俺の彼女・前編〜子供の時から実は片思いだった幼馴染がNTRれた挙句フラレたが、もう一人の元ヤン幼馴染と付き合えたのに「ざまぁする」と暴れ始めて止めようと思った…が、もう遅かった(笑)

「とにかく皆、冗談はよせ。これは多分CGだ。そして忘れよう。俺とタツの事は忘れよう…アイカと俺の間に…合ったことだけが事実…それが一番だと思う」


 俺の強制的な提案にアイカの親父さんが賛同する。


「そ、そうだな…けどヒロ…良いのか…私はアイカの…ヒロを裏切った…アイカの父だが…」


「いや、そういうのはよしましょうよ。ずっと昔からのお隣さんじゃないですか、これからもお隣同士、支え合って暮らしていくべきだと思います」


 俺は賢者モードになっているのもあるが、なかなか冷静な判断や受け答えが出来ていると思う。

 アイカの関連で俺はもう、何も遺恨は無い。

 これからはお隣さんとして、アイカは子供の時からの幼馴染として、付き合っていくべきだと思う。

 そしてこれからはタツと…前を向いて歩こうと思っている。

 それしか考えていない。それ以外考えたくない。


 何故ならまぁ、今タツ達がやっている事は何か良く意味が分からないし、俺は関係無いし、何もしてないので…後はタツや不知火に任せよう…そう、それで良い…それで…

 俺は後片付けをしながら色々考えていた…アイカは何にせよもう学校には来ないんだろうなぁ…とか、これでタツとイクエちゃんが揉めるなぁとか、タツとデートって、何すれば良いんだろうな?


 アイツ、偉そうにすぐ日本橋がどうしたとか言うけどさ、実際新宿に行ったら使い物にならなかったからな…一回行ったらキョロキョロしてばっかりでさ、「都会は全体が大きいな…ヒロ…生き抜こう…このコンクリートジャングルを…」とか意味不明な事ばかり言ってな、しかも緊張でトイレ近くなるんだよアイツ…トイレの場所調べとかないといけないんだよなぁ…デパートのウォシュレット使ってトイレ水浸しにしたり…そもそも日本橋ってオフィス街だろ…デート?…それに格好が小6ぐらいから止まってんだよ、大体雪虎さんが小学生とか幼児の上履きが売ってるような店で買ってきた服を未だに着てるからな…ジーパン買ったとか言って遊びに行った時もア○ギの私服にしか見えないし、グレた時はまんま昭和のゲームのスラム街のキャラみたいな格好でウロウロと…地元密着型のマイルドヤンキーみたいなものだ…デートってやっぱ近所のファミレスとかゲーセン、家でゲームとかがメインになるのかなぁ…ヤンキーみたいだなぁ…そんな事を考えているとネコが何故か顔面蒼白の顔で肩をツンツンしてきた。


「ひ、ヒロさん…考え事をしている所で申し訳ないですが…報告があります…いや相談というか…私…どうすれば…」


「いや、良い、大丈夫。報告は要らないし相談しなくて良い、皆を信じろ…。不知火、頑張れ、タツ、頑張れ…」


 ネコが肩を掴んできた…やめてくれ…俺に相談はよせ、もういい、いやだ…俺は賢者であり隠者。


「藤原龍虎さんはヒロさんの彼女ですよね?葛愛華さんは元カノで、吉川幾重は愛人ですよね?」


「いや、イクエちゃんは関係無いし…アナ何とかだし…でも、そう言われると見て見ぬふりも出来ないというか…ズルいなぁそういうのは…あの人たちは上手くいってないのかな?今度こそオブラートにしっかり包め、何重にも。」


「とりあえずコレを見て…聞いて下さい…」


 ネコが猫型ヘルメっトから壁に何か映し出した…だから現物だすなよ、オブラートっ!

 何か文字が一杯…伝令?報告?嫌な…文字が…いっぱい見える…


「現在、不知火諜報班がまとめた状況です。時系列がアルファベット順なんですが…」


【ライブ&パーティブロック】


a.千代様より報告。千代様、叛徒幹部・佐伯と会敵。人質が確認出来ず千代様苦戦。

叛徒幹部・リアイカもこちらのブロックにいたが反逆、同幹部・佐伯を襲うも返討され、リアイカの1人、葛愛華は重症の可能性あり。

医療部隊は着き次第、千代様、葛愛華を最優先で回収すべし。


b.叛徒幹部・佐伯と下部組織多数にて、不知火幹部・獅子川様と少年一人は未だに拘束中との事。御館代理・千代様は行動不能、最後の通信にて深い精神ダメージが見受けられた。現在、御館様が単独で現場に急行してしまったとの事。

ライブ・パーティブロック担当班、不知火近衛衆、千代犬部隊、獅子川電視部隊、不知火京香医療部隊の各員は、至急お館様のフォローと千代様の救出を要請する。


c.千代様拘束、現在拷問中との事。スーツの強度限界まで僅か。不知火近衛衆、千代犬部隊、獅子川電視部隊、不知火京香医療部隊の各員は、至急お館様のフォローと千代様の救出を要請。

→お館様は到着済み、また永井様が別ルートにて現着。360秒後、先発部隊到着後、即突入予定。



【巨大コンテナ船ターミナル・人身売買ブロック】


a.斥候部隊から報告。叛徒に幹部として潜入していた不知火幹部・棺様からのデータ通り、叛徒幹部・阿修羅貫一率いる阿修羅分家と叛徒、外国人傭兵部隊で約二千。他、売買予定の女性数百…若干予定人数に変動あり。こちらに武装勢力が集中していると思われる。該当人員無し、戦闘員は生かす必要無し。

 予定通り時刻1600にて敬天・死天による精鋭異能部隊の愛人ラ・マン、近代・先鋭武装隊“棺の国“精兵の千にて『蹂躙』を決行予定。

 失踪していた不知火幹部・敬天のアマテラス帰還、準備完了。なお、陰部が虹色に…


b.棺の国・先鋭武装部隊突入開始。後詰め近代兵器部隊は海外へ移送予定の一般人女性達の救出開始。

 現在、先行している斥候部隊より敵部隊、確認出来ず。一部、まるで猛獣が暴れた様な戦闘の形跡あり。大型動物が放逐されている可能性あり、注意されたし。


c.最奥広間にて、【破壊】顕現の阿修羅を確認。

状況報告、2000余りと言われた敵方戦闘員はほぼ全滅。戦闘担当以外は骨を折られ外に出された模様、戦闘員に関しては生死不明、メインフロアが現在、照明が破壊されており、暗闇となっている。

 床は重傷者の山と血の海になっており、うめき声だけが聞こえる状況。斥候曰く紛争地域前線レベルの地獄絵図との事。

繰返す、最重要事項、棺様に報告、最奥にて【破壊】顕現の阿修羅…外見が大きく変化しているが、元【阿修羅龍虎】と思われる。

叛徒幹部・戦闘技能Sクラスの阿修羅貫一が、破壊に挑むも即沈黙、その際の暗視ゴーグルの映像と音声を送ります。繰り返します、阿修羅確認、対応を求む…


「これが不知火本体でまとめている現在のデータです。それで、コンテナエリアのbとcの動画にですね…」


 バイオでハザードな空間とメタルでギアな世界観ですね。ネコの空想しゅごい。

 最初の方のアイカの情報も聞きたくなかったし、最後の方に【元】と付いた俺の彼女の名前が…


「まてまてまて、凄いね、ネコ。昔からゲームの攻略本見て設定とか作るの好きだもんね。こんな設定考えるなんて…でも高校は勉強する場所だよ?勉強もちゃんとしないと…ほら、すいへーりーべー僕の船?」


「ヒロさんはそうやって認めないつもりですね…ではこれならどうですか…」


 無理矢理動画を流しやがった…そこには…

 

 阿修羅貫一さんがいた、懐かしいな。

 たま〜に道場に来たタツの親戚のじいさんだ。

 免許皆伝なのに鍛え続け、ドーピングで100歳以上生きてる妖怪だ。

 口癖は「武術は研磨だ」とか訳の分からんこと言ってたじいさん。あだ名は研一。

 ちなみに小6のタツに、このじいさんは皆見てる前で負けた。これ以上無い程の完敗、小6に相手にリベンジを誓い去っていたが…

 まさに今リベンジしようとしてんのか…おめでとうじいさん。良かったな。じいさんとタツの会話音声が聞こえる…


『それは我々武術家の極み…あ、阿修羅の型…いつの間にその域にっ!?それでこの人数を全滅させたか…ま、まさに阿修羅…破壊の化身、阿修羅の生まれ変わりか…良いだろう…さぁ…殺りあおうぞ…』


『ヒリョがやっちゃ♥中2ででキャタ!♥中3でぇヒリョに攻略さりぇた♥ボルチョパンチで♥おみゃえりゃ、ヒリョ以下でぁや(笑)じっさん、もう寝れ!♥』


 あぁ、タツが何言ってるか分からんが、よく知ってる型だ。

 タツが高速で何千という構えをスイッチさせると顔が三面に、腕が六本に見えて、足が四本に見えるんだよな。

 相手が多人数だと中に入り込み全方向に、1人だと周りを円型に高速でぐるぐる回りながら打ち込んでくる変な型。

 タツは寸止めにしてくれたけど、一発入ると反撃不能になる。手足頭含めた10の打撃がほぼ同時に来て、一発入ると続けて回転しつつ全方向から延々に一秒以内に10発ずつ打撃を繰返す。しかもトラックに轢かれても大丈夫なレベルの筋肉の一撃、まぁ攻略とか無理だよ。


『あんなガキが…この阿修羅型を崩したのか!?これが新世代の…若い力…なのか…』


『しょうだじょ♥ヒリョしか、かたゃん♥みあいばかりしゅしゅめりゅ、老害は、ねみゅるべしぇ♥』


 何でタツは呂律が回ってないしアヘ顔のままなんだよ…


 しかも俺が攻略っていうか、違うんだけどな…

 立会していた千代先輩に、何でヒロの打ち込みは当たるのかって言われてからかなぁ…

 アレの時、適当に殴るとタツの下腹部に当たるんだよな。


 あの型を出す時は大人しかいなかった。

 正確には子供を締め出した。

 確か千代さんとこの夫婦、師範代の永井先輩とタツの両親ぐらいかなぁ…阿修羅型っていうのか?

 アレ出す時は極力人払いしてたから、何か大変なもんかと思ってたけどそりゃそうだ。

 女と分かってから…そしてアイカの件でタツの欲望を知ってから、最近になって分かった。




 アレはタツの…組手に見せかけた自慰行為の型だからな…


 他人、特に子供に見せるもんじゃ無い。





 タツにそれとなく聞いたら俺がどんなに適当に殴っても下腹部に当たる様に型を組み合わせたら、こんな感じになったそうだ。

 こんな感じってなんだよって聞いたら『チャリでコケる時と一緒、おかしいなと思ったらコケてるみたいな?』と質問で返された。

 今考えればアイツ、ボカしやがったな…


 下腹部に当たると『あっ!♥ンフッ♥』と、一瞬動きが止まり、また動き出すの繰り返し、繰り返すと多分20発ぐらいで…その…逝くんだろうな…

 動きが止まって『ウッ♥グヒッ♥』みたいな声を出しながら、土下座みたいな体制で涎を垂らしつつ股を濡らし、ビクビク痙攣しつつ手を伸ばしながらいつもの台詞を言う。

 俺は当時、内臓ダメージだから苦しいのかなと思ったけど…


『ひ、ひろぉ♥おりぇの…まけら♥しぇつないぃ♥くるしぃ…(胸が)♥やくしょくどおり…はとむねぇ…もめぇ♥』


『分かった、鳩胸を楽しませて貰うぞ』


『ふぉあああ♥ひろぉ!♥わらしぃのまけぇぇ!♥もっとやりぇぇぇぇ!♥』


 当時、俺は女って知らなかったら、男だと思ってたから!いや、マジで!


 それを見ていた千代先輩がジト目で俺に『伝説の阿修羅の型だと言うから来てみたら…本当にお前は分かってないんだな?プレイじゃないんだな?アイツなんだよなぁ?主導は?』とか、しつこく聞いてくるからおかしいと思ったんだ。

 中学生がなぁ…なんてことやってるんだよ。

 今考えればその時に教えてくれよな…俺もよく『楽しませて貰うぞ』って言ってたけど同類みたいじゃん。



 とか考え事してたら映像の中の阿修羅貫一さんが凄い勢いで殴る蹴るされて倒れた。

 あ~まぁ無理だよな。殴る蹴る出来るタツの攻略なんて出来ないよ、あんなの。タツとまともに戦うなんて無理無理。タツには弱点狙い一択、つまりメンタル。開始、即、メンタル攻め一本でいかないと。


 タツに言ったんだ。NTRトレーニングの時に雑談で。あの型マジで無敵じゃんって。


『俺しか攻略出来ないんだったら、俺が死んだりタツが俺のこと嫌いになったら無敵じゃん』って。


 そしたらタツが狼狽しながら言ったんだ…


『ヒロ死ぬの?嫌だ!ヒロ死なないで!それにオレがヒロの事嫌いになる訳無いだろ?冗談でもよせ!だって…だって、私…ヒロの事…ゴニョゴニョ』


 と、まだアイカと付き合っているし、全然関係無いタイミングでラブコメ空気出して来たから、そのまま話を終わらせたなぁ。

 そもそもあんだけ好き放題しといて、今更好意を口ごもるって意味分からないし…



 てゆーか、暗視ゴーグルみたいなのだからハッキリ見えないけど、今のタツの身長、2メートル越えてないか?

 貫一さんが190ちょいあったけどそれよりデカくなかったか?

 170ちょっとの俺よりデカいのは知ってるけど…ここ出る時よりデカくなってないか?うーん…


「どうしたんですか?さっきからずっと…黙って…いますけど…」


 ネコが何か言えと圧をかけてきてきた。

 コメントなんかある訳無いだろ?

 どうしろと?俺に?でもまぁ…


「アイカ…心配だな…早く医療班みたいなのが到着すると良いな…後、千代さん…な…」


 文字で重症とか拷問とか言われても…ちょっと何が何だが…ヴァイオレンスじゃないんだからさ…


「あ、動きがありました…リアルタイムの音声です…コレを…私どうすれば…」


 もうやめろネコ、これ以上は、やめろ…ネコ…聞きたくない…さっきからお前の監督の生き物なんだから何とかしろ圧が酷いよ…俺は何も関係無いし…力になれないから…ネコ…さっきの事、根に持ってんのかな…



『私だ!来栖川棺だ!これよりコンテナブロックの焦土作戦に移る、生体反応のあるものを全て回収!総員で対応しろ!時間は900秒とする!“庭”は【棺のコフィン・アーマー】を用意!死天は私のサポート!敬天、アマテラスの見解を聞く!』


『我は敬天アマテラス!棺に告ぐ!勝てる確率は2!我として地獄君主ネタキュンシュに応援要請するべきと進言する!早くしないと大変と頼み込んで尻穴よりネタク素を注入してくれれば或いは!大事になると頼み込めば!もしくはこのふたな○ナマコを入れ挿してくれるやもしれぬ!死人が出ると脅して頼み込めば!』


『…よくわからんが…2とは2割か?』

『否、2%!』『………そっか』


『…破壊の殲滅は私、来栖川棺の本懐なり!このまま単騎決戦を決行する!総員生存者救出後、待機!アマテラスは…よくわからんがネタ何とかの所に行き、その後、近衛衆と合流!追って指示する!』


『了承!何とかではなく根多博之首領を回収後、近衛衆と合流する!往復で600秒!棺よ!生きて帰れ!ブ―ン―プツン


『フフ、破壊が現れた…しかもツガイ有り…覚醒済みだ…最悪…このまま世界が終わる…にも関わらず…天獣千代は昔の男に精神をやられ、天武怜羅は未熟、天戦幾重は破壊のツガイに脳を壊され、そして天賢を継いだ私は無能、狂鬼の永井は馬鹿、神算鬼謀と言われた獅子川は色に狂って人質…残っているのは医療班の京香だけ…フハハハ…剥き身の孫一様…可哀想に…申し訳…ありません…グス…姉さん…私の最後の戦い…天国から見ていて下さい…』


 この棺さんって人、なんか可哀想だな…

 そして今、アナクソが言った…フルネームで言った…聞いてんの分かってなるんじゃないかという程、ハッキリと、俺の名前をフルネームで言った。

 そして…何となく、なんとなーく…要は俺が世界破壊スイッチを押したのかな?

 俺は…今すぐ駆け出してこの場から逃げれば良いのか?…クラス委員のイクエちゃん…あんな子じゃなかったんだ…高校での…初めての友達…


「…ロさん!ヒロさん!?ネタキュンシュさん!?聞いてますか?最後のは…棺さんの思いは…幹部しか聞けない音声です…私は権限を貰ったから聞こえました…どうしましょう?」

 

 とうとうネコまで煽り始めた…酷いよ皆…どうしましょうって何を?

 俺に戦う力もなければ人を率いるカリスマ性も無いが?異能って何?そもそも友達いなかったんやぞ?


 俺は天を仰ぎ思った…もしかして…タツは…俺にざまぁをしているのではないか?

 思わせぶりな態度で半年と言いながら3ヶ月も伸ばし…尻の穴に…そして公衆面前拷問…年末の時にキレて色々破壊してたもんな…あん時みたいにキレてんのかな…

 デートして…一緒の飲み物を2つのストローで飲んだら許してくれるのかな?

 だって不味いだもん、ドリンクバーのタツミックス…後、絶対に空気吐いてブクブクってやるよアイツ…


「ヒロさんっ!すぐ現実から逃げないで下さい!立ち向かうんです!タツが言ってましたよ!ヒーローだって!ほら!ヒーローでしょ!?オイっ!聞いてんのかネタキュンシュ!」


 この娘も大概悪質になってきたな…あぁ怖い…俺は賢者…もう、山に籠もる…

 ネコのバイザーから音声が聞こえる…



『棺!【棺のコフィン・アーマー】装着!“庭”は棺形兵装を置いて下がれ!死天は爆縮準備終了次第近衛衆と合流しろ!ここが…今、この時この場所が!私の…棺桶だッッッ!!!』


『おりぇが?♥ギャンディャムだ?♥ウゲリュw』


『破壊イイイィィィィッッッ!!!我は不知火が幹部にて孫一の愛人!武力武装大隊総司令!来栖川棺!今は亡き姉さんの為に!孫一様の為に!この時の為に生きてきた!今!全てをかけて!』


『いざッッッ!推して参る!!!!!』


『なんら?♥棺桶の形した女型ロボットアーマーら!?♥ラシュボシュ感はんぱにゃい!♥こりぇをたおしぇば!♥ないてーもらえりゅな!♥ひろぉ!♥見てろぉ!♥日本橋!ありゅきゅぞぉ!!♥』


 二人の会話が全く成り立っていない…

 凄まじい破壊音が聞こえる…他には電気の流れる音や炸裂音…ちらっと見ると、全高が3メートルぐらいになっている棺形のアーマー状の機械を沢山付けた、女の人がタツと戦っている…最近のCGは凄いな…何か電撃とか光線、小型の誘導ミサイルみたいなのが…いっぱい飛んでる…


『ぎゃばばば!♥きかにゅ!♥うけりゅっ!♥』


全部受けながら爆笑し進む、タツっぽい化け物…手に持っている盾と肩のミサイルの飛んでる棺型のアーマーを剥がした…


『チィッ!?シールドがぁ!破壊イィィ!死ぬまでやってやらぁぉぁっっ!全部出し切るっ!完全装衣!全弾発射!諜報班!データを取れっ!孫一様の!マシロの!チカの!私のもう一つの家族に!生命を!未来を託せええぇぇ!』


『そのいきゃ、ヨシ!♥あんじぇんかくにん、ヨシ!♥わらひのあーまーどりょぼ、みしぃてやららぁい♥』


 タツは意味不明な発言の直後…足の…膝が逆関節、チキンレッグになった…左手の拳が無くなり、代わりに肘にニョっとなんか出た。右手は手刀を作っている…見たことある…見たことあるぞ…


『これじょ!♥ラツのクリエイトしたあーまーど・ろぼ♥!ぎゃくきゃんせつおう!ほわいとフラジュールだきゃあ!♥』


 あれは…孫一さんが配った…ブシドーマンに並ぶ難し過ぎて小学生の出来ないゲームシリーズ…アーマード・ロボの…タツの作った近接戦闘しか出来ないポンコツロボだ…



※フォロワー400人突破!ありがとうございます!♥物語はクライマックス!しかしフォロワー人数は折返す展開にクマシオ涙!色々矛盾?がありそうなので多少書き直すかも知れないです。

 

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