俺の彼女がトイレから出て来た〜いつまでも永遠幼馴染

 アイカがやって来た…満身創痍なのか…フラつきながら棺さんと支え合って俺の前に来た。

 棺さんは孫一さんと話している。なんか「佐伯の身柄…マフィアが要求…多分死ぬ…」とか言っている…その人をよく知らんがこの棺さんって怖いな… 

 さて、アイカに伝えないと…


「うん…あんな事言って…アイカを支えるって言って…その直後に反故するのは流石に…と言っても気付いたら無理矢理来ただけなんだけどね…」


「フフ、ヒロらしい…タツにはあんな感じでついつい言ったけど…気にしないでね…私はこれから棺さんと一緒に海外に行くの…不知火が動いたら日本の法律の外になる確率が高いから…罪が償えないと思う…だから自分なりにケジメつけたいの…お父さん達に話しつけてからだけどね…いつ、帰れるか…生きて帰れる保証も無いけど…いつか絶対帰ってくるから…それまでにタツと幸せにね…」


「そーか…一緒に高校は卒業出来ない…とかそういうレベルの話じゃないなぁ…色々しょうがないよな…幼馴染と言っても親兄弟じゃないから、まぁおじさん達にはちゃんと言えよ…でもさ、俺はココ、地元にいるから、ずっと!だからさ、いつでも帰ってこいよな!何やるか分からんけど応援してるぞ!」


 ブチギレ顔しかしてなかった棺さんが笑いながら答える。


「お前が幼馴染か?お前は凄い奴だがコイツは出来る奴だよ、大丈夫だ。心配するな。とりあえず私の管理する棺の庭という処で働いてもらおうと思っている。紛争地域で親を、失くした子を育てる部署なんだよ…そいつらの一部が今の棺の国を支えているんだ…まぁ育っても行っちゃうのは外国人部隊のあるフランスが主なんだけどな、アイカはそこで働いてもらう。棺の庭というのは部下が私に言う時だけで、表向きは不知火なんだが…どこをどうなったのか、向こう、フランスの奴らは不知火を『ラシィン』と言うんだ…庭で育った子供達が不知火という大樹を支えているんだよ、意味分かるか?」


 首を横にふるとアイカが言った。


「フランス語で『根っこ』って意味なんだって、ヒロの名字と一緒なんだ…だから…今まで沢山の同年代をおかしな道にいれてしまったから…今度は子供に…沢山、多くの根っこを作って根多博之に見せつけられたらなって!数年はかかると思う…でも…が、がんばるからね…もし…生ぎで…だぐざんのごどもをじあわぜにじたら…ぞじだら…会いに…きてもいいがなぁ…?」


「あぁ、数年かぁ…そんときは子供もいるかも知れないな…自慢させてくれよ…お父さんの幼馴染は海外で活躍してるんだぜってな」


 アイカが泣いている…でも俺は泣かない…笑って送り出してあげたいから…


「うん、うん!ぞうだね!やぐぞく!あの…ハートのペンダント…私のはね…秘密があるの…あれ、タツにあげて…おいわい…だよ…ごどもは…ぜったい!ダヅどのごどもだよ!やぐぞぐだよ!イ…ヒッグ…ニ…ニヒヒ!」


 アイカが泣きながら…笑いながら…右手を出してくる…握手…か…俺達幼馴染の握手…それは約束…勇者ごっこしてた時に決めた約束…それは絶対叶える約束…


「あぁ約束だ、ぜったいの…やぐぞくだぁ…」


「バイバイ!ヒロ…また会おうね!」


「じゃあな!アイカ!また!」


 握手しながら泣いてしまった…

 あぁ泣いちゃ駄目なのにな…タツが…言ってたな…なんか知らんが本当は…俺とアイカがやり直す物語だって…どんな物語だったんだろうな…

 でも…偶然…運命…なんか良く分からないけど…寝取られて…事実が分かってからもずっと嫌いになれなかったのは…そういう事だからなのかな…俺だけの物語で言えば…好きが無くなるまで…本当に大変だった…そして本当のお別れなんだ…



 さようなら…16年の想いと愛情…

 今度こそ、さようなら…恋人…俺の初恋…

 さようなら…アイカ…これで本当のお別れ…

 次会う時は…本当にただの幼馴染のアイカだ…


 棺さんと一緒にヨタヨタと出口に向かう姿を見送る…アイカは、振り返らなかった…振り返らない…最後の最後は俺の中でのアイカらしいお別れだった…



 そして、後ろを振り返るとタツがいた…聞いてたのかな?もう普通の身体に戻っているけど大丈夫か?


「なんだろうなぁ…結局、海外送りざまぁか…これはこれでザマァなのかなぁ?まぁどうせすぐ戻って来るだろ、アイカって生き汚いし…」


 と、見当違いの話をしていたが、ちょっとシュンとしているのがタツらしい。


「おう、お前らしんみりしてどうした?あの子だっけ?性依存の子だろ?海外の軍隊関係者で働くなんてヒロもタツも外人部隊とファックミーな慰めどころと思うだろ?この何とかの庭みてーな所は小学校低学年ぐらいまでしかいないからよ、よほどのショタじゃねーとやれねぇよ…だからエロ女には良いケジメかもな。まぁエロい事するどころじゃないと思うけど…ほぼ戦場だし」


 クソの永井さんは黙れよ、エロゲーが悪いんじゃない、クソゲーを持ってくるからクソゲー紙芝居って言われる事は分かってないんだよ…


 しかしケジメかぁ…そこまでする必要あるのかなぁ…もうよくわからないよ…


 本当に…次会う時、俺は何をやっているのかなぁ…




 そして、タツは瓦礫から椅子を探しては置いている…


「ほら、私からヒロに捧げる椅子だよ。」


「はぁ?何で俺の椅子を!?」


 お前の面接に俺は関係ないだろ?俺はもう帰るのに。

 そしてその椅子…イクエちゃんと千代さんと金髪縦ロール娘の3人を重ねてある所をタツは椅子と仰っている。

 その重なっている真ん中辺りの千代さんが喋り始めた…


「誰か…止めてくれ…伝承では…天女以外の5人が揃うと異世界に旅立ってしまうと聞いた…このままではマゴ君が…グエッ!?プスー」


 タツがグッと椅子を踏んだ…コレ、お前なりのざまぁなのか?


「コイツら、天女だが天麩羅だかなんだか知らんが、えらい頑丈だから椅子に丁度いいと思う。ヒロは保護者席だから、良い椅子で。柔らかさもある。私はパイプ椅子使うからさ。」


 いや、お前がこの椅子…というか人の塊に座れよ…と思ったらタツに「まぁまぁ」と押され座らされた。

 俺のケツの下から再度『グエッ』という千代さんの声が聞こえた…千代さんまだ意識あるよ!?


 そして前を向くとその千代さんの旦那さん、孫一さんがパイプ椅子に座っている。


 まっすぐ、真顔で。


 社長パイプ椅子に座らせて保護者が人間ソファーは駄目だろ?

 そういう意味じゃない!駄目だ!違うんですよ!奥さんにそんなつもりは!


「すいません!タツが…すぐどきますっ!」


「いや、どかなくて良い。ヒロ君、座っていて!千代がいるとこじれるからそのままで…ここから先はファンタジーは要らない、大人の世界だ」


 と、手で制されてしまった。と、いうか…下から『マ…ゴ…く…』と聞こえたか聞こえない…

 コレ一応、就職の面接なんだろ?一般的に関係無い第三者(俺)がいるっておかしくない?


 しかし前を見るとパイプ椅子に上半身裸で入れ墨だらけの孫一さん、少し小さくなったもののヤンキー漫画の戦車タイプみたいにパースの狂った永井さん、マシロ君にお姫様抱っこされた獅子川さん…の4人がいた。

 お姫様抱っこ?何故に?しかも目がイッてしまっている獅子川さんをマシロ君が「大丈夫、大丈夫…」と言いながら頭を撫でている…

 隣にはタツ、真剣な顔をしているが白い全身タイツに白いコートとブーツの昼のサ●ゼリア同じ格好だが、違うのが破けまくりの返り血塗れという事だ。

 客観的に見たらホラー映画の頭のおかしい怖い家族の食卓シーンみたい。


 急に孫一さんが喋り始めた…


「これより最終面接を始める!藤原龍虎さん!どうぞ!」


 タツが何故か座っていたパイプ椅子から立ち上がりドアをノックした…フリをした。

 そして「失礼します」と言って中に入る…フリをしてお辞儀をした。そして喋りだすタツ。

 コレが?まさか面接?


「エントリーナンバー1番!藤原龍虎です!入ります!本日はよろしくお願いします!」


「どうぞ、座って…まず自己紹介…私は白座孫一と申します。不知火という組織のナンバーワン、そして隣の永井。」


「おいどんは永井健太です。俳優業の傍ら、色んな事をやってます。好きなゲームは恋愛ゲーム、もちろんリアルではない方、わかるかな?(チラ)」


 ほら、この人おかしいよ。リアルではない方の時は【もちろん】とは言わないし、最初の【おいどん】の時に面白いと思っていたんだろう、一瞬言った後自分で笑ってた。

 誰も笑わないから最後のセリフで疑問形を使いながら俺の方をジッと見てきた。

 いや、面白くないから。そういうのしても乗らないから、俺は。

 孫一さんが最後に紹介する…一番やばいのを…


「そして最後は…」


「ボクねぇ♥ましろいないとぉ…♥死んじゃうの♥ねぇいっしょわたしゅのマンションにしゅもう?♥まいにぃくるまでおきゅってあげりゅ♥毎日あさは、めざましぃで、はだかおどりすりゅよ?♥ずっとはだかでいりゅぅ♥」


「彼女は獅子川美音、元は大型イベント会場を単独で埋めたアイドルにして通信業、芸能関係からアパレルまで幅広く成功させた起業家、世界で活躍する女性にも選ばれた出来る女であり獅子川グループのオーナーだ。尚、その後ろにいるのは私の息子のマシロだ。」


 そんだけの出来る常識人が不知火の幹部になるとキャパオーバーで壊れるのか…不知火って頭おかしいなぁ、やっぱり。


「では、貴女の自己紹介お願いします。御社を選んだ理由と貴女に何が出来るのか…教えて下さい」


「はい!私は藤原龍虎です!不知火は今もお世話になっておりますが多大な恩があります。またNTR経験者に寛大と知りました。隣りにいる彼氏はNTRでゲットしました!彼氏の下にいるのは下から私の彼ピッピをNTRしようした馬鹿、私にパワハラする馬鹿、関西弁で喋る縦ロール馬鹿の3人です。喧嘩自慢のようでしたが全員倒しました。私は周りからは道場一の武術の使い手にして、街一番のラブコメ、恋愛の達人と人は噂しているそうです。この3人にはウ○コの臭さ以外、全てにおいて勝利しました。ウンコの臭さはネコがナンバーワン。ちなみに恋愛ゲームもクソスペックスマホしか保護者に持たされてないので、そこのクソ永井さんを騙しガンガンやりました。セールが多いので。好きなのはつよキスとか、だけどユウキ何とかは好きじゃないというか…アニメは通信量と通信速度の問題で見れません」


 ふーん、聞いたことないけど…周りの人って便利な言葉だね。通信量って3ギガありゃ充分だろ…3〜4日で使い果たして低速にしているお前が悪いんだろ?何をしてるんだよ…あと、保護者じゃねーし…さらっと社長の奥様と眼の前にいる面接官の永井さんも馬鹿にしたし…


「そうか…特に後半はすんばらしい…大体聞いてるかも知れないが…まず龍虎さんの誤解を一つ解いておきたい」


「何でしょうか?」


「不知火を会社だと思っているようだが…不知火はNPO法人、つまり非営利団体だ。というか団体ですら無い。ボランティアみたいなもんだ…だから各種保険も入れないし保証も将来も無い。今、君に渡している金は定満家という千代の実家、メッチャ金持ちの家から出ている。龍虎さんの実家…というか…阿修羅と藤原が我々の傘下の入る条件に、莫大な金銭の保証を要求した際、それを金持ちとのコネクションだらけの金満の定満が金で黙らせただけだ。つまりその関係で龍虎ちゃんにも金が行ってるだけだ。不知火の給料じゃない」

 

「え?そ、そんなぁ…お館社長…約束と違うじゃないですか…」


 うーん、多分どう考えてもそんな約束してなさそうだし、タツがちゃんと話を聞いてなかったんだろうな…


「このまま不知火にいても謝礼と歩合で雀の涙程しか払えないんだ…そこでだ…この獅子川オーナーの元、新たなベンチャー企業を始めたいと思っていた(獅子川の金で)。それが未来志向のスタイル、多角的にエロゲーをフューチャーする『白抜しらぬき』だ…エビデンスをクリエイトするんだ…ホントは今の不知火なんて、大きくする気なかったし早く潰れれば良いと思っていた。シラヌキの為の足掛かりに過ぎない。だから…今こそ龍虎さんには不知火ではない、シラヌキの正社員として入って頂くのはどうだろうか?なぁに、君の望む要求をしていい。なぁ獅子川、どう思う?どんな無茶にも応えられるよな?(ボソ)マシロの…」


「まひぃろ?♥わらし、どんな無茶でも応えるよぉ♥なんでもしゅるぅ♥にぇえ?だきゃらすてにぇで♥チュパチュパ…♥」


 必死に懇願しながら赤ちゃんのようになっている獅子川さんがマシロ君の指をチュパってた。マシロ君がずっとジト目で孫一さんを見ている…そうだよな、質問の仕方に悪意を感じるし日本語がおかしい。

 後、何?多角的にエロゲーをフューチャーするって…


「オーナー様は、こう言っている…どんな無茶でも応えると。つまり君には新事業での活躍に期待しているってことだ」


 今のは…流石に外野の俺でも気付く…パワープレイで、押し通すつもりだ。後、スマホで録音している。ヤ○ザと同じやり方だ。この人はただ、生活水準を下げずに人の金でエロゲーを作りたいだけだ…

 俺がタツとアマテラスのせいで酷い目にあってる時に「そうか、これで良いのかぁこうやって押し通すのかぁ」とか、言ってたんだよ…そして馬鹿の永井さんも喋る。


「更に!事業が失敗しようが破滅しようが全部!獅子川がケツを持つと言っている…後潤沢な資金も全部保証するらしい。再就職もSISIグループで面倒みてくれる!つまり完全保証だ!やりたい放題だ!無論、俺は俳優の仕事を片手間にするし孫一も片手間に動画サイトの管理者をやり給料二重取り!つまり副業だな。だからタツも好きな事して良いし上手く行かなくても仕事を保証する。つまり完全保証って訳だ。なぁ獅子川?保証するのか?」


 流石馬鹿…孫市さんと違って極端な要求だ…ヤクザとかではない、蛮族だ…

 そして孫一さんが悪い事を言った…


「(ボソ)マシロの人生、保証しちゃう?」


「しゅるぅ!ほしょうしゅるぅっ!♥まひろぉのしぇいかつ!♥わらひのじぇんじゃいしゃんぜんぶあげりゅ!♥いっぱいはたらく♥おかにぇなくなったら、ふうぞく、だってはたら…

「もういいよ美音さん!もういい!俺一生傍にいるから!いざとなったら定満に頼るから!このクズ共は駄目だ!帰ろう!ヒロ君!タツさん!また今度!」


 そして獅子川さんをお姫様抱っこしたまま「アンタ達おっさんも母さんも、本当の馬鹿だっ!」っと言ってマシロ君は去っていった。


「フフ、息子も大人になったゼ。悪役も辛いゼ…なぁ永井」

「あぁ孫一、あぁやって大事な事を知ってイくんだゼ…」


 父親としても大人としても風上に置けない人達が何か抜かしたが…まぁ何だかんだ親子仲は仲良いんだろうな…


「それと根多博之君…ヒロ君か…君は将来どうするんだい?龍虎さんの保護者なんだろう?」


 タツが慣れない面接のせいか、もじもじしながら俺に熱視線を送る…


「一応、龍虎さんと一緒になるつもりで…将来は公務員、役所で生活相談や青少年教育関係の部署や子供に関わって行きたいと思っています。この機会にわがままを言えば…誰か、この地元の役所でボランティアでもあれば紹介して頂けると…」


「ほう、ヒロはロリコンか?孫一もそんなん好きだったな確か」


「違います」「俺はロリコンじゃねーよ」


 馬鹿の永井さんは喋らないで欲しい。

 そして一緒になると言った時、タツが顔を真っ赤にしてニコっと笑う…可愛いモードになった。

 ずっとこんなんだったら良いのになぁ…


「ヒロ君…俺は不知火のトップになった時に思った。権力は毒だ…正直…冗談で定満、西園寺、来栖川って家のトップを抑えたら何でも出来るようになってしまった。周りからはそれでエロゲー会社作ればって言うけどな、正直怖くて関わりたくない。だからこの力は君の様に若者の為に力を使いたい。つまり…公務員になることも俺がいえば…」


「いえ、そこまで別にしなくても…」


「そして、俺が言えば公務員になれなくなる可能性も…」


「え?」

 今、さらっと脅してこなかったか?


「まぁまぁ、とりあえず不知火や俺と繋がっていよう。ヒロ君よ…タツちゃんは君の管理下にあると言っても過言ではなく!タツちゃんの永遠のパートナーであると俺が断言しよう!(ボソ)だからタツちゃんとアマテラスなんとかして、俺の手に負えない…」


 俺は思った…今、大人の悪い陰謀に巻き込まれていると。今のうちに何とかしないと…思ってたら黙っていたタツが大声で話し始めた…


「シラタキで頑張ります!ヒロが好きな事出来るように!彼氏の夢を支える女になりたいですっ!私は…貧乏でバカで人見知りで…身体が頑丈ぐらいしか…取り柄がありません!知り合い以外がいると話しもろくに出来ませんが…でも頑張ります!ヒロの為なら嫌な事でも…出来ない事も頑張ります!だから高校卒業したら働かせて下さい!お願いします!」

「ヒロ!オレに任せておけ!オレを…違う、私を信じろ!ヒロの未来を!楽しく夢を追う幸せな未来にして見せる!」


 手を握りながら微笑むタツ…こいつ、こんな自信満々な顔するやつだっけ?


 でも…まぁ良いか。タツもアイカも…もう俺が心配する必要無いんだ。

 そして…俺自身がタツ、アイカ、ネトを憧れで見る必要もないんだ。

 俺は正面からタツを見れば良いんだな、好きな人に好きを伝え続けるんだ。


 NTRしてもされても、人生が上手くいこうがいくまいが、勉強が、運動が、どんなに差がついても…


 幼馴染はいつでも大事な事を思い出させてくれる、だから未来へ進む。

 

 忘れてはいけない心を戻してくれる、だから恐れず進む。


 酷い幼馴染だとは何度も思ったけど…今となっては俺の幼馴染も案外悪くないのかもな。


 



※次回、ヒロ編エピローグです。伏線とか色々忘れてない?と思った方…これはヒロの物語なのでヒロが分からない事は分かりません(ぶん投げ)そしてその後はタツのお話です…

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