NTR耐久狂の宴〜子供の時から両想いの幼馴染がNTRれた時に俺は目覚めたが、もう一人の元ヤン幼馴染が必死に止めてくる…が、もう遅い(笑)【本編完結?済み】
タツの闘いは長い①〜最終局面(タツの中で)間男地蔵・ネトとの闘いまでの道、ほら脱線した
タツの闘いは長い①〜最終局面(タツの中で)間男地蔵・ネトとの闘いまでの道、ほら脱線した
※2回で収めますから!ご容赦を!
私は思った…あの時、私は登り調子だった…いつか落ちるとは知らず…
これは7月、ラブホテル煽りと、モンタージュざまぁの間の話だ。
「いやぁ…ラブホテルはビビった、本当に…こうやって冤罪が発生するんだな。言い訳しても信用されないんだもん。じゃあ何だ、ホテルで大変な事になって救急隊員と出てきたら救急隊員にNTRされた事になるのか?おかしいだろ?でもまぁ寝た状態で搬送で病院…ネコッ!聞いてるかッ!?」
「フンッ!ムグムグムグムグ…」
コイツは…今日はネコに冤罪と人生訓について教え込んでいた。コイツは素人だからな、先輩が教育しないと…
しかし何、横向いてしかめっ面、その嫌そうな顔…ネコ…コイツ、人が焼き芋奢ってやってんのにふてりきった顔で横向いて芋は、一丁前に食って…まぁ良いや…本題は違うからな。
「なんかさ、果たし状みたいの貰ったんよ。んで今晩それ行くから。多分、これ昇給試験、時給から月給に上がるわ…地域正社員ってやつか?それになるな…だからネコもオレのやり方よく見て学べよ?」
なんか成敗するから学校に来いとか来てんのよ…クソスライムに聞いた事ある名前で『七敬天』とか書いてある。
同じ不知火で古参っぽいから多分『七敬天』は正社員で新人に力を振りかざす老害なんだろう…
つまり良い勝ち方すると、そいつ等は降格、そして私が一足飛びで正社員もあるわけだ…そいつ等を倒すと正社員になる訳だが、高校生だからその手前でストップ。卒業したら正社員だ。完璧だろ人生プラン(笑)
「そんな訳無いじゃないですか?馬鹿ですか?フンッ!」
また…コイツはしかめっ面で横向いて芋食って、この屁糞キャッツが…何が「糞っ!」だよ、何でもかんでもウ○コと繋げて上手い事言ってるつもりか?
最近コイツはクソスライム先輩と繋がっているらしく、ラブホの一件から態度が悪い…島○作で言えばコイツはウチの派閥の筈だ、タツ派閥を何だと思っているのか?
「良いから来い。タツ派閥として役に立ってもらおう。絶対来い…命令だ…」
フンッと最後の焼き芋、計三本全部食ったクセにこの態度…ムカついて制服の上からまさに猫の様な、貧乳乳首を捻り上げた。
「イギィッ!?な!?やめ!やめろコケシ馬鹿っ!」
この態度、悪口あだ名で先輩を呼び捨て…誰に似たんだ…そんなこんなで、命令を聞かないウンコが臭いネコ、略してネコクサと夜の学校へ来たのだ。
果たし状をネコに見せる、急に訳が分からない説明を早口でネコクサが開始した。
「敬天…別名・異能の
このネコクサ…何か凄いペラペラペラ…昭和のオタクかプロレスの実況みたいに凄い早口だし説明長いし…
つまりなに?「うんこくさいネコクサ」こと【激臭脱糞】真田寧々子って事?
いや、コイツは昔からこういう所がある。子供の時ゲームしてる横で、説明書や攻略本ばかり読んでプレイしないエアプレイ…まぁ年下だからコントローラー権が低かったのもあるが…「だからそこは三段ジャンプですってば」「なん出来ないんですか?」「は?ラスダンで薬草?」とドヤ顔命令スタイル。
…今だと動画勢だな。説明・設定ばっかり頭に入れて身体で学ばない厨二病…それとこの頭に入らないカンジの喋り方…コイツは少しインターネットから離れるべき。
最初の「別名異能の七〜6人ですね」しか頭に残らなかった。7〜6人ってなんだよ…
電気屋でアレクサ触った時と同じ気分…だからネコクサ、上手いことを言った。
「分かった、行こう」「え?聞いてました?」
あぁなんか興奮して早口で喋ってんのは分かった…それに今回秘密兵器がある。
クソスライム秘蔵の快楽麻酔浣腸だ…これは感覚と感度が10倍程になる媚薬と、全量浣腸すれば半日は身体の自由を奪うのに意識は覚醒するという麻酔薬をブレンドした凄腕の浣腸らしい。
旦那の社長と夜の生活がなんちゃらという興味0の話を体感1時間ぐらい聞いたのだから10本ぐらい拝借しても構わないだろう?
まぁコレ、旦那に使うとか、クソスライムは頭イカれてるな…しかしこれで七敬天とかいう先輩方に快楽を与えつつ自由を奪えばボーナスポイントだろ?
何せみんな笑顔になるからな(笑)あぁ夜が楽しみだ…
この時は…あんなにすぐ飽きるとは思わなかったんだ…
夜の帳が落ちた…白の対魔忍スーツのオレ、そしてピンクのヘンテコ魔法戦隊が並んで歩く…
学校の正門近くまで来ると、校門の上、門の左右に巫女風競泳水着みたいな服を着た中学生ぐらいの女子が立っている。
老害って年上かと思ったら子供かよ(笑)
そしてネコクサがまた意味分からない事を言い出した。
「2人組…恐らく【守結】のシモネとカミナ…2人はまるで心や感覚が繋がっている様な連携をするそうです。特に妹のシモネの鉄扇は有名で、姉のカミナも多数の暗器を使いこな…え?ちょ…コケ…」
「硬い阿修羅と、その従者・獅子千代の懐刀・
シュタ!グワッ
「何でわたッ!?ムグゴっ!?ムゴゴっ!!フゴーっ!?」
とりあえず私はペラペラ喋っている左右の下ネタの方と、ペラペラ喋るネコクサを放置し、全速力で黙っていた右の方へ素早く駆け寄り、口を中心とした呼吸器を止めながらのアイアンクローをしながら校門の上から引き摺り下ろした。
硬い阿修羅ってなんだよ、柔らかいの連れてこい…それとネコクサは何で腹心になって異名あんの?
それにしても姉?の方、次、自己紹介待ちで他人事みたいな顔してたから、まさか自分?とは思わなかったろう…現に目を丸くしてるだけ隙だらけ。
こういう所を猫は学んで欲しいこの頭脳、星5つっ!
さて、そのまま正面から包み込む様にベアハッグをして、水着巫女服の上から浣腸した。水着だからな、水分通すわな…
「ハッ離せェ!ファッ!?グッ毒!?思考がぴ、ぴんく!?イヤ♥シモ!わたひを感じちゃっ!ダメェ♥」
何かイヤイヤ抵抗しているが…徐々に顔を真っ赤にさせ、目がトロ~ンとなり脱力した。
「シ、シモ♥にれて…♥こいちゅ…♥あっ…♥」
早い…もう陥落したの?弱いなぁこいつ…巫女服の中から武器らしき物がボトボト落ち、ついでに黄金水も…
尻の穴は素早くお手性コケシスーパーボールで蓋をした。これで充分に染み渡るだろう(笑)
ヨシ!後は担いでダッシュして、双子を引き離せば攻略完了だろ?
大丈夫!タツの攻略法だよ!
この間10秒!グッド・ラック!さらばだ妹の方!ネコクサと遊んでろ!
私は素早く道路に飛び出した。
「ま、待てっ!何この感じ!?姉さんを返せっ!ヤメロぉぉっ!」
「シ、シモ♥…来ちゃ♥…ら…メ♥…コイツは…イヤァッ!♥」
「ハハハっ!バーカ!バー…?」
プアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ
ダァーッ『グシャァ』ンッッッ!!!!
ウォウ!この感じ…ダンプかな?クランション音がデカい(笑)10メートルぐらい吹っ飛んだな。別に激突したり轢かれたりは良いんだけどさ…新車や綺麗なダンプだと運ちゃんに悪いんだよなぁ…凹みとか血とかが目立つらしい…
私はスクっと立ち上がると「ちょっといいですか?」と、運ちゃんにダンプは中古かどうか、また工事現場等でぶつけた事があるか確認した。
「い、いや、中古だしバンパーボロボロだから平気だが…それよりアンタもだけど…そこの子…ピクリとも動かないけど…大丈夫…か?」
そこの…あ、忘れてた!
素早く巫女服の女のところに行く。あぁ良かった…後少しでアイカと同じ犯罪者になるところだった…ホッと一息。
生きてる、私は人体を極めているからすぐ分かる。
コイツは骨が2、3本折れてるだけだ。泡吹いてクソと小便漏らしてるから死んだみたいな見えるけどな…麻酔のせいで動かないし、あの麻酔、感覚は覚醒するからな…意識はあるけどメッチャ痛いんじゃない?とりあえず運ちゃんを安心させる。
「あ、いつもの事なんで大丈夫です、申し訳ありませんでした。なんかあったら苦情は不知火宛で。あぁ、もしくはこの道真っ直ぐ行った角付近にある定食屋、千代亭の白座千代宛に請求を」
「いつもの事!?」
上司のクソスライムに責任は取ってもらおう。それが上司の勤めってもんだ。
しかしマジで死んだみたいになってるな…でも息してるわ、あ、妹が来た。
「姉さあぁぁんっっ!!私を置いて死なないでぇ!あぁ姉さんっ!姉さっ!アグッ!?ギザ…マ…?」
姉に駆け寄り肩を揺さぶる、しかしその姿が無様に尻を突き出していたから浣腸しといた。グッタリする妹…良い事思いついた!
駆け寄ってきたネコクサに格好良く指示する!
「ネコクサ!屁をこいて!」「は?狂ってんの?」
年下でグ○グルの下僕のクセに余りの態度にムカついてしまい、ついつい腹をアイアンクローでもみもみした。
「コケシバカ!もむな!やめろっ!出ちゃう!出ちゃっあ!やだぁ!」
ぷーー!ぷーッ!!!プーーー!!
「キサマら…覚えてろ…それに…まだ…他の…」
ズンっ!
屁をこいてるネコクサの尻に、何かガタガタ言ってる妹?の顔を押し当てた。感度10倍!野菜食わないネコクサイゴールド!私だったら即吐く!
「ヤベッデッデ!ジヌっ!グゼェ!ユル…ジデ…オボォ…グ…ボヘェ…」
「ひ、酷い…相手にも私にも…なんて事を…」
妹?は麻酔がまだ完全に効いていなかったのか、すごい痙攣した後、吐きながらクソを漏らし、白目を向きながら沈黙した。そしてネコは被害者面…よしっ!
しかし凄いな…白と赤の巫女服に茶色と黄土色のコントラスト…汚ねぇ…中学生ぐらいの女の子を校門に二人並べて転がしといた。
エロゲに出てくる用務員が出てこない事を祈っている…
「さて、次だ次…」
「すいません、今のでちょっとウ○チ行きたいからトイレに…オイっ!離せっ!コケシ!」
ネコクサを無理矢理引っ張り前進する、飽きてきているんだ…既に…面白い事起きないと…でもお金欲しい…安定も…後、あんまり暗くなると幽霊出るからな、21時までには帰りたい。
昇降口で変な声がした…
「私は【真言】根切暗転…我が真言に逆らえる者無し…▲✗○□№¶×®[‼™][⁉µ…」
何か呪文みたいなのが聞こえる…ブツブツと…
「え?何!?イヤだ!何で!?身体が…勝手に…敵はどこっ!?何このポーズ!?早く何とかしてください!」
「ネェコォww何そのポーズwwwウケるwwww」
ネコクサが突然立ったまま足を開き、そのまま前のめりになり、尻を天に突き出すポーズでこちらを見てきた(笑)今、話題の「例のポーズ」だ!私は腹を抱えて笑った(笑)
「イヤだ!?出ちゃう!ホントにっ!笑ってないで早く敵倒してこけしバカ!トイレ!早く!もう漏らしたくない!はぁっ!?何撮ってるの!?ふざけるなっ!オイッ!!」
例のポーズネコが面白過ぎて、私はついスマホで写真を撮ってしまった(笑)ヒロじゃあるまいしなぁ(笑)
そしてひとしきり楽しんだ後、ブツブツ呪文みたいなのが聞こえる近くのロッカーを開けた。
中には三角帽子を被ったカーキの全身タイツを着た魔女っ子の出来損ないがいた…こりゃまた中学生ぐらいか…首根っこ掴んでロッカーから引き摺り出した。
「え?何で分かった!?いや、そもそも何で真言か効かない!?」
「よくわからんけどネコが、何とかしてほしいらしいぞ。開放してみたら?」
「クソがっ!誰が敵の言う事なんぞ聞くものかっ!!」
ふぅ~…足手まといのネコが困るぜ、とりあえず漏らしたくないらしいし…しょうがないから出来損ない魔法少女を引き摺りながら、ネコクサのハイレグ部分を横にずらした、網タイツ状になっている所ならきれいに出てくからな…漏らすのが嫌なら出せば良い…マリーアントワネットの格言だ。
「イヤっ!もうダメェっ!イヤァァァァぉっ!」
ムリムリムリムリーーーーッッグチャッッ!!!
アブねぇ!?ずらした瞬間にクソしやがって!危うく付着する所だったわ!
ついつい手に持ってる物で蓋…あ、ヤバい。
ネコのケツに誰か分からん魔女っ子中学生の顔面を押し当ててしまった…網タイツ越しに出続けるクソを顔面で受け止める…まぁ「クソがっ!」って最初に言ってたしな…でもこれはキツい…
ブリリィムチャムチャムチャァァァァァ
「グボァア!イギガっ!アアア…ボエェ…ウプゥ~」
ビクンッビクンッ
何か可哀想な事したな、ネコのクソ、マジでヤバいからな。せめて楽に…快楽にしてやろう…
私はグッタリしている出来損ない魔女っ子に、仏の快楽麻酔浣腸を与える事にした。
「ふぁっ!?グザっ!?アグマ!!ニオが強っ!?ボゲェ!」
あぁ、そうか。感覚上がっちゃってるから匂いで覚醒しちゃうんだ!気付け薬的な効果で!?
まぁとにかくこの女は終わりだ。
とりあえず面白い例のポーズでクソ漏らしたネコを撮っとく。
しかも何故か漏らす瞬間にダブルピースしたせいで余計に面白くなってしまった(爆笑)ついついスマホで激写する!
「グックゥ…その写真…絶対…クッ…捨てろ!まだ…身体が動かないっ!」
バチチッ!バチュンッ!!!
とりあえずネコを置いていこうと思ったが、昇降口の奥から電気が弾ける音がした。
高速で突っ込んでくる人間…女か。殴りかかってきたので避けた。その後も必死に殴ってくるので全部避けるか、捌く。
「ハハッ!オレは敬天の【雷震】緋菜!ツエェ奴が大好きでよ!貴様を倒したらあの舐めくさったクリティカル・リンクスに挑戦出来るからよぉ!死んでくれや!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン…シュ!ヒュンっ!
何か男勝り系の大学生くらいか?金髪パワー系のポニーテール女が元気に突っ込んできた。
今回は避けながら発言をしっかり聞いてみたが、中身が無い。
「オッスオラ何とか!いっちょやってみっか?」って事?それに途中で舐めたい、クリ○リスのク○ニリ○グスに挑戦したいとか言ってたな…私に百合趣味はないんだけどな…気持ち悪いな…ネトの気持ち良い病と同じか…それに拳を食らっても良いけど、コイツの骨折れるな…何か速度だけで拳振り回してるから肩ぐらいまで逝っちゃうけど…まぁ良いか…頑丈そうだし。でも当たると病気伝染るかも…
「どうした?防戦一方だなぁ!?もっと加速するぜ!?そんなんじゃ俺の異能【雷震】からは…ぐアアアアァァァァッッッ!?!?ヒギィッ!?」
ヒュンヒュン…グシャァボキャボキャボギィ…
筋肉クマ化して額と肩で受け止めたら、この百合大好きツエー奴探しの両拳と腕の骨が案の定砕けた…俺悪くないぞ…
「くぅっ!ハァハァ…何なんだオマエはぁっ?!これならっ!」
いや、お前だから考えて…ボキャッ
「ぎゃぁ!足が!ば!ばけものぉ!ヒィヒィ!チクショォォォ!なんなんだょぉっ!」
ハイキックされたが、どうやら先方の足首が折れたようだ…涙目で這いずり逃げ惑うオッスオラさん。
ヒロ何てすぐ多面当てに切り替えられたぞ…
それにしても今、私が凄い悪役の空気に耐えられない。
何故、私は生きてるだけでいきなり殴られ、その上、外道みたいな言われをするのか?初対面やぞ?人間まずは挨拶から。襟首を捕まえて正面から向き合う。
「こんばんわ!貴方はどんなスキルをお持ちですか?私は頑丈なのと優しさです。私を選んだ理由は?」
ちょっと面接の本の影響出たけどこんなもんだろ?
「ひ、ひぃ…で、電気を帯電させて…身体能力をあげる…です…あなたは…とても強いと聞いていたので…」
ほう?とても強いとは…褒め上手だな。最近ネコの態度がクソでクサだからな。嬉しいな♥
私もチョロいなぁ…よし、回復させてあげよう。
あそこの配電盤からケーブルが飛び出しているな。さっきもコレで強くなったのかな?コイツは…電気自動車みたいなもんだろう?
どうせならオリジナリティも足したいな。
「ヨシ!私の優しさに感謝しろ」
「あ、はぁ…許してくれるんですか?ありがとうござッウ!?何をっ!?」
ベアハッグの体制で配電盤まで行く…途中でここからがタツ★クオリティー!まずは例の浣腸で快感を上げてもらう。気持ち良く回復して頂きたい。
この老害が「とても良くしてもらいました」なんて言ったら正社員の時に支度金も出るかもな!
「にゃに!?♥こりぇ!?♥ヤダヤダ!?怖いぃ!いにょうがでぃえないぃ!?」
「安心してほしい!蓋の変わりにこのケーブルで回復だ!オレの優しさで株爆上がり!もうこれで優しいだけの人なんて…とは言わせない!ほら安全第一の藤原さ…アレ?」
「でぃやめにゃんでしゅッ!異能ぎゃ出てねャィと電気くらったりゃ『ズブ』っっっ!?ギャァアアアアッッアババババっ!!!」
バチバチッバチバチバチンッッ!!!ガクガクッ…
オッスオラさんは何か凄いケツが光り、痙攣しながら失神した…無論股間からありとあらゆるモノを全部出して…電気を吸収するって言ってたじゃん…
とりあえずオッスオラさん、生存確認OK!
先を急ごう…会わなかった事にしよう。
廊下をむと何故かネコが、何か見た事ある髪を縦ロールにした時代錯誤な髪に、サイバー感のあるドレスを着た女と階段の踊り場で殴りあいをしていた。舞踏会かな?
というか、ネコが縦ロールの周りを勢い良く、縦横無尽に走り回っている。
ネコ、最近カリカリしていたからな。まるで何でもすぐ人に咬み付く躾のなってないネコだ。
「フフフっ!臭いですわね寧々子さん!臭いでリンクス《大山猫》モードになれませんわ!流石の対策ですわね!?ならば!西園寺戦闘術だけで完封してみせますわ!猫が大山猫に勝てると思って!?」
「クッソゥッ!馬鹿にしてぇ!?早くコケシバカ来てぇッ!ムリムリムリムリ!私じゃ無理ッ!!!」
何言ってるか分からんがムリムリムリムリってネコのウンコ出す時の音だな…
何やら二人でじゃれ合ってるが、私は今、最高のイベントを思い出した!
二人を無視して早速自分の教室に行き、ヒロの友人、田辺某の机から最新VRマシンを見つけた。
ヒロと田辺某が、先日楽しそうに遊んでいた最新VRマシンだ。
私も仲間に入りたそうに見ていたのに、ヒロが無慈悲な事を言った。
「タツは去年の7月にVR付けたまま屋上から飛び降りたから駄目だ」
去年、屋上でただ橋を渡るスマホのVRゲームで橋を飛んで着地しようとしたらそのまま屋上から落ちて全校集会の校長の横辺りに落ち、ヒロのスマホを壊したのを根に持ってらっしゃる?
楽しそうに最新機器で遊ぶヒロや田辺某…羨ましい…噂によると私の好きな「ブシドーマン」も入っているらしい…悔しかった。ヒロがトイレに行った隙に田辺某に言った。
「私もやりたいです、多分何でもするので」と敬語で。すると田辺某が言った。
「今度、ヒロ君が帰った後にでもやると良いよ。 二つ持ってるし、学校に置いとくから。でも壊さないでね」
さすがヒロの友達、さすがヒロの前の席だ。
ウンコ以下の土橋だったら「VRやりたいんだったら脱いでV字バランスしろ」とか言うに決まっている…今の私なら「それで『VRブシドーマン』させて貰えるんですね」とやってしまいかねないぐらい羨ましい。
とにかくネコクサと巻き毛大阪商人の同窓会は放っておいて、『VRブシドーマン』を楽しむ事にした。18時30分だし、幽霊はまだ出ない。
2人で戦って勝手に自爆してくれれば、後1人の老害は5分くらいで倒すだけ。
幽霊の出る21時までには絶対間に合う。つまりブシドーマンが2時間出来る。現代人は1日2時間!
VRマシンを装着し、手足にアタッチメントを付けた。
やっべ、最新のVRは選択画面からして半端ない。
早速「ブシドーマン」を選び、始める。
ブシドーマン、実際はもう20年前ぐらいに出たローポリゴンの対戦ゲームだ。
スライムの旦那、つまり不知火の孫一社長が好きという理由で、道場に来ていた教信者スライムが子供達に無料配布で押しつけてきたが、小学生というゲームを選ぶ権利が無い年齢だったので、 道場の休憩室でヒロと一緒に夢中で遊んでいた対戦ゲームだ。コンボとかゲージ管理は不要、一撃必殺が売りで、広いステージをお互いが見えない位置からスタートして、相手を見つけ戦う有利なポジションを取って戦闘開始という、ステルス性のある武器を使った1対1の対戦ゲームだ。無論、後ろからいきなりの斬ったらペナルティだ。
当時にしては珍しく1人称視点のある対戦ゲームだった。
ただ、バグが多過ぎて大人になってやると絶望的に酷い。
何で昔はこんなクソゲーを何時間もやれたんだろうな…と、ヒロは言った。
言えない…未だに私はすっごい好きでたまに引っ張り出して遊んでいる事を。
まあまあ、さっそくレッツプレイ!
私の愛用キャラはメリケンサックが武器のアメリカから来たパッキンビッチェの『メリー』だ。 衣装のTシャツとホットパンツが最早ビキニだ。
コントローラーで三人称視点でやると、他は長物なのにコイツだけ拳、しかも一撃必殺も条件付きで圧倒的に不利だ。
しかしVR版になって一人称視点の場合、両手足がプレイヤーと同じ動きが出来る様になった。
そこで格闘技なら道場一の使い手、つまり藤原さんの出番って事だ!
ここからがポイントだ。対戦相手はこのゲームの不倒の伝説 「虚無僧マン」を選ぶ。
この虚無僧マンは最強と言われる、所謂バグりキャラだ。
なぜ最強かと言うと、虚無僧マンは刀を抜き八相の構えで移動するが、まず八相の構えのままスライド移動で近付いて来る。歩くモーションを入れ忘れたようだ、だから歩く音がしない。そして八相の構えからノーモーションでいきなり刀を振り終わった体勢に変わり射程内に入っていると即死する。
一撃必殺が売りのゲームだ…相手のモーションを見て読みあいをするのが趣旨なので、初見だとまず何が起きたかわからないまま死ぬ。
「コン○イの謎」 と同じだ。
上段構えから振り下ろすまでのモーションを入れ忘れたようだ。
だからこのゲームは基本、虚無僧マン禁止だ。
ちなみにCPU虚無僧マンの攻略は、スライドしながら前進している、もしくは謎のタイミングでしゃがみパンチする…後ろからダッシュで斬りかかる通り魔プレイが公式の見解だ。
…だが私は諦めなかった。私の考えた攻略…
ギリギリまで近くにいき刀を空振りさせる。しかし最強の虚無僧マンは、その後振り下ろしたポーズのまま、スライドしてこちらに向かってくる事が分かった。 この間もずっと即死のあたり判定が発生しつづけているので逃げ続けなければならない。 一定時間経つと何故か刀を納めてしゃがみパンチしか、してこなくなる時間がある…そこがチャンスである。
更に言えばVRになって即死範囲の外から背後に回り攻撃を与える事も可能かもしれない。
頭の中で対策を考えながら虚無僧マンを探す。VRだから舞台が学校になっている。 周り景色を戦う舞台に仕上げる… 最新のゲームは凄い。
そんな事を考えると、まずは虚無僧マンを見つけた…階段の踊り場で下を向いている…上がってきた私を一撃で殺す気か・・ 廊下から思案していると空間に人型の揺らぎを見つけた。 この揺らぎ・・このゲームでは雑魚キャラの透明忍者だ。 何故なら透明というアドバンテージが、操作側も見えない為、何も意味がない。
しかも武器はクナイと他の能力も低い。
私の視界に虚無僧マンと透明忍者が2人... 計3人が・・・既に透明忍者2体は戦闘に入っているようだ。
これは漁夫の利を狙う。多分弱いであろう、 早くて小さい透明忍者の体の形を何となく把握し、壁に押さえつけ顎を殴り動きを止める。メリーは顎先パンチが成立すると相手が動かなくなる。
だが動きを止め、顎を掴み壁に抑えつけてトドメを刺そうとした時、急に小さい透明忍者から肥溜めみたいな異臭がしたので距離を取った。
止めが刺せなかった…多分自爆的な技の前触れだな。危ない…安全第一の藤原だ。
しかしクセーな…ネコみてーな透明忍者だな…
すると今度はやたら殺気だった透明忍者が突っ込んできた。
おぉ!?武術タイプ忍者か!?さすがVR版!ベリーハードのCPUメリーぐらい強い!
打撃を避け、時に捌き、ひたすら撃ち返す!
まるで本物の私と戦っているかのように必死に軽い打撃で弱点を探してくる!?
VRしゅごい!最先端技術しゅごいよっ!?
あまりのリアルさに、ダッキングから身体を横に流した時に勢い余ってCPU武術忍者のケツに媚薬麻酔浣腸を打ち込んでしまった…意味無いが…だが、一瞬動きが止まったので、素早く顎に打ち込み動きを止める。
素早くケツを蹴り飛ばす、小さい方の臭い忍者に当てた。
すると武術忍者が急に仰向けになり、がに股で顔を抑えながら痙攣しつつもんどりうっている。
ガタガタガタと震えが凄い、バグったかな?
武術忍者に素早く近付き、普段ならゼッタイしない、腹を何度も踏み付ける…VRならではの死体蹴りだ!臭い忍者は四つん這いっぽい感じで逃げていったが後で踏んでやる(笑)
踏まれながら必死に抵抗し、イヤイヤしながら赦しを懇願している!?何か臭くなってきたし…しゅ!しゅごいよ!?VR!リアルすぎぃーっ!
テンション最高の時に異変に気付いた…
私は…すっかり忘れていた…最強の即死キャラ…虚無僧マン…
今、私の右手側に八相構えの刀が、そして視界右側が虚無僧の頭が、めり込んでいる…同じ方向を向きながら…私にめり込んでいるみたいな
このゲームについては…色々スマホで調ていた…
虚無僧マンが射程内に入っても切らずそのまま突っ込んで来る時がある…そのまま身体が重なると…虚無僧本体(頭の笠 天蓋)に乗っ取られ操作不能になると…もしVRなら?…私…が…?
即座にブアッと汗が全身から吹き出し失禁した。
「びぃやあああああエアエエエッッッ!!!!」
※皆さん、いきなり道外れてすいませんでした!何故タツがモンタージュざまぁに至ったかの説明で17000文字…私は馬鹿なのだろうか?いや馬鹿だ…
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