃ち抜かれるスピードだ。

1人は隠れた。

さらに試合は進み、5人が一気に殲滅にポイントAを攻めた。


無論攻防戦になり互いに人数を削り合った。

そして2対3になってしまった。

ルーク エリン選手ともう1人の選手がBポイントにシフトして攻めいった。

しかし、相手の選手に上手な守りをする者がいた。

1人が撃ち抜かれルーク エリン選手1人になった。

しかし、撃ち抜かれたと同時に飛び出し敵の位置を目視した次の瞬間には敵を1人撃ち抜いた。

1対2になり、Aポイントを確保するか殲滅のどちらかになる。

ルーク エリン選手は奇抜な行動に出た。普通は安全な場所に隠れるがスナイパーながら前進をした。

2人がくる位置を予測して前に出たのだ。

そして案の定2人がそのルートを辿ると1人が撃ち抜かれた。


残った1人は追撃するが一瞬にして撃ち抜かれた。

会場は大盛り上がりを見せた。

司会者「なんと!ルーク エリン選手、この試合で4人もキルしてしまった!!!この後の試合展開が非常に熱くなるぞ!!!」

その後も天上天下唯我独尊の如く敵を殲滅する試合展開を見せた。

1試合に6人全員を撃ち抜く試合も魅せた。

司会者「もう、誰にも止められません!!いったいこの怪物は何者なのでしょうか!!!ルーク エリン選手!!!美少女の顔にこの技術!!目が離せません!!!」

試合は熱狂に包まれて終わった。


ミラクルコジオ「いやー、白熱したねーー。シン君護衛お疲れ様。この後選手達と打ち上げあるから君もくるかい?」

シン「え?僕なんかがいいんですか?」

ミラクルコジオ「いいってことよ、君もこのゲームを練習するもよし、僕のSPするもよし、チームに入るもよしなんだからさ」

シン「左様ですか...打ち上げ参加してみます。この後のことは少し考えてみます」

ミラクルコジオ「そうだね、とりあえず今日は乾杯やぁーーー。次も勝てるようにね」


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