俺の彼女はトイレの中でカラカラカラ〜バカの野望が潰え、アイカと別れ…そして面接へ【一度でもコメントした人、先に謝ります】

※前回のあらすじ〜要はアマテラスの世界大洗脳によりヒロをNTRされそうになるタツ…しかしタツはヒロの笑顔で力を取り戻す!(そんな感じだった気がする)





 タツは…何故か笑顔で、俺の方を向きながらコケシを掲げ始めた。何故、コケシを?

 タツの思考についていけない。


 アマテラスはいよいよとばかりに下品な祭りを加速させ、獅子川さんとアイカの友達とやらに『ヴァ○ナ』や『私のオマーン』等、ほぼ放送禁止用語を世界に配信で連呼させる、最早この世の終わり…サバトである。

 イクエちゃんの脳についていけない。


―――哀れよ、破壊こと藤原さん…いよいよネタキュンとの思い出の品にすがり始めたか…もう終わりだ…そして地獄君主、褒めて下さい…この間で20億人は洗脳した筈です、間もなく全ての民の脳破壊が始まります―――


 20億人って何言ってんだ…小学生じゃあるまいし。絶対褒めないからな。

 大体これ、勝った負けたの話なのかが疑問だ。後、俺の指示っぽくするな。脳破壊もするな。

 なんか知らんがもう皆、負けで良いだろう。そして解散だ。


―――――洗脳されし20億ちょっと、聞けい!地獄君主は言った。 もっとも魂を削るのは?尊厳を奪うのは?傷つけるのは?それは生きたままNTRする事である

―――――決して殺すな、つまり世界規模の生きたままの無限NTR、それこそが魂の弱点と君主は言った。死なぬ精神体の私を実験体に君主は繰返し行った

―――――元々愛する者のいない私に、自らを愛させNTRを幾千と喰らわせる。結果、私の顔は曇り続け、果てはNTR・AIとなりNTRを作り続ける最恐のシステムとなった

―――――どのような力を持ってしてもNTRに勝るものなし。ちなみに破壊のタツのTを加えると、 NTR・TAI《ねとられたい》になる。 つまりNTR末期患者という事だ

―――――さぁ運命の時間だ…今、ネタキュンシュは世界をNTRする!


 言ってない。やってないし、俺は何もしていない。寝取られたいのは性癖だと思います!

 そう、こうやって冤罪が生まれる。

 強くて派手で発言権のあるものが意味不明な事を騒ぐ。結果、俺という被害者が…

 後、イクエちゃん、別に顔が曇るぐらい良いじゃん。それぐらいなら別にそんなに好きじゃなかったんだよ。

 それに寝取られは生きてないと出来ないし、寝取られたらそこで終了じゃん、だからざまぁすんだろ?

 なんだよ、無限NTRって。世界をNTRってなんだよ。知らないよそんなの。


―――ちょっと待ってネタキュン、あれだけの事をしといてそんな言い方…責任取らないっていうの?私、もう普通のプレイじゃ無理なんだけど…―――


 いや、だから冤罪…記憶に無いし普通のプレイかどうかイクエちゃんの問題で…


「まてえええええ!お前はヒロの事を何も分かっていない!優しいヒロを!強いヒロを!ヒロの愛の大きさを!ヒロはNTRなぞ望んでいない!」


 コケシが光輝く…何でもありだな、もう。まぁNTRは望んでいない。

 タツの掲げるコケシの光が人の形になって行く…


「え?ヒロじゃない!?NTR耐久卿!?いや…そうか!そうだったんだ!」


 タツは何が『そうだった』んだよ、どうせろくなことじゃないんだろ…

 アレ?あの光ってんの……俺だ…全裸の俺が…空中…コケシ部分がチ○コの位置で、腰に手を当てにこやかな顔をしている…綺麗な笑顔してるな…なぁ、そいつ死んでるだろ…心がな…


「やっと分かった!NTR耐久卿は!ヒロだったんだ!」


 違いますよ、分かってないですよ。


「本当に追い詰められたとき…いつもヒロが見てくれた!NTR耐久卿が!良くやったと!もう諦めて良いと!ずっと見守っていてくれたんだ!」



 だから俺はそのNTR何たら卿じゃねぇが?



「そして!NTR耐久卿は私に言った!手に入れるべきは!


 誇るべきは折れぬ心!


 NTRても信じる愛!


 いつか奪い返す信念!


 本当は…私達の物語はヒロがアイカを取り戻す物語だった!私は…曇った顔で笑いながら祝福する役だった!

 だがっ!ありとあらゆる声が!諦めるなと!ヒロとタツはとっとと付き合えと!早くアイカをざまぁしろと!タツこそがヒロインと!


 わざわざNTRで検索してきたNTR耐久卿達が私に戦う力を!勇気をくれた!」



 つまり俺は、その物語の犠牲になったという、事かな?まぁまぁ、NTR流行ってるしな。

 でも普通にアイカとやり直さないだろ?あの日記見たら…どういう物語だよ、それは…



「虹翼天刃アマテラス!先輩から聞いた!またの名を愛を欲する者…精神生命体アマデウス!貴様の妄想と想像で作る二次創作(R18)のNTRでそのままエンドは終わりだ!私からNTRなんぞ一億光年早い!」


―――クァハハハ♥この私とネタキュンの愛の結晶『ドキッ!?♥根多博之とイグッエの愛★櫓』を破れる者などいない!―――


 タツがアマテラスに向かって走り出す…正確には櫓に向かって…馬鹿のお祭り騒ぎに向かって走り出す…


「ヒロォッ!ネコをこっちに投げてくれぇっ!!」


「「はぁッ!?」」


 ネコと声が被ったがまぁ良しとしよう…ネコがこっちを向いて『まさか投げないよなテメェ』的な顔をしてこちらを見ている。

 タツとネコ、両方の視線が刺さる。俺は…


 いや、ネコ。お前も同類だよ。ウンコが武器になったり人を背中に乗せて走る女子高生なんておかしい。だから投げる。俺は凡人だから。面倒くさいから逆らいません。

 

 ネコの胴体を掴んだ、そして…タツの方向に全力で投げ飛ばした。


「ちょ!?ちょちょ!?ヒロさん!?テメェェェェっ!!!」


 先輩に向かってテメェは無い…は、ともかくぶん投げられ宙に浮きながら俺に中指を突き立てたネコが、タツにキャッチされる!

 何か、ネコがさながら本物の猫の様に暴れながら「イヤだ!」を連呼しているが気にしていない。

 

 タツはネコの背後に回り、お腹を両手を回してロックし、回転し始めた。


 そしておもむろに高速回転し、回転の勢いのあまりネコの身体がくの字になった状態で空に翔んだ。

 近くでぶっ倒れている千代さんのヘルメットから音声が聞こえる…多分…ネコだ。


『オエェェッ!ビ…ロと…ダ…ツ…い…つか…ころ…す…オエェェェ』


 凄まじい回転のせいで吐きまくってるネコの呪詛が聞こえた。


 いや、おかしいだろう。何で俺だよ?ワンオペのアルバイト店員の店に強盗が入ったら、アルバイトは金渡すだろ?『死んでもこの金は渡さん』なんて言わんだろ?冤罪です。

 

「お前らの誰も見ないNTR物語も終わりだ!

 異世界から聞こえる!声がっ!応援が!NTR卿の魂の叫びが!私とネコの臭いに力を加える!

 そして!ネコの秘蔵のアレを喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!

【宿】命のネコネコ大感謝祭★大召喚!コメントレビュ近況ノート♥」




タツ!!!ストーリーがピナツボ火山の噴火並み限界突破タツ、はやくヒロとくっつけ!普通にタツとヒロは相性バッチリでお似合い@k▲102■os

タツのとこも気付いたら(あれ?可愛い?)って思うようになってきてウ◯コネタがなければタツが可愛くて仕方なくなってきた@音の■

早く狂ったドラゴンをもらってあげて…@赤▲子■

小学生のタツがアホでかわいいw@ra■ru▲ru

今年はタツしか勝たんwwwタツならケツから子ども産めるよ❤️ネコの臭い度がMAX@ta▲ara■826

タツ、ヤバイな………例えるならネジが全部ぶっ飛んでクスリを決めた意味わかんねぇ………だけど癖になっちゃう!!!ビクンビクン(*´∀`*)@ミ▲スキ●・ボーカ■イド

どんなバイオレンスな展開が始まり、どうタツがぶち壊すのか楽しみ毎話必ずと言って良いほど脱糞シーンが挿入されるのは何かの義務@O▲ym●ron-K

これで神回になった… 拍手‼︎今のヒロを見てくれてたのはタツだけってことか@R■A

大体タツの奇行が大半とゆう素敵仕様あとネコが臭いのは臭知の事実だったんだな...@激●

ネコは自分の食生活をもう一度見直したほうが良いと思えますよ、そこまでクサイメガネちゃん...哀れな@Bl●●dSc▲nt

タツはそのまま主人公と結ばれて欲しい@gl●ry57

アイカ、結局ただのビッチだった@g●nnt▲kun

最高に面白いですw好き放題に突き抜けて@ス■コウ

恋人裏切ってよその男とパコパコしてもええんかいな@kak■sany●msan

この小説気持ちいいなドキッ☆狂人だらけの肝試し〜ポロリもあるよタツだけ頭おかしくて草@Bl▲ckm●re

なにを食べたらこういう怪文書ができるんだ...@ミ▲シェル■象

2回目!!?@k●ngb▲i9511

わけワカメ@k●jip▲pa

わからんw@fsem●de

タチ(タツ)とネコ、ほほう・・・@は●ぬこ

主人公はいつ彼女と別れるのか@k●ngb▲i9511

タツ、普通にNTRれただけじゃ(笑)@Bi■lN●e

NTR現場を咥えられながら見物@x●28■53

怪文章すぎて好き。主人公の奇行よりヒロインの奇行の方が目立つの笑@k■sk○224

ヒロ…相棒の忍者のキャラが濃過ぎて、狂化足りてないぞ。@S▲K

いきなりぶっ飛びすぎてて草なんだ@su▲aru●9060

いや、面白いけどざまぁが無ければ普通にしんどい笑@kn●w7■7

退魔人抱いて癒されてくれ…@taika▲banch●

…まけないで!@ひ●お



『聞こえる!伝える!絶対負けない!絶対諦めない!どんなに辛くても誰も見なくなってもエタらない!きっと誰かいつか見るから!コレが!私の物語!アルティメット★ドライバー劇臭極大【便】だぁァァァァ!!!!!!!』


 凄い速度で回転…ピンクのネコがきりもみしながら、タツと一体化してアマテラスへ、落下しながら向かっていく…


『皆のものッ!食い止めよッ!何が見知らぬ世界のコメントか!レビューか!近況ノートか!ネタキュンシュと私の愛の櫓を壊させるな!』


 周りの踊っている人が肉の壁になろうとしているが…


「どけどけどけぇぇぇぇ!ネコ汚物トルネードォっ!」

 ガシャァン!


 タツがネコのヘルメットのバイザー部分を破壊した。

 飛び散るネコの吐瀉物…


 『うわぁ汚ねぇ!アレは1999汚物の大王ダァ』


 と逃げ惑う人々…うーん、本当に汚ねえ…

 ネコはとうとうあだ名が『汚物の大王』に。

 そして、結果的に肉の壁は散った…


―――何を!精神操作だけが私の強さではない!この敬天最強のアマテラス、弱体化した破壊如き遅れを…な!?―――


 気付くと獅子川さんが歌をやめ、血の涙を流しながらアマテラスを羽交い締めにしていた…


「あま…てらぁ…よくも…きさま…ボクを(社会的に)殺したなぁ…ミチミチ、みちづれ…だ…マシロに…捨てられ…ぐぅ…」


「逃がすかよッアマデウス!唇で獅子川さんに伝えておいた!全ては貴様の仕業だとなぁ!」


―――ネタキュンシュ!?これは!どうすれば!?…………なる程…分かりました。貴方にはこの私の全て捧げた身。どうか転進をば…私の最後、見ていて下さい、また、会う日まで…愛してます―――


 俺は一言も発していないし、思ってもいない。

 しかし、どうやら何かストーリーが完結したらしい。良かった良かった。

 さっさと終われ、俺ですら何も分からないのに、第三者が見ていたらマジで意味わからんぞ。


『根多君っ!ここは私、アマテラスが食い止めるわっ!逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!』


 あのぅ…色々台詞間違えてませんか?見ろって言ったり逃げろって言ったり、帰りたい俺の意志を全く無視する2人…



 回転するピンクの塊(ネコ)をまるで大きなハンマーの様に振りおろすタツ。

 そしてタツが…空中から…叩きつける様に…しかしソフトに…ネコのケツをアマテラスの顔に押し付けた…


『あおっ!?あおああああああああああああああああ!!??(ネコの声)』


 【宿】ドグチャ…ドゥルドゥルブリィッブブブブブブビャビャビャビャビビビリイぃ!

 プスッ!ぷぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 ビリビリ!ビチビチビチビチ!!!!パンッ!パパンっ!!!!【便】


「ぐぼぉ…ネ………タ……キュ………あと……は………」


 ドサッ…


 ゆっくりと顔面が糞で醜悪であり臭悪になったお祭り姿のアマテラスが、前のめりで倒れ動かなくなった…いや、髪色が戻っているから…イクエちゃんか…何か最後の方、アマビエ?とか夏にはアナテラスとか名前が多過ぎて訳が分からない。

 しかしウ○コ顔に当たったくらいで死なないだろ、俺だってタツのやつ顔に当たったし。

 『後は…』って俺、何にもしねーよ?


 その横で目の色を失い転がりながらブツブツ言っているネコ…最近のネコならここからすぐ平常運転に戻る…と、思う。早い所復帰を願うばかりです。


 そして当たる瞬間に避けた獅子川さんが…


「お、終わりだ…世界規模の配信…世界で活躍する女性トップ100に選ばれたボク…ハハハ…世界に向けて恥を晒した女性トップ3になったぞ…ハハハ…それにあのマシロの顔…もうボクはおしまいだ…ハハハ…」


 そしてマシロ君の所に、先程までラップを歌っていた同年代の女の子が駆け寄って抱きしめた後、何か言っていた。

 それを見ていた獅子川さんが一言『アぁッ!?』っと言った後、胸と口を抑えてこの世の終わり、地獄みたいな顔をしたと思ったら白目を剝いて前のめりに倒れた。


 真面目で心が弱く、マシロ君に依存している人らしい…多分、壊れたんだな…まぁそうだろうな。

 俺も同じ立場だったらそうなると思う。


 そしてタツがゆっくり立ち上がり…大きくガッツポーズを取った?何でだよ…


「やったぞヒロ!見ていてくれたか!?最終面接だ!就職内定まで後一歩だ!さぁ御館社長や重役の椅子の用意だ!ヨイショ!よいしょ!」


「「え?」」


 また孫一さんと被った…しかし孫市さんが急に悪い顔をした。


「永井…これチャンスかもしれんぞ…獅子川オーナーがエロゲー会社作るっつても、紙芝居に金は出さんとか、成功のエビデンスを出せとか言ってただろ?しかしタツちゃんは千代いわく馬鹿でポンコツらしいが、破壊である以上、ウチに入れなければならない。何が出来るのか知らんがデバック…文字読むくらい出来るだろ…エロゲー会社設立のチャンスだ…獅子川オーナーの金で…」


 俺の彼女…馬鹿…ぽんこつ…文字読むぐらいはできますよ…


「確かに…孫一、お前も悪い奴だな(笑)チャンスだぜ、ちょうど獅子川オーナーのメンタルと脳が破壊された直後だ、グチャグチャになっている今がチャンスだぜ。アイツ、約束を守らなきゃいけないと思ってるからな…マシロ、お前も手伝え…」


 何とクソみたいな話をしている…大人ってやだなぁ…と思ってたら、マシロ君が案の定ボヤいた。


「お父さん達最悪だよ…美音さんが可哀想だよ…」


「良いんだよ、アイツ金持ってんだから…小心者が過剰に色んなものを手に入れてメンタルが追いついてないからある程度失ったほうが良いって千代が言ってたんだよ。それよりマシロ…今、獅子川放っといたら多分アイツ死ぬぞ…俺達には出来ん、お前だけが頼りだ…ちゃんとリカバリーして馬車馬のように働かせるんだ…」


 この人達は本当に…と思ったら…よく見ると周りは解散ムードだ…一応、孫一さんが解散命令出したらしい…

 破壊こと、タツは孫一さんの下についたと。

 自分の為にパイプ椅子を用意してるのが下についた証らしいが、何それ?

 とにかくそういう事で終戦宣言をし、現在後片付けらしい。

 

 結局俺は何が誰と戦ってるのかいまいちよく分からないまま…とにかく終わったようだ。

 俺の目的のアイカとタツの無事というのは叶った様だから良しとしよう。

 アイカと棺さんが2人で肩を貸し合って来た。


「ヒロ…来て…くれたんだね…最後まで…こんな…ごめんね…」


 そうだ…まだちゃんとしたお別れが済んでいないか…今は…ちゃんと出来ると思うんだ。




※大変おまたせしました!クソクオリティの癖に2週間もすいませんでした!

レビュー!近況ノート!コメント!そしてフォロワーの皆さんに本当に感謝です!

恩を仇で返すクソ小説、もう少しだけ続くんじゃ!ちなみにヒロ視点のエピローグまで近日いきます。



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