男女比1:20の異世界。意外に馴染めてると思っていたら、この生徒会がヤバすぎる! 著:ナハルウジコ

 そこは頭のネジがぶっとんでいる女子の巣窟であった。



 ここから感想。


 レビューを頂いたときから、気になっていてpv数などをちょくちょくチェックしていたのだが、伸びがすごい。

 まだ公開から弐週間程度なのにもかかわらず、pvは七千越え。この調子なら、私がこの感想を後悔する頃にはおそらくもっと高い数値になっていることだろう。


 

 というわけで、私、壱足壱葉弐はこの伸びの理由を調べるためにアマゾンの奥地に向かうことにした。



 前座はここまでにして内容に関する感想を述べていこう。

 全体の印象としては、非常に読みやすい、である。日常系、とでも称せばいいのだろうか。

 異世界であるのにもかかわらず変わっているのは、男女比のみ。

 貞操逆転世界とでも称されるカテゴリーなのだろうか。

 とにかく、男女比が変わった以外はおそらく我々の住むこの世界と変わらない世界が舞台である。



 さて、ここまで聞いても面白そうな設定だな、くらいだろう。

 では、どこが読者を虜にしているのか。

 もちろん設定がそれに一役買っていることは疑いようもないがそれだけではない。

 

 じゃあ、なにか。

 私は主人公の性格に理由があると考えている。

 この貞操逆転世界に飛ばされた本作の主人公は、まったく自重する気がないのだ。自身の変態性を全く隠す気がないし、男女比が偏っているという状況をいかんなく利用する。


 この潔さが読者の心をつかんでいる。

 これが愛される主人公というやつなのだろう。たとえるなら「このすば」のカズマみたいなものだ。

 明らかに頭はおかしいのだけれど、それでも憎めない、みたいな。

 

 

 総じて、作品自体の完成度が高かった。

 web小説としてのカジュアルさ、というのを前面に押し出した作品だと思う。web小説を読みに来ている人間の大半がこういった「日常系」というのを求めているはずだ。


 異世界転生チートなんて言うストレスフリーな作品が覇権を取っていることからも、複雑で難しい作品が求められていない、ということは明白である。

 その需要にピッタリ答えたのがこの作品なのかな、というのが最終的な結論だ。


 

 さて、こんなものかな。

 それでは。


作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816700428525640040

作者URL:https://kakuyomu.jp/users/87268726


 

 

 

 

 

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