NTR耐久狂達による宴への路

間幕〜NTR卿は語る、NTRに魅入られNTR翻弄された幼馴染達の物語を

※三人称視点の人物紹介のつもりです。


 誰しもがキーワード検索「NTR」に翻弄され生きている…訳ではない…


 これは…若いうちにNTRという猛毒に当てられた若者達の物語…





彼の者、人をまっすぐ愛する心を持ち、努力を惜しまず、慈愛に満ちた勇者であった


「アイカは昔からヒロが好きだったんだよ、二人とも良かったな」


最愛と、そして友を失い、敗北を知り弱さを知り、勇者としての自らの愛をも疑う それでも救いを信じ、戦い続ける


「何で僕じゃダメなんだ!?すっと好きだった!ずっと頑張ってきたのに!何が不満なんだよ!?」


今、まさに友と愛の情けを失わんとす しかし勇者の気質において、決して抗う事無く失う事を許さず


「お前の好きはそんなもんか?僕に跨っただけで失われるものなのか?だったら僕はヒロの16年を踏みにじり続ける」


NTR耐久に狂う仲間達 笑う膝に、今一度絆の力を 勇者足る勇気の一欠けらが試されし…宴である


「また…4人で…ちゃんとお祭り…行きたいな…今度はちゃんと…年…越して…初詣を…しよ…う…な…」





彼の者、プライドは高く、折れぬ心を持つ 心強く、生まれながらにして気位が高い女王


「私もずっと…子供の時から好きだった…嬉しい。 これからよろしくね?」


本来守る者に守られて、誇りは既に地に落ち、知らぬ所で知らぬうちに、地位を奪われ心は傷つき それでも最愛なる者を手に入れた


「はい!お義母さん!ヒロはお任せ下さい!( 私はヒロだけは決して奪われる訳にはいけない!)」


今、まさに最愛を、騎士を名乗る外道に奪われんとす 女王の気質において決してそれを許さず


「ごめんね、私が最近、他の事にかまけてて!心配かけてごめん!別れないで!お願い!」


反旗を翻す夢想に酔った姫騎士に堕とす鉄鎚 女王の信念と矜持が示されるべき…宴である


「卑怯者のアンタが正直!?だったら私の努力は!この気持ちはなんなのよ!? もう黙れ!始めてはコケシで逝き狂いなさいよッ!このクソ漏らしオンナァ!」






彼の者、純粋な心と強靭な肉体を持つ 弱い心を奮起させ恩に報いる為 自らをも欺く姫騎士


「違う!オレはタツじゃない!違う!違う!タツじゃない!」


自分を救い、 守り続けてくれた者達が争い奪い合う それでも守る誓いを胸に立ち上がる


「花の冠と、皆を守る約束。 オレだって皆に優しくされた恩ぐらいは感じるよ…だから何とかしてみせる…」


今、まさに愛する者の牙が喉笛を、剣が歩みを、鉄槌が魂を壊す それでも姫騎士の名において倒れる事を許さず


「後付設定かよ馬鹿!それでNTRっておかしいだろ、 常識的に考えて。良いからヒロだけでも寄越せ!何でオレに八つ当たりすんだよ」


心壊れた仲間達を守る為、姫騎士の覚悟が問われる そして愛する者の牙に自らの魂を捧げる…宴である。


「みんらやみぇろ!♥みんらあらまがおかしいろ!♥ビロっ!ふちゅうがいちびゃん!ふちゅうが!♥わらひはラツらないひ、クショももらしゃない!♥ラツはつよひ!あ、しみゃった!しょーらいがぁ♥」






彼の者、肉体や心は脆弱で、性質は卑屈で矮小 存在を許された場所の為に身を汚す暗殺者


「好きだ。ずっと好きだった。 今も好きなんだ!付き合ってくれ!」


始まりは…全てを知りながら、何も語らず過ちを 終わりは…真実を知る事なく 狂う為に敢えて謂われ無き罪と罰を背負い続ける


「俺のせいで全てが狂った。 俺のせいで…俺達4人の間でNTRなんてもんが…クソ…だったら…俺は!」

 

今、まさに表舞台に出る事の無い、影の者が 狂った者達の荒振る風の目となりて 仲間、大人、社会の全てに牙を立てる


「俺は…俺が…堕ろさせたんだ!セフレにしたから気が狂ったんだろ!?わりぃかよ!誰か1人でも気付いていたか!?こんな状況によ!俺ぁ屑だからよ!お望み通りヤクザにでもなってやるよ!」


暗殺者は、今この時!NTR耐久により鍛えられた…幼馴染達の想いを乗せた、心の翼で遥が高くまで飛び立ち…日輪に身を焦がし焼け死ぬ為の…宴である


「俺が悪かった…やっと気付いたんだ…ずっと…死ぬまで一緒にいたい…お願い…します!」





これは 「NTR」 というバカみたいな単語が生み出した捻じれと、歪み


 狂った4人の幼馴染達がNTRに青春を捧げた物語である






※本編はお昼過ぎに投稿します〜申し訳ありませんでした(とりあえず謝罪)一応3部構成2部開始ですが半分ぐらいは話が進んでます。

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