このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(553文字)
展開のさせ方というか物語中の時間の濃度と言うかあとは、読者を良い感じに裏切ると言うか全体的にとにかく高水準に感じました最後まで飽きることなくて、とても楽しく読みきりましたキャラクターの色がとても繊細で、細かく練り込まれてるように感じましたありがとうございました
命を消費するという某ロボットアニメと似た設定で、読まないという人もいるかも知れませんが、読みやすく序盤、中盤ときちん登場人物にスポットがあるので、是非最後まで読んで欲しいです。
地球の未来の為、命をかけて戦うといえばカッコいい話ではある。だけどそれは命を捨てて戦うと言う意味では断じて無い、はず。しかしこの世界ではその二つが=になってしまった。命や人間の尊厳がどんどん希薄になってしまう中で、必死に抗う主人公達の苦悩と葛藤の物語です。
戦うために、魔女の命を燃料とするロボット、デアクストス。この星を守る為に、戦う度に、削られていくのは人の命。悲しくも切ない、でも、そのなかで強く生きる人たちの物語に引き込まれます。
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