第12話 次の境地

ここアメリカのニューオーリンズにしばらく滞在することになった。

街並みは古き良き街並みで観光スポットが多い州だ。

組織の話によると、怪しい集まりがあるとの目撃情報が最近に上がったのだ。

シンは早速黒い木刀を入れたギターケースを背負い街に出掛けた。

組織の者からドル札を貰った。

観光しながら怪しい集まりを探すことにした。

ロイヤルストリートに向かい美味しいレストランを探した。

しばらく歩いているとおしゃれなレストランが開店していた。

中は丁度よく混んでいて賑わいをみせていた。

店員「Hello, are you alone?」(こんにちは、お一人様ですか)

シン「ああー、えっと。yes」

店員「This way please」(こちらにお願いします)

店員さんの後を着いていった。


4人席を贅沢に座った。

店員「tell me when you decide what to order」(注文が決まったら教えて下さい)

シン「い、イエス」

英語が分からずメニューがながらながら眺めていた。

するとふと窓際に視線を向けた。

明らかにふらついている人物を見つけた。

シン「失礼!あとで注文するよ!」

店員「Whatts!?」(なに!?)

シンは急いで店を飛び出した。

ふらふらと通行人に肩をぶつけながら歩いている男はなんやら下り階段になってる通路を渡っていった。

夜になると暗そうな下り階段だ。

男はふらふらと歩き右手に細い通路に入った。

シンは後をついていきしばらくすると左手に広く空いているスペースがある。

なんやら怪しげな人物がたむろしていた。


ふらふらした男は手元からお金を取り出し怪しい袋を貰っていた。

シンの心の声「あれは、薬物?」

男達「Who's there!」(そこにいるのは誰だ!)

シン「しまった!バレた」

シンは急いでその場から離れた。

男達は追いかけてきた。

シンは自慢の足でパルクールをかまし男達は追い付けなかった。

シン「ふぅー、あぶねー。腹減ったなそこにマックあるからあそこで食べるか」


シンはカタコトの英語で注文し、ドでかいハンバーガーを頬張った。

シン「さすが、アメリカのマックだ!味も旨い!このポテトもでかいし旨い!」

周りのお客さんはビックリしたようにこちらを見た。

周りの人「Japanese? You look like you're having a good time.」(日本人か?やけに楽しそうだな)

シン「しかし、いたって普通だなー。周りの人見ても操られてる感じないし。いっちょこっちから敵情視察でもするか」

一方組織の者は...

プルルルプルルルガチャ

組織の者「ご無沙汰しております。あなたがおっしゃっていた人物をアメリカに連れて参りました」

??「よくやった、彼は私の知る限り念を押しても正義感が勝ち人々を助けようとするでしょう。かつての英雄のように」

組織の者「今や世界中が奴らの手にかけられている。少しでも早くシン殿に覚醒をして貰わねば」

??「そう、焦るな。我々も「スキッティン」の開発が進んでいる。もう少しで地球に送る事ができる。いいかこれは宇宙全体を巻き込んだ戦争なのだ。いずれは我々を滅ぼそうとする奴らが現れる」

組織の者「あの、いわゆるあなたも前世の過去が...」

??「ああ、かつての英雄の戦友だ。何百年も昔の話だ。とにかく今は奴らと彼をコンタクトさせろ」

組織の者「承知致しました」


シン「うひょーー、やっぱアメリカと言えばクラブっしょ!!おねーさん!僕と踊ろう!」

お姉さん「アラッ、ニホンジン?イイワヨ」

シン「おねーさん、日本語上手いね!よし早速踊ろう!」

シンは今クラブに言っていた。

ここはジャズの発祥地でもありノリノリなジャズが会場内を沸かせていた。

シンはノリノリなダンスをかまし会場内を沸かした。

観客「Japanese? That's a crazy move.」(日本人か?とんでもない動きだ)

シンは身体能力が高く軽々とブレイクダンスをかました。

ヒューヒューっと観客から浴びせられた。

クラブに目の焦点が合っていない女の子が現れた。

ぶつぶつと呟きながら入ってきた。

その女の子はイスに座りなにかを待っていた。

3人の大きい男達が「What are you doing out here all by yourself? Why don't you come play with us?」(一人で何してるの?おれらと遊ばない?)

女の子はナンパを待っていたかのように男達に連れ去られるように店を出て行った。


シンはダンスを中断しその女の子の後をついて行った。

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