第30話 話の内容
シンはミケネの後を追った。
二人は薄暗い山奥の道を進んでいた。
シン「あのー、ミケネさん...ここ凄く怖いですよ...」
組織の者(ミケネ)「シン君怖がりなのか、意外だね」
シン「あはは、物怖じしなさそうな感じでしょ。でもお化けとか信じてるし怖いですよ...」
組織の者(ミケネ)「お化け信じるんだね。確かに不特定要素だけど存在はするとは思うよ。それより我々は未知の存在と戦ってる訳だしなんでもござれって感じだよね」
シン「お化け以外なら信じたいです...」
組織の者(ミケネ)「ふふふ、君面白いね。そうこうしてるうちについたよ。うちのラボさ」
小さい商業ビルのような物がポツンと一軒立っていた。
3階建てと少々小さいビルだ。
しかも見た目が廃墟で真っ暗だった。
シン「あのー、ラボってこの廃墟が...」
組織の者(ミケネ)「ああ、そうだよ。じゃあ早速入ろうか」
シン「いやいやいや、人の話聞いてた!?入りたくないっつぅの!!」
組織の者(ミケネ)「大丈夫、大丈夫。過去に炎上事件が起きたって噂だけどただの廃墟だよ」
シン「なおさら入りたくねーよ!!」
組織の者(ミケネ)「冗談だよ。ここはうちがあえて作った廃墟さ。炎上事件っていうのはここ最近にWeTuberがビビってゲストの女の子を置き去りにしたって事件さ。それで炎上をってな話」
シン「ほんとか?嘘だったら殴る!」
組織の者(ミケネ)「そうカリカリするな笑 ほれ入り口についたぞ」
ミケネは平然と暗闇の建物内を進んだ。シンは恐る恐る進んだ。
しばらく進むと地下に続く階段があった。
その階段を降りて厳重に閉められている手錠を開けて閉めその先にある鉄扉を開けたら明らかに研究所っぽい扉があった。
ミケネは目の認証をして扉を開けた。
すると両側から「ミケネさん!お疲れ様です!」
研究員が元気に挨拶をしてきた。
シン「お、お疲れ様です」
組織の者(ミケネ)「お疲れ様、シン君。あちらの小部屋で待っていてくれないか。見せたいものを持ってくる」
シン「はい、わかりました。」
シンの心の声「恐らく僕が戦闘時に入手した箱だろうな...」
しばらく待っているとミケネが厳重なアタッシュケースを持ってきた。
アタッシュケースをテーブルの上に置いた。
組織の者(ミケネ)「それでは開けるよ」
そこには、確かに戦闘時に使った箱の姿があった。
その色は様々な色に変化して光っていた。
その形は古代文字の円を描くような形を箱の全面につらなっていた。
組織の者(ミケネ)「これについて詳しくはなそ...う」
急に頭の中をキーンと耳鳴りがした。
次の瞬間に二人とも倒れてしまった。
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