タツ伝〜当時を振り返る、あぁ不知火の就職試験?爺さんとかあんなの顔パスだから(嘘)

 庶民的な居酒屋で幼馴染4人…私の彼ピッピ、ヒロは嬉しそうだ。

 大好きだもんな、幼馴染…友情と努力と勝利ぐらい好きだもんなぁ…実際の幼馴染の関係性は寝取られとブチギレと拷問というな、何というかまぁ…

 そんな事をモワァと考えながら酒は飲めないのでコーラを飲んでいる。


 そう、今は成人式後。全員成人しているのでお酒を飲んでらっしゃる。

 アイカに至っては水蒸気みたいなタバコ吸ってる、機関車か?このイカは。


 それにしてもこのクソ雑魚イカ…ヒロと話したそうにヒロを見ている…哀れよ。

 そのヒロは気持ちEウイルスに侵されたヤブ医者筆頭のネトと何やら話しているが…

 急に『アンタで良いや』感のある顔でこっちを向いた…本当にコイツ…


「ねぇタツ?アンタさ、叛徒の時、相当暴れてたらしいじゃん?何やってたのか教えてよ?棺さんに言われてさ?全然データ取れてないから困ってるんだって!しかも何か棺さんの弱み握ったんでしょ?ねぇ何やってたの?」


「ハントン?金沢でそういう部族がいるらしいな?暴れたのか?」


「何いってんの?アンタがホラ、暴れ回った時の話だよ…船で、その後…吉川だっけ?何か大騒ぎしてた時の…よく覚えて無いけど…」


 あー?クソメガネなら、何故かすぐ近くのカウンターでバレない様に飲んでるが?ストーカーかアイツ…それにオレは暴れて無いが?


「オレ暴れてないぞ、あのー…なんか…ガンダムみたいなの…棺さんだっけ?を、叩いた…様な気がする。後、研一のじいさんがいたな…それも叩いたなぁ…アイカ…お前、なんか知らんけどまた諫言を用いてオレに何かするつもりか?」


 分からんな、またファンタジー設定にして全部俺のせいにしようとする陰謀か?


「は?何、意味わかんない事いってんの?船の中にいた人達血だるまにしたのアンタでしょ?」


「ハイ?オレはそんな研一やら永井のおっさんみたいに暴力に快楽を覚えるタイプじゃないんだが?いや、アレはだって…」


 あぁ、ヒロと付き合った日か…あんまり思い出したくないなぁ…始めてなのに変な感じだったしな…



 そう、あの日…オレの記憶から消えつつある、スゲーどうでもいい日。

 アイカのクソイカが気持ち良く消滅し、オレとヒロが結ばれた日の話か…


 俺が初♥でウットリしてたのにな、クソイカが勝手な事するからさ、ヒロが怒って助けに行けと。

 面倒くさかったけどな、余韻を楽しんでいたのにヒロが怒って言うから癖でオレを信じろって言っちゃったんだよ。


 んで、クソスライムのバイクのケツに乗ってたら、あのバカ、カートゲームやらしたらドリフトしながらそのまま穴に落ちていくタイプだろうな、いきなりドリフトしやがって…勢いで私だけ飛んでいった先が大きい船だった。


 んで、私が突っ込んだ場所は、電気は消えてるし何か血だらけで呻いている奴はいるし、めっちゃ怖くてパニックになった。

 だって船の中、ホラーゲームのオープニングみたいになってんだもん。


 怖えし、とりあえず突っ込んでくる奴を死なない程度に殴ったり外に放り出したりして出口を探したけど、怖くてちょっと漏らしたな…何となく誰がどこにいるかは分かるようになってたから、知ってる奴の気配があるところに行ったのよ。

 

 そしたら研一のジジイが何か暴れ回ってんの(笑)最初、何か皆血だらけだから複数の虚無僧マンでもポップしてんのかと思ったら研一のじいさんと分かったら安心した。

 というか船の人って仲間じゃないの?ヤバいな、ボケてる…暴力が一番、話し合いは最後のジジイがボケるとヤバいな…

 

「むぅ…倒したのか、倒してないのか?叛徒、大聖堂、不知火、全てを滅した時、ワシの研磨が完成す…え?化け物!?お前…タツか?」


「そうだよ、研一のじいさん、もう100歳越えてんだろ?いい加減に景色の綺麗な病院にでも入れよ」


「儂は武術一本の貫一、そしてそれは我々武術家の極み…あ、阿修羅の型…いつの間にその域にっ!?それでこの人数を全滅させたか…ま、まさに阿修羅…破壊の化身、阿修羅の生まれ変わりか…良いだろう…さぁ…殺りあおうぞ…」


 このジジイ…日本語も危ういし、とうとう自分が飯食ったのを忘れるかのごとく自分が襲いかかった人間の事を忘れた…人の話も聞かず、あまつさえ私のせいにした…驚きを隠せない。


「ヒロと組手やったら出来た型だよ、ヒロには攻略されたけどな、ボルチオパンチで…とにかくジイさん、自分で殴った人間か分からなるって超迷惑だからもう病院で寝てろよ」


 阿修羅の型とかよく意味分からないんだよ…ヒロにも説明を求められたけど、要は身体の筋肉操作して全力で早く動くだけなんだけどな。それより痴呆症の武術家は駄目だよ…

 

「あんなガキが…この阿修羅型を崩したのか!?これが新世代の…若い力…なのか…」


「そうだよ、よくわかんねーけどヒロしか勝てない…だから見合いとか意味ないんだって。そんな事ばかりしてるから老害とか言われるんだよ、もう夜だし寝なよエイ!エイ!エイ!エイヤ!(笑)」


「ホッ!?ホッ!?ㇹッ!?ホッ?ホッ!?『パンッ!』グガァッ!?」


 んで、まぁフェイントしまくると合わせてビクビクビクビクってなるのが面白かったけど、すぐ飽きたからいきなり当てたらスゲェビックリしてた。

 

「これぞ武の極み…よくぞここまで…タツ…雪虎と…阿修羅に戻ってくる気は…ないか?お前の父親…龍倫たつのりも…生きているのだぞ?」


「知ってるよ、会うたびに毎回違う女連れてくるもん…どうしょうもないけど、まぁ母ちゃんも悪いし、オレの言う事を一言も信用しないしな(笑)」


「何で…知っている?阿修羅の秘密を…」


「いや、だからたまに親父に会うんだって!「母ちゃんに言うなよ」って、いつも言ってくんだ。皆で母ちゃん騙してんだろ?マジで浮気っつーか不倫?つーか逃避行?死んでる事になってるからなんだろうなた…まぁしてんのバレたら母ちゃん発狂して皆殺そうとするもんな…いつも喧嘩の時についカッとなってポロっと教えてんのに『そうかも知れないね(微笑)』みたいな自分に酔った返事しかしねぇし。とりあえず爺さん、良いから施設に入って積木でもやりなよ」


―――――――――――――――――――――――


「ちょっと待ってよ!?龍倫おじさんって死んだって聞いたよ?阿修羅家から雪虎さんとタツを離す為だって雪虎さんから聞いたよ!?タツがいつも蒸発とか間男とか言ってんのウソかと思ってたけど…」


 急にクソイカがオレの自分語りに割り込んで来た、お前が言え言ったのに…やっぱりこのクソイカはイカだな、イカ飯レベルの中身、いやイカ飯は美味いから駄目だ。


「いや、これはタツが合ってるんだよ…俺も会ったもん、龍倫さん。俺の時は何かケバいギャル連れてたけど…チクって俺が死んだらヒロのせいとか言ってくるから…」


「えぇ、私の言えた事じゃないけどちょっと残念、雪虎さん…尊敬してるからちょっと…」


 このクソイカ、あの哀れ母を擁護するとはやはりNTRれといい似たもの同士だな…


「何で尊敬するんだよ、母ちゃんアレだろ?母ちゃん引退した暗殺者みたいなキャラ作りするだろ?何が雪虎こと藤原家の誇る随一の闇の者だよ(笑)旦那のコントロールすら出来ず騙されてるからな(笑)」


「はいはい、お母さんの事になるとアンタはホントに…それでその貫一さんはどうしたの?」


「この間死んだよ、119歳だって。享年で救急車呼ぶ老人の鏡。せっかくオレがコケシ突っ込んでやろうと思ったのになぁ…」


「コイツ、死ぬなって泣きながら研一爺さんの遺体の尻にコケシ突っ込もうとしたんだよ…葬式だから遺体はカチコチ、入る訳無い…しかも、自分のケツにコケシ挿して!もう二度とタツとは葬式行かないからな…」


 ヒロ、そんなに冷たいこと言うなや…死体だけに。私なりの優しさで最後に強くしてやろうと思ったら死んでたんだよ…


 しかしまぁ…爺さんの後は…その後かぁ…変なち○こロボットの棺さんなぁ…あの人、ホントに引くわぁ…



―――――――――――――――――――――――――


 とりあえずこの人はいつ死ぬか分からないミニゲームみたいな生き物で、私の番で勝手に死なれると怖いから、研一のジッさんを海へ放り投げた。

 何だかこの大きい船の中がホラーゲームみたいで怖いから生きてる人は全部海に投げた、怖いから。

 しかし研一のせいで暗いし、壁に血糊が付いていてマジ怖い。幽霊出るかも知れないな…


 船の中心に向かっていくと何か広がってる所に出た、駐車場のような?広くて明るい、幽霊が出ない条件が揃った!良かった良かった…


 と、そこにワラワラと変な格好をした人達が入ってきた…人数凄いだけど…どっかの学校の修学旅行かな?

 邪魔にならないように端っこに寄ったが、私を中心に何か準備し始めた…まさか…


 サプライズバースデーパーティか!?ちょっと早いけどな、10月だけどな。

 しかし残念ながら違った…透明な棺に腕を重ねて身体は真っ直ぐに…まるでエジプトのミイラの様に軍服?の女が入っており、周りの奴らがそれを立てる。ちょっとデカいけど千代クソプルーンに似てるな…

 周りの奴らはその軍服女の透明なケースにどんどん色んなものを付けていく。

 無論、私は目を逸らす。私は普通のヤバい人からは目を逸らす。ヒロの時だけ、だってヒロ、目を逸らしてもジッと見てんだもん、スゲェ顔で…

 まぁとにかく、関わっちゃヤベー人の可能性があるからだ、それもかなり高い確率で。


「破壊…お初、お目にかかる…孫一様が死んだと聞いた時から…生きていたとわかるまで…貴様との血戦…それだけを目的に生きてきた…そして今…全てをかけるっ!」

 

 何かこっちに向かって独り言を言ってるな…頭が大丈夫じゃない人はいつもそうだ。

 こういう人は話を合わせるとすぐどこかに去ると聞いた。


「【棺の柩】装着!“庭”は棺形兵装を置いて下がれ!死天は爆縮準備終了次第、近衛衆と合流しろ!ここが…今、この時この場所が!私の…棺桶だッッッ!!!」


 凄いな、ロボットになっていった。

 棺と名乗る人は手足を開いたと思ったら、まるで五体が機械と一体、まさにロボ…褒めれば良いのかな?


「俺が!?ガ○ダムだ!?ウケルwww」


  この人の金のかかったギャグに合わせる…これぞ道場一、話を合わせるのが上手い女!


「破壊イイイィィィィッッッ!!!我は不知火が幹部にて孫一の愛人!武力武装大隊総司令!来栖川棺!今は亡き姉さんの為に!孫一様の為に!この時の為に生きてきた!今!全てをかけて!」


『いざッッッ!推して参る!!!!!』


 皆、私を褒めて欲しい。私の推理、私の頭脳!

 ちょっと待って、今、この人、不知火って言った!

 なんちゃら総司令、つまり一番偉い…この間の眼鏡軍団は一次試験と踏んだ私は…この貫一から続く変なロボが最終実技試験と読んだ

 コイツこそトップ・オブ・不知火の老害!

 コイツはインタビューとかで『社員に夢を見せたい、叶えたい』みたいな事を言って下っ端社員と、契約社員とバイトにサビ残18時間労働を強いてゾンビのように働かせる様な老害!

 大事な休日に社員集めて接待バーベキューを強いるという名の拷問を企てる鬼!それがコイツ!しかしコイツ…

 

「棺桶の形をした女形ロボか!?ラスボス感半端無い!そしてコレを倒せば…不知火の内定が貰えるし!(バーベキューも無くなるし)ヒロ!見てろ!素敵なOLになって!日本橋をヒールで歩くぞっ!」


 て、何かギャーギャー騒ぐから強く叩いたり、アーマード・ロボの真似をしたりして壊した。

 私は先程、ヒロのラブラブ行為の後、家を出てから知った事がある。

 それは某変身ヒロインゲームの名を借りるならヒロのアレ、その名は『ドッキンチョスペルマ』が私の体内を巡るに事よって、能力が強化されているのだ!…ような気がする…


 例えば何となくこの辺殴ろうかなと思ったらそこを殴れる、何百メートルも離れていても!

 そして適当にこれ無理だろって事が出来る!その都度、1億以上あるドッキンチョスペルマが消費している…ような気がする…ほぼ無限に何でも出来る!…ような気がする…


 何故、気がするだけかというと…私の体内を駆け巡っている気がしていたが、実際はスライム製対魔忍スーツは避妊効果があり、ヒロの子供達は一匹足りとも私の体内を駆け巡ってはいなかった。

 まぁ、その話はよそう。


 気付けば変な棺桶がたくさん集まって、四畳半ぐらいの個室ができていた。

 この棺某という人は身長180いかないぐらいのクソスライム定千代ウンコ犬に顔のよく似た…男だった。

 殴ってアーマー剥がしてたら、アレがボローンって出てきた、ボロティーンコって。

 

「皆、今までこんな私に付いてきてくれてありがとう…棺の国とは…孫市様の家族は…家族の居ない私の家族だった…皆、愛している…息災でな…」


 何か身体中心にケーブル付けて何か万歳ポーズで拘束されウィンウィン言ってる…ヤダア…


「最後の通信を終えた…さぁ行こう、破壊…我々は神話と共に消え去るのだ…この棺は後、数秒で爆破する…この棺爆縮は私の信念…お前では壊せん…」


 ハァハァ言いながらニヤリと笑うボロティーンコ。個室で二人きりでニヤリと笑う…ヤバくない?この人…


「何故お別れの挨拶?何かあるのか?イベント的な?」 


「この密度で核爆発クラスの爆破…5分以内にな…」


 何か凄いこと言ってるけど、何となくドッキンチョスペルマの影響で平気だなと思った。

 けどまぁ多分このケーブルとこれ切ったら威力激減するなと思った、何となく。


 ブチッブチッ…


「何故だぁッ!?何故融合装置が分かった…もういい…殺せ…私はいつでも覚悟が出来ている…死ぬ覚悟がなぁっ!」


 何かケーブルで磔になっている人が言っている…ので、身体に引っ掛かっていたクソスライムのバックから多分、クソスライムの下着と思われるボクサーパンツ?を頭からボロティーンコ(ヒツギ)に被せてみた。嫌だろう、クソスライムのパンツは…ウヒ(笑)…え?


「何の冗談だ、きさ…え!?♥コレは孫一様のクンカクンカ♥おパンツではありませんか?ペロペロ♥卑怯ダゾォー♥はキャイ!?♥孫一様のクンカ♥死にたくないぃ!♥もっとばごいぢざまにぎやひぃ!♥」


 こ、壊れた…と、同時にボロティーンコのボロティーンコ…つまりチ○コがギンギラギンに何もさりげなくない男のシンボルが屹立し、敬礼していた…。


 気持ち悪いし、こんな狭いスペースで男と二人きりとか、妊娠率100%の間男アパートじゃあるまいし馬鹿かと思ったので残りのパンツで棒を包んだ。

 

「オアッ!?♥オアアッ!♥ホルモンが狂うっ!?♥イグイグイグッ!ウッ!!♥でも逝ぎだくなビイ♥おもいだしぃてしまうぅ♥たしゅけてよぉ♥モウイチドぉ…マゴ様にあいしゃれたいぃ♥」


 色んな液体をまき散らし、こちらに向かって助けを呼ぶ哀れなオッパイとボロティーンコのある男女?

 あまりに煩いし汚いので百倍浣腸5連ピーズを突っ込んだ…すると…


「ブビイイイイっっ!?♥くりゆううう!?♥たしゅっ!♥たしゅけ♥こりぇがおみゃいの!♥さくりゎきゃろ!?♥オッ!?オッ?オッ!?♥オオオオオオ♥オフフッ!?♥オオオオオオオオオオッッッ!♥♥♥」


 あわわわ…ケーブルで磔になってる男女は凄まじい速度で身体を痙攣させ野太い声を出しながら胸から母乳?みたいな何か出し、股間から何かを飛び散らしながら泡を吹き、助けてと言いつつ逝くと繰り返す…


 もう何だが分からん物が出来上がった…もう飽きたなぁ…さっきまで殺るなら殺れって感じだったのに…後、アヘ顔がクソスライムに似ててムカつく…それと男と2人でこんな狭い空間、ヒロが知ったらまたNTRとか言われるしな…


 と思ったら爆発した…


  

※いつまで経ってもタツはタツ、フ○ナリ棺の格好良い活躍は不知火の歴史でやりまぁす




 

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