第29話 目覚めのよい
起きたら病室だった。
組織の者(ミケネ)「シン!起きたか!!!」
赤井琴音「だ、大丈夫?」
シンは周りを見渡すと母親や組織の者達の姿があった。
シンの母親「よかった...グス...もう起きないかと....」
組織の者(ミケネ)「驚くかも知れないがあれから1ヵ月たっている。君は深く昏睡状態だった。でもなにかがきっかけで起きた。夢が長かったのか?」
シンの母親「シン...またあんた夢でも見ていたの?なにを見ていたの?...」
シン「それが覚えてないんだ、でも謎の空間にいた。それも今後会うと約束をした」
組織の者(ミケネ)「....なんだろうな」
シンの母親「シンも無事だったことですし、もうシンを返してください!!!」
組織の者(ミケネ)「それは危険です。連中の存在を教えた通りこれだけじゃ終わらないです。それに我々の専門の元対処すれば親元よりも安全は確か。ここは我々がこの子を預からさせて頂きます。」
シンの母親「ううう...こんなに昏睡していてボロボロで...」
組織の者(ミケネ)の心の声「いずれこの子は狙われる存在だろう。悪と対峙し正義を貫く志、それに箱の存在もある。あれを渡したのは...」
シン「ケント....はきていませんか?」
組織の者(ミケネ)「だれだ、その子は?」
シン「僕の...いやなんでもないです」
組織の者(ミケネ)「シン君、退院後話したいことがある。いいかね」
シン「はい、分かりました。」
後からライナーとリンフェは名誉の死を遂げた事を知った。
それから一週間が過ぎた。
赤井琴音「シンさんっていうのね。偽名を使ってまでこんなことに巻き込まれるなんて...」
シン「詳しくは話せない、心配かけさせてごめんなさい。ただ、災害に巻き込まれただけ...」
赤井琴音「分かってるわ、あの細身のスーツイケメンに言われたもの」
シン「ミケネさんのこと?まぁ、色々とかくかくしかじかで話せないことが多くある」
赤井琴音「ふーん、無事でよかったじゃない。それよりこれからどうするの?」
シン「とりあえず明日ミケネさんに指示を貰おう。君も家庭教師をするかしないか言われると思うから」
赤井琴音「はぁ、せっかく高い給料だったのにつまんないなー。楽して稼げてたのは良かったけどなんか危ないことに巻き込まれるのもごめんだわ」
シン「そうだな、それを考慮して辞めるのも有りだね」
赤井琴音「私の判断で辞めるわ、あんたはちゃっちゃっと退院してミケネって人と話してよね」
そう言うと彼女は病室から出た。
そして一晩を過ごして退院をした。
キャリーケースを引きながら病院を出た。
シン「しっかし丸々一ヶ月も寝てたとはな。相当体がやばかったのか、あるいは...」
組織の者(ミケネ)「おう、退院おめでとう」
赤井琴音「待ってたわよ...」
シン「ミケネさん!それに赤井さん!迎えにきてくれてありがとうございます!」
赤井琴音がキャリーケースを取り車の中に押し込んだ。
シン「ありがとう赤井さん」
赤井琴音「うっさいわね、早く乗りな」
組織の者(ミケネ)「まぁまぁ、優しく接してやりなさい。さぁ、シン君ものりたまえ」
シン「はい、ありがとうございます!」
三人は高級車に乗り込んだ。
運転手「出発します」
組織の者(ミケネ)「赤井琴音さんはこちらの住所に我々は第二研究ビルまで頼む」
運転手「かしこまりました」
組織の者(ミケネ)「そこで見せたいものがあるよ、シン君」
シン「はい」
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