NTR耐久狂の宴〜子供の時から両想いの幼馴染がNTRれた時に俺は目覚めたが、もう一人の元ヤン幼馴染が必死に止めてくる…が、もう遅い(笑)【本編完結?済み】
ネコ・レポート“地獄からの叫び”『別れた彼女の前でこんな無様な姿を晒す男が一番怖いと思いました マル』
ネコ・レポート“地獄からの叫び”『別れた彼女の前でこんな無様な姿を晒す男が一番怖いと思いました マル』
『アイガアアアアァァァァァァッッッッ!!!!』
まずとにかく声がデカい…ヒロさんがおかしくなってからの印象はそこだった。
自分の彼女の名前を大声で叫ぶ、顔にウンコを付け、何か色んな所から血を吹き出し、目が全部赤黒い化け物。
先程までちょっとキュンとした自分を恥じた…私には人を見る目がないかも知れない…
その化け物はまず、奇声を上げながら幼馴染全員を殴る蹴るなどを始めた…
お前等調子に乗るな、俺を舐めるな、馬鹿にしやがってみたいな場末の居酒屋みたいな事を叫び、暴れる化け物。
勿論、私は不知火で多少バイオレンスには慣れたつもりだった。
ただ…何というか…その殴る蹴るに気持ちが入り過ぎているというか…何ていうか…怒り度数が人間離れしていて怖い。
こんな人と結婚したら、それこそNTR女がほいほい付いて行く悪い間男のような…『騙された!?』と思わせる様なマッドな男、それを越える。
なんというか、五感全てにおいて人を不安にさせる、そんな…『ネコオオオオオオォォォオッッッ!!!』
ヒィ!?私、本件とは関係無いですよね!?
ヒロさんがズカズカと私の方にやって来る!
実はこの時、逃げ出そうとしたが足が震えて動かなかった…とにかく怖い!
目の前に立ち、バイザーに鼻先をくっつけて赤黒い眼のような何かが、私の眼球の奥の脳を覗き込む様に動いている…バイザーからアラートが出続けている…一刻も早く離れろ…と…う、動けないのに…
『なんでぇ…ぼやぁ…ぼやかした…報告…ぼやかしただろ…ネコォ…アイカのぉ…』
ネコォって言った時に口から血の泡かボコォってなった…
「な、なな?何がでしゅ…」
『ネコオオオオオオオオオオオッッッ!!!お前もかあゝああァァァァッッッ!?』
ビチャッ!ピチャっ!ビッ!ビタッ!
ヒロゾンビの顔から出る血や唾液、タツの糞尿が私のアラートが出続けるバイザーに叩きつけられた。
シュルシュルルージョワ〜
「は、はい!いいえ!違います!わ、わわた、わた、私はかかかかんけいありましぇ!?」
正直に言う、私は漏らした。
千代さんが万が一の時にね?とやたら気を使った感じで漏らした時ようにと消臭ネコシートと同じ効果のあるネコクロッチがどうしたとか言っていたがまさか役に立つとは…まぁ漏れたみたいだけど…それにバイザーがあって良かった、無かったら汚物がヤバかっ…
『お前ぇぉっ!?眼の前でピコピコしやがらからからぁ!?タツと同じクソコントローラかっ!?クソゲーのゲーセンカッ!?このクソ画面がぁっ!』
ヒィッ!?バイザーを取られ剥き身にされた!?
か、顔に血がっ!糞がっ!助けっ!
それにクソコントローラー?アウッ!?
急に胸に電撃のような感覚が流れビクッとなり、見ると…まるで私の胸の先端に触れるか触れないかの距離で、左手は2本指で優しくレバーを包むスタイルで超必殺技コマンド、右手は親指と人差しの先端を利用した名人スタイルがスタンバイされていた。
それはまるで両乳首に銃口を向けらているような圧迫感…
ビチっ!ビチビチっ!!
またモレタ…もう嫌、私は、泣きながら懇願した。
「し、ししし知ってるお姉さんだから…よく言わないと悪いと思って…です…ごみぇんなしゃいで『よおぉぉぉくショウジイイニッタアアアアアッッッッネロオオオオオオツツ!!!!』
ガクッ…シュルルー!ビチビチッ!
ヒロモンスターは踵を返し去っていった…何か褒められたみたいだけど安心感で腰を抜かし、また漏らした。
急いでバイザーを付け直す、怖いから、顔も心も不安だから。
ちなみにこれは録画してある…これが私の精一杯の抵抗…ヒロモンスター自身が言ったんだ、何かあったら録画しとけって…
これは絶対に何か役に立つ日が来る筈だ…
『アイガァァァァァァダアッ!!テメェエァァ!』
『ギイイイイィィィエエエェエェっ!…』
モンスターはアイカさんの方に近寄り奇声を発しながら髪を掴みテーブルに打ち付けている…一応好きだったと言っていた彼女を…DVどころじゃない勢いで…
しかしアイカさんが何か泣きながら…ウットリしながら喋りかけ続けている…顔が腫れているのか何言ってるのかさっぱり分からんけど…とにかく、この人達は駄目だ…
おや?モンスターの様子が?…
え!?アイスピック持っているんだけど…ヤバくない?誰か止めないの?と、言っても私は腰を抜かしてるし万全でも近寄りたくない…全員ビックリしているんじゃないよ!
うわわ!眼球の寸前の所で止めた…完全に人殺しじゃん!コワっ!?
それでもアイカさんが喋りかけ続ける…アイスピックを持つ拳に優しく手をかける…まるで『刺して』と言わんばかりに…
ヤバない?これマジでヤバないですか?私、殺人事件の現場にいたくないんですが…
うわうわうわ、振り上げてるよ!刺しちゃちよよほ!?誰かとめとめとめとめ…ヒィっ!!
私はキュッと目をつぶり、3度目のショワッをした。
目を開くと、何故かヒロモンスターの腕にアイスピックが突き刺さっていた…ふぉ!?何故に!?
『さわんなぁタツァっ!アイカァァァッッ!!!』
叫んだと思ったら、急にヒロモンスターが笑顔になった…だけど目が赤黒いし、口からゴボゴボ血とか出てくるけど…笑顔も怖い…
『ぞべ、ざびしょがらびえぼ…ボベビベ…なぁ…あじがどだ…イヂネン…ダノジカバボハ…』
何かスッキリした顔してベラベラ喋ってるけど口から血が出て何言ってるか分からないし…滅茶苦茶怖い…何で自分の腕を刺してるのか…刺さりっ放しのまま普通に話してるし…
『…じゃばな…アイガ…ばだな…』
話しながら目からダラダラ血が流れ始めた…アイスピックの刺さって無い右手でアイカさんを優しく押しのけた…解決?終わり?はふー…助かった!
そしてアイカさんが何か謝ってるっぽいけど、何言ってるのかさっぱり分からない。
『ごべんね…ビロビロ…ごべんざなび…ざよなら…ビボ…ばいばい…ビボ…』
と、とりあえずこれで終わりかな?いやいやいや、たまんねー巻き添えだな、これは…
とりあえず今抜け出そう、私は普通の女子高生、ちょっと不知火で変身ヒロイン気取ってるけど…こんなバイオレンスホラー路線じゃないから…
「ちょっと私、不知火で作戦があるから…」
聞こえるか聞こえないかの声で、ボソッと言ってモンスターの視界に入らないように逃げようとした時に見てしまった。
コケシバカがモンスターを凝視していた…ウチの兄でさえ気絶したフリしてんのにあのバカ…ヤバいって!狂った人いたらジッ見ちゃ駄目なんだって!
あの人馬鹿だからジッと見ちゃうタイプの人だ、事件起きた時に見ちゃう人、動物と一緒、止まっちゃう人だ。正解は後ろ向きで全力で逃げるなのに!
ヒロモンは上を向いて天に召されようとしてたのか知らんが、ふいにヒロモンが下を向いた時にコケシバカと目があってしまった、ほら見た事か!!
『タヅヴヴヴぅぅぅぅ…ぞの目だょ…いっだっでお前は…その目で俺を…オレオオレオおおおぉぉぉッッッ!!!イイゾォォォオッッ!そうだよなっぁああ!?タツならそうだよねぁ!?しょうぶだぁぁッッ!!』
うわぁ!また始まった!もう嫌だ。タツの馬鹿の瞳が揺れた…分かるわ…アレ、メッチャ後悔してる瞳の揺れ方…あの人ヒロさんに対してはマジでメンタル雑魚だからな…
『ひ、ヒロっ!オレを…お、おれをしんじりょ!』
いつものしか言えない怯え子鹿の馬鹿…もう言えて無いし、意味分かんないし、思考止まってんじゃん…あー死んだな…あの人…ロックオンされてんじゃん…
『ガガガッッギギキィ…愛ズル人に裏切られた、失った、夢も希望も無くなって、楽しかった思い出も、嬉しかったイベンドも、子供の時に誓った将来も、嬉しい言葉や!心に響く言葉をかけてくれて喜んだあの時を失った!
嘘ウソうそ虚偽偽嘘!隠し事、隠蔽!心!何も見えてなかった!何も見えなかった暗黒だはっ!
祝福され!浮かれ!明日が楽しみで眠れなかったあの夜も!海で遊んだ夏!一緒に学校で食べた昼飯!楽しく話しながら登校した学校!やっと!やっとやっとやっとぉっ!一緒になたぁあにびをっ!アイカを愛したあの毎日を、全てが虚夢ダッだぁ…
ねどられでっ!悲しくて!哀しくて!死にたくてっ!ぞれでもしんじて!愛して!俺のいぎできだ16年は!心が!ごごろがぁっ!刺されて!潰され!捩じ切られ!ひどは笑うだろうよぉっ!?たががねどりのどられ!女ひとりでと?笑うだろうよぉっ!?惨めだろうよぉ!だけどなァ…辛い日も悔しい日も楽しい日もなにもない日も!晴れの日も雨の日も風の日も!全部アイカだっだあの日々を!未来永劫続くと信じだ!しあわぜだったんだ!しんじでなにがわりぃんだよ!絶望ひて何がわりいんだぁっ!わがるがダヅゥッッ!?いつが時間がなんどかずるがもじんねぇ!だけどなァッッ!死んだのは今なんだよぉっ!俺のごごろがぁっ!じんだのはイッマッッ!あああああああああああああええあえああアッッッッ!!!!!!!!』
『ひ、ひろ!?オリェっ!ヲ!しんじょ!』
タツ!?もうそれしか言えないのかよ!?
ヤバいヤバいヤバいって!もう完全にラスボスが生まれる瞬間じゃん!
アイカさんもゴメンナサイとか繰り返してないで止めろよおおおお!?
ウンコケシは最近嫌いだけど今回ばかりは同情する。
だってウンコケシ、さっきから後退りしては前に引っ張られて、その度漏らしてんだもん。なりふり構わず逃げないとヤバいって!?
『イグッエっ!!イグエエエエェエェッッッッ!!!ゴイヨッッ!1秒で!イグッッッッエエエエ!!!』
ヒロモンスターはとうとう『イグエ』とか叫び始めた…何言ってんの、この人は…どうにかしてしまった。私は無理矢理にでも脱出の準備を開始した…
急にバイザーのリンク情報が騒がしくなる。
【虹翼天刃ガ消失、至急サガサレタシ、現在、即殺神武ガ敬天部隊ヲ対応中!繰返す…虹翼天刃ガ消失…】
ん?何が…と思ったらヒロモンスターの横の空気が揺らいだ…
『ハァハァ、根多君どうしたの?私ちょっと忙しくて遅れ…ヒイィィィぃィィっっ!?
突然、ヒロモンスターの横の空間に、虹色の変身ヒーロースーツを着た変な女がマントを翻しながら現れた…アマテラスこと吉川幾重…さん!?夏休み前にタツと戦った不知火の2大戦力の1人が何故ここに!?アイカさんのいる組織を潰す作戦に参加してるんじゃ…
『しゅ!しゅいましぇん!
突然、アマテラスの胸(D〜Eカップ)を右手で鷲掴み左手でアマテラスのマスクを外し口に親指を突っ込む…ヒロさん何やってんすか…
『イグッッエエエエェエェッッ!?呼んだら2秒でグルって言ったのはオマエダァっ!!ずべでに裏切られた俺とのヤグゾクをイグエェアは!それを十秒でがァァぁっ!!このウラギリモノがあぁぁ!』
『ヒェッッ!?おゆるしを!君主様おゆひゅひゅよほぉ!♥どのようなばつでもウゲまずぅ!』
全く関係性が分からないが…謎の上下関係が成立している。何か夏休み中に夜中に何度も来るとか言ってたけど…興味無かったから無視してた…
『ネコォおおおおおおおおおおおッッッッ!!』
うわぁ!?こっち向いた!ヤダヤダヤダ!助けて!もう無理ですよ!私は無理ですよ!?
『俺の部屋から“虫”って書いてある箱もってきてぐでぇ…』
『はい!喜んで!』
私は部屋から脱出!2階のヒロさんの部屋移動した…確かに虫って書いてあるダンボール箱がある…何これ…怖い…このまま逃げた方が良いかも知れな『イグエエエエェエェッッ!!虫触れるやつ5秒で呼べやァあァァァ!!!』
『わかかかかかりましたた!♥』
無理だな、逃げたら余計、私のロックオンされる確率上がる…何かカサカサ聞こえる箱を持っていこう…うぇえ、気持悪いよぅ…
リビングに戻ると、マントを脱がされ後ろに手を当て応援団みたいなポーズで立ってるアマテラス、股間に入ってるのは…ナマコ!?
ガクガグ震えながら『ネタキュキュキュキュ』とか言ってる…
その横に全身タイツな感じの戦闘スーツに魔女っ娘感のある服を着た中学生?
あ、根切だ、真言の根切…私のウンコ食わされた女の子…
『まじょじょっごごぉぉ!その箱の虫でイケるがぁッッ!?拷問いけるがぁぁっ!?』
『は、はい、ちょっと良いですか?』
『あ、どうぞ…』
根切が箱を開けるとあらゆる種類の虫とカエル?が虫かごに入ってる…吐きそう…
そして根切こと魔女っ娘は満面の笑みで言った。
『首領、最高ですね!私、首領に一生ついていくっすよ、お任せあれ(ニチャァ)』
ウンコケシことタツは…もう見てられなかった…多分、昔を思い出してる…息してるかな?
私も兄から聞いた事がある…小学校時代、身体能力がイカれてるウンコケシが有名にならなかった理由…それはヒロモンによるウンコケシの公開拷問だったらしい。
【敵の多いお前は…強い漢にならないと駄目だ!】
それを合言葉に徹底的に怖い物を克服させようとした伝説だ…しかも結局治らなかった…ただ、ヒロモンの名は広まった…アイツは限度を越えている、アイツはヤバいと。
『ちょっとこれは…』とだけ言った兄に…あらゆる体液をたれ流し、机に貼り付けにされ虫まみれになったウンコケシの前で言ったらしい…
【俺はタツを信じている…もしタツが俺を憎いなら…タツは俺を殺せる力がある…だからタツに殺されるなら本望だ…】
そしてヒロモンスターはとうとう言った…地獄が始まろうとしている…
ヒロモンスターは何故かズボンを脱いだ…
『よじ…まじょご…ガイジしろ、何がおぎても手を止めるな…』『ハイっ!』
『みんなぁっ!きけやぁぁっ!おれぇあクズだからよ!おのぞみどおりヤクザにでもなんでもなってやらああああ!けどよっ!俺はこんなだけどよ!さっきまでアイカを愛して!今度はすぐダヅを愛している事に何も恥じる事なんか何もねぇんだ!ヤッてやるっ!ダヅゥ!いまがらヤッてやるぞぉあっ!』
『タツアアアアアッッ!!いまがら…俺の心とお前の心の勝負をするっ!今からお前とセ○クスするっ!そしてお前の勇気!心を!寝取られ無いという信念を!おまえはいづもじんじろいうけどなぁっ!?みぜてくれょっ!?ぼんものをヨォ!?』
『フッㇵッフッ…お…オレ…し、しんじ…』
ウンコケシ…もう息が出来てなくないか…
ダンッッ
と、包丁がテーブルに刺さった、アマテラスの前に。そしてヒロモンはカエルを掴んでウンコケシの口に突っ込んだ…
『ヨッじゃあアァァァァァっっ!!イグエェエッッ!ダヅゥが気絶するか絶頂しだらぁっ!ガマ吉を噛み殺したらぁ!オレのクビをコレでハネろやぁっ!ヤルゾぉあらっ!いれっぞらぁ!ダヅゥっ!』
『『『『『『エっ?』』』』』』
カエルを口に突っ込まれ挿れられる寸前のタツ、包丁を目の前にテーブルに突き刺されたアマテラス、ブーツにせっせと虫を入れてる根切、窓から逃げようとしていた私、周り全員が同じ事を言った…
※今回のネコレポートは全2回なので次回で終わります。安心して下さい!
フォロワーが400人手前でいったりきたりのこの物語、そんな皆の心に刺され!
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