第23話 盛り上がりの仲

シン「この片目のおかげでモテないんですよ!!どうしたらいいんですか!」

赤井琴音「整形しろ!ブサイク!」

シン「ひどい!」

組織の者(ミケネ)「ギャハハハッ!」

シン「そんな笑わんでもいいじゃないですか😓」

組織の者(ミケネ)「ごめんごめん、でもそういうのいいね。人のチャームポイントっていうの?私は可愛いと思うよ」

シン「そうですか...」


赤井琴音「まぁ、ずっと見てれば可愛く見えるわね」

シン「うっさい!!」

組織の者(ミケネ)「こらこら、二人とも仲良くな」

赤井琴音とシン「は~~~い」

組織の者(ミケネ)「ところで二人とも恋人とかはいるの?」


赤井琴音「私はいます」

シン「バカにしてるんですか...プルプル」

組織の者(ミケネ)「ごめんごめん、一応聞いただけ。ほらうちら表に公開できない組織だから外部漏れも懸念してね」

シン「なるほど、なら僕は安心ですね」

赤井琴音「私は深く関わるつもりはないです。興味ないので」

組織の者(ミケネ)「そうか、ならよかった。ほらどんどんお食べ」


二人は高級寿司にかぶりついた。

シン「んーー、やっぱりうめーーー。ほんまありがとうございます!」

赤井琴音「ほんとに初めて食べました!最高のお寿司です!」

組織の者(ミケネ)「連れてきてよかった、ほんとに」

大将「盛り上がってるところ申し訳ない!これサービスのあら汁!呑んでくれ!!」


シンとミケネ「酒が進むな!旨い!」

赤井琴音「ああーーうまいですねーーー」

赤井琴音はお酒が苦手だった。

三人はしばらく談笑をした。

組織の者(ミケネ)「そろそろ勘定しようか」

シンの赤井琴音「はい!!ご馳走さまです!」

ミケネが会計を済ませた。


組織の者(ミケネ)「私は別のところに用事があるから気をつけて帰るんだよ」

シンと赤井琴音「今日はありがとうございました」

ミケネが二人に手をふった。

シン「赤井さん送っていきますよ」

赤井琴音「あらそう、よろしく」

この辺は夜になると不良がふらついてることがしばしばある。


二人は繁華街を歩いた。

シン「赤井さん、ちょっとトイレ行ってきます。待っててください」

赤井琴音「はやく戻ってきてよ」

シン「ああー、漏れそ。ついでに飲み物買っててあげるか」

夜遅く繁華街の賑わいが少しづつ静かになっていった。

前方から4人くらいの不良達がぞろぞろ歩いてきた。


不良1「お、ここに可愛いねぇちゃんおるじゃん!どう?俺らと遊びない?」

赤井琴音「結構です。人を待っているので」

不良2「連れないなー、俺らといこうよ。ね?」

不良達は強引に手を引っ張った。

赤井琴音「やめて!放して!だれか!」

不良2「うるせー、このアマ!」

バチンッ!頬を叩く音

赤井琴音「いった...」


不良2「いいからこっちに...ぶっ!!」

横から細長い蹴りが飛んできた。

不良2はぶっ飛んだ。

不良3「テメーなにしやがる!!ぶっころすぞ!」

シン「は?殺してみろ、ほら」

不良3「てめーこのやろ!!」

シンは軽々と避け男の顔に正拳突を食らわした。

不良3は棒立ちで倒れた。


不良1と不良4が襲いかかった。

その攻撃も軽々と避けてお互いの顔をキスするかのようにぶつけた。

不良1た不良4「ぶっちゅぅぅぅ、ぶっは...」

シン「大丈夫?赤井さん、怪我はない?」

赤井琴音「おそい...ボソ」

シン「え?なんて?」

赤井琴音「遅いっていってんの!待たせないでよ!!」

シン「ご、ごめんて。ほら飲み物。メロンソーダ飲んでたでしょ?買ってきたよ」


赤井琴音「あっそう、ならチャラにしてあげるわ」



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