第11話 準備
新しい住居に移った。
組織の方が用意してくれた地下付きの
2階建の一軒家だ。
元々組織の中間拠点だが急遽住むことになった。地下には実験室や武器庫もあり少しわくわくしたが厳重に鍵がかかっていた。
シン「んー、武器はどうするかなー。何もするなっていってたけどそれは無理がある話だな」
シンは人一倍正義感が強くなんでも突っ込むタイプなのだ。
シンは財布を持って街に出掛けた。
なにを買うか迷っていたがとりあえず、ミリタリーショップに向かった。
そこで手製のクロスボウガンを買った。
威力はそこそこあり狩猟も可能で少し違法な銃だ。
次に向かったのは造形の刀専門店に向かった。
シン「さすがに本物はないかー、ん?これは」
シンが手にしたのは黒く硬い木刀だった。
重心は重く少し扱うのは慣れがいる。
素振り用だが打撃としてはセンスがある。
シン「これにします」
店長「まいど!」
次に向かったのはキャンプ用品店に向かった。
そこで手にしたのはサバイバルマチェーテとサバイバル中型ナイフだ。
これは少々違法だが規制ギリギリのところでキャンプに扱える代物。
それから万が一に備えた治療キッドを買った。
戦うには十分な揃いだった。
シンはうきうきしながら街を出掛けた。
しかし、待っても待っても事件は起きず退屈な日々が続いた。
シン「たく!なんだよーー。一向に宇宙人現れないやん。ん?」
シンの携帯が鳴り出した。
シン「謎の組織からだ」
組織の男「やぁ、調子はどうだい。急に悪いんだけど君をロサンゼルスに送るから即刻準備をしてくれ。奴らの情報を掴んだから君の力を見せてほしい」
シン「お、早速か!すぐ戻ります!」
シンは勢いよく借り家に戻った。
シンは家につくなり身支度をした。
しかしせっかくの武器が持ち込めなかった。
せめて木刀だけでも説得して持っていけるように頼んだ。
組織の男「木刀?何に使うんだ」
シン「あれですよ!素振り筋トレ!筋肉もりもりつきますよ!」
組織の男「まぁいい、現地に着いたら下手なマネはするなよ。君の持っている勘で奴らを探るだけだ。あとは銃を持った特殊部隊が援護するからきみはなにもするな。いいね」
シン「でもどうして僕なんです?そんなに見つけるのが難しいですかね」
組織の男「当然だ、むしろ洗脳されてしまうこともある。でもきみは一回だけだが奴らの貴重な場面に遭遇している。私らの勘で君を頼ることにしたんだ」
シン「はぁ、それは有難いことですが」
シンはアメリカ行きのプライベートジェットに乗りアメリカに向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます