きゅんっっ 著:アオイソラ

 友人以上?恋人未満の❤️ギガダイナマイトアプローチ!2022文字です!


 今回は珍しくマイナスなことも言ってほしいとの要望が来ている。

 意外と、こういった要望を投げてくる方は少ないもので、嬉しいと共に若干、身構えてしまう。

 何か失礼なことを言ってしまわないか、という危惧があるのだ。

 まあ、だがそんなことを気にしていては話が進まない。

 ある程度の覚悟を持ってこちらに要望を投げているのだろうから、ここで遠慮すると逆に失礼。




 さて、遠慮はしないという前置きをしたところで本題に入ろう。

 まず良いところから。


 まずはテンポ感。

 二千文字という極端に少ない文字数の中、きちんと作品に動きを作り完結させる。

 これはなかなかできることではない。

 必要な描写のみを抽出し、極限まで要らない表現を捨てているということだ。

 もちろん、いつでもこうすればいいというわけではない。深く書いたほうが良い作品もある。

 しかし、こういった『入り』を担当する短編では、読みやすければ読みやすいほどその役割を果たしやすい。

 

 次に、心理描写。

 心の声を多く利用することで、読者が主人公に感情移入しやすくなる。

 主人公の性格も、親しみやすいものを採用しており読んでいて不快感がない。

 恋愛ものとしては悪くないものに仕上がっていると、私は感じた。



 と、ここまでが良いところ。

 ここからがご所望されている悪い点。

 

 非常に悪い言い方をすれば、『開いた瞬間ブラウザバックされても文句は言えない』。

 作品を読んできたという自負はあるようなので、おそらく読むことに特化してきた人間なのだろう。

 言いたいことは多すぎるため、下に箇条書きで書く。



1.文頭は一文字開ける。

 

 これは流石に守ってほしい。

 基本的に文章を書くルールは慣例。つまりは、みんながやってるからやるべきであって、『必ず守れ』と厳格化されているわけではないものばかり。

 始まりは新聞などの媒体で、『読者に読んでもらいやすいように』と先人がやってきたものであるため、電子媒体となった今、それを必ず守る必要があるわけではない。

 

 こういったルール論争というのはたびたび話題になっているため、ここで結論を出すことはしないが、一つだけ覚えてほしいことがある。


 『ルールを守ることで、不快に感じる人間はいないが、守らないことで不快になる人間はいる』ということを。


 文頭が開いていることで、ブラウザバックする人間はほとんどいないだろう。そんな奴は頭がおかしい。

 けれど、文頭が開いていないことで、ブラウザバックする人間はいる。

 

『文頭を開けるルールすら知らない初心者が書いている作品が面白いわけがない』と思う人を私はちょくちょく見たことがある。そこまでは思わなくても、色眼鏡がかけられることは少なくないだろう。


 しかし、逆にわざとルールを守っていない人間も見たことがある。

 

『最近はほとんどの人間がスマホを利用して作品を読む。よって、スマホ特化の作品を作るのなら文頭を開ける必要はない』と。


 私にとっては目からうろこの話だった。もしかしたら、アオイソラ様もそういった考えがあってのことかもしれない。

 それなら、これ以降の話は無視してもらって構わない。


 というわけで、他にもある程度有名なルールを下に記す。

 守るかどうかは貴方に任せるが、知っていて不利益になることはないだろう。


2.セリフ文「」の閉じる側である、」、の直前に句点は必要ない。


●「こんにちは」

×「こんにちは。」


3.三点リーダ『……』や横棒『――』などは偶数回続けて使用する。


●「どうも……」

×「どうも…」


4.クエスチョンマークなどの直後は空白を開ける。直後が記号の場合はその限りではない。


●「やっほー!」「やっほー! 俺だよ、俺」

×「やっほー!俺だよ、俺」

 


 他にもいろいろあるが有名なのは上の四つくらいだろうか。

 必ずしも守る必要があるわけではないが、特にこだわりがないのなら守っておいて損はないだろう。

 

 さて、こんなものだろうか。

 それでは。


 

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816927860779504998

作者URL:https://kakuyomu.jp/users/0aoisora0

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る