僕はそれで良いと思います 著:さくらみお
僕は僕らしく生きています。
ここから感想。
久しぶりの短編。
それどころか2000文字以下という短編の中でもさらに短い部類。
いや、この短さでどうやってまとめるのだろう、と最初は思った。
始まり方がまるで長編なのだ。
主人公はコミュニケーション能力に難を抱えている。
これを主軸に作品を構築していく現代ドラマ。となればどうしたって文章は長くなっていく。
けれど、この作品は短くまとめている。
本作の大事なものは最初にある通り『先生の一言』。
昨今、生徒の中でもいじめの標的になってしまうような比較的弱者には、教師も優しくない。というのが通説となってきているが、この作品は違う。
教師こそが救いとなっている。
実際、そこまで目新しい作品かと言われればそうでもないし、特に凄い技術が使われているか、と言われればそうでもない。
けれど、この作品には満足感がある。
これは題材の良さと、究極なまでの描写の削りにあるのだろう。
こんなものだろうか。
それでは。
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